混ざって溶けて、元通り



麻紀さんが関わった人は、
麻紀さんが過ごしてきた人生なのに。



こんな、切ないことあって良い...............の?



私がそう思っていると。



「真希ちゃん、そろそろ。良い、かな?」



麻紀さんに名前を呼ばれた。



それに対して...........................



「まっ、待ってください‼︎2人とも、
存在し続けることは出来ないんですか?」



〝希望〟を込めながら質問した。



「んー、それは決まりだから、無理、かな」



つい先ほどしてた、
〝ごめんね〟って顔で言う麻紀さん。



「っ、ぅ、そんな...............っ、」



事実を知った私は、
悔しくて泣きそうになってしまった。