私の分身が現れた。

学力から暗い表情まですべてが一緒。
私の言うことを何でも聞く。
彼女に『私』を任せて私は不登校になった。

一年が経ったある日、気分転換に登校する。

「いつもと違う」

当然だ。
彼女の経験を私はしていない。

再び私は不登校になった。
彼女は笑顔を見せることが多くなった。


#140字小説
『『私』』