僕には、友人がいる。
今日もその友人と止まりかけている時を過ごしている。

ここは、君が住んでいるごく普通の町だ。
ただ、僕たちが住む世界と君が住む世界とは世界の見え方が、まるで違う。
ここは、血塗られた世界であり、闇の中だ。
君たちとはきっと縁がないだろう。

ここから話すことは、私の過去である。


如月待てって、ここから先は、安全ではないんだよ?

五十嵐、お前はほんとに憶病だ、私よりも実力がありながら、なぜ怯える?
表の世界から一本道をそれただけだろう。ピッシと歩かんか。

ボスが言ってたんだ、一本道がそれただけで、この世界は見え方が変わるってね。
僕もそう思うよ。
実際、僕の部下の構成員が昨日だけで、二人やられた。あぁ本当に物騒な世の中だ。

五十嵐、君も私も実力が認められ、部下を従えている。部下の前で、指導するのに、拳銃を容赦なく発砲する君が、私の前でこんな怯えているのを見られたら。
君の部下達はどう思うのやら。

僕がこんな姿を見せるのは、如月の前だけだ。信頼した友の前だけ。

そうか、それは嬉しいね。
着いたよ、今日の仕事場だ。

楽しみだね、如月、今日の遊び相手は少しばかり楽しませてくれるかな?

五十嵐、さっきまでの怯えは、どこへ行ったんだい?

如月、僕は今も怖いさ、でもね、おもちゃ達がすぐ壊れてしまわないかそっちの方がもっと怖いんだ。

そうかい、いくよ。


ギィー (ドアの開く音)
如月、誰もいないね。

妙だな、ここで場所はあっているのに。外で私たちをつけていた者が、全員のはずはないのだけど… 五十嵐、後だ!

「ごめんなさい。許して下さい。僕は、僕は、知らないし、何にもしてないから。」

そうなんだ、でも君は僕の部下が二人もやられてるのを見たかい?見殺しにしたのかい?それはね十分罪なんだよ。君の首についている、爆弾は時限式かな?大丈夫だよ、首が吹っ飛ぶ前に、一瞬で楽に死なせてあげるよ。 
ゴン 痛っ

五十嵐、君は子供に優しくできないのかい?この子は15も行ってないだろ、そんな子になんてことを言うんだ。

如月、僕だってまだ、17だ!僕だって子供だ!こんなかわいい子供を殴るなんて!

君何歳だい、今私がその首についているものを取るからね。ジッとしているんだよ。そして一緒に帰ろう。

如月!僕の話は無視かい?!

君は、私がこの子の爆弾を処理している間に、周りのネズミたちを排除しなさい。
あ奴らは、こんな子供になんて事させているのか。司令官らしきネズミは生け捕りに、私が、責任をもって情報をきちんと吐けた後、ご褒美を差し上げたいと思いますから。

結局無視かい?! わかったよ如月君終わらせてくるよ。    バン、バン、バン(銃声) 

あぁあ君が最後だね。
司令官で合ってるかな?
君たちは、怒らせては、いけない人を怒らせたよ、可哀そうに。お気の毒だね。
如月はね、子供が好きらしんだ。
この世界の幼い子を助け、虎児を助る、この世界に入るように、教育するのではなく、何ならこの世界から遠ざけている。
君たちのボスに伝えな、今後は幼い子供を使わない方がいいとね。
まぁもう手遅れだろうけど。生け捕りって言っても何もしなかったら僕が、面白くないから手足は撃たせてもらうよ。

「やめえてくれ、もう俺は子供には手を出さない!ボスにもそう伝える!お願いだ許してくれ!」

君もう手遅れだってわからない? バン
僕も君を逃がしてあげたいけど、僕も怒った如月君を相手にするのは嫌なんだよ。 バン
如月君の噂は聞いていただろ?子供好きだってね。 バン
それでも、子供を使ったんだ。しょうがないよ。 バン
言うことを聞かない罰だね、これくらい僕でもわかるよ。 カチャ

おっと、五十嵐、私は何て言ったかね? 生け捕りにと伝えたはずだよ。

如月!まだ撃ってはいないではないか、ほかのネズミは片付けたし、許してくれよぉ

そうだね、君が片付けている間にこの子も無事救えましたし、
あとは、最後に残った貴方に最高のご褒美を上げるだけですね?
帰ってからのお楽しみにしていてください。

五十嵐、後始末は呼んでおいた、もう時期来るだろう。私たちも帰ろう。
この子も疲れただろうし。

そうだね、如月。
今日も楽しくなかったよ。

五十嵐、私たちの敵でも、この者たちも命がある。私たちは命を奪っている。
それは決して楽しいものでは無いよ。楽しんではいけない。それだけは覚えておきな。

そうだね。如月。


こんにちは神谷さん、子供たちは? 
「おーこんにちは、如月君!上で元気にやんちゃしているよ、
 最近はつとむも元気にやっている。」

神谷さん、任せっきりで本当に申し訳ないです。
これ少しばかりですが。

「如月君、私も好きで、この子たちの面倒を見ているのだよ。
 毎月、高額なお金を振り込んで、毎週こんな食品まで、そんな気を使わなくても」

私が、連れて来た子供達です。
むしろあまり顔を出せづすみません。

「如月君、あまり無理だけはしないように」

はい、ありがとうございます。


タッタッタッ ガチャ
みんな元気にやってるかい?
つとむ、少しは元気になったかい? 首の傷は?

「もう大丈夫だよ! 
この首の傷も如月に助けられた証だ!
この傷に誓って、次は僕が、如月みたいに、小さい子供を助けるんだ!
爆弾を解除するんだよ! ひょひょいとね!」

そうだね、つとむ。
幼い子をたくさん守りなさい。きっとつとむなら出来る。
そのためには、私が出した宿題を引き出しに大量に隠してないで、やりなさい。

「げっ なんでばれた。」

つとむ、私を誰だと思ってるんだい?
君はなぜか五十嵐に似ているよ。
ほんと、困ったもんだ。

「僕は、あいつとは違う! 
 あんなひどい奴と同じにするな!」

じゃあ、しっかり宿題をやっておくように。
私は仕事に行ってくるよ。
またね、つとむ下のおじさんの言うことをしっかり聞くんだよ。
みんなもちゃんと言うことを聞くように。
「はーい!」


ボス、先日の件の報告です。
「おっ、如月君、そして五十嵐君か。先日はご苦労様だったね。
 で、わたしの予想はあったたかね?」
 
ボス、あんなに穴だらけの奴らなら、すぐに始末できたでしょ、僕たちが行かなくてもさ。

「五十嵐君、わたしは子供がいるという情報を手に入れたから、
君たち二人に行かせたんだよ。
ほかの構成員が行っていたら、あの子は死んでいたかもしれない。
それを君の横にいる、如月君は許すのかね?」

ボス、じゃあわざと僕たちにあそこに行かせたのかい?
僕の部下2人を犠牲にして。

「そうだよなんか悪いかい?」

如月は子供が好きだ。
もしあの場で子供が殺されていたら、
如月は一人で敵のアジトに行っていたかもしれないんだ。

「私にとって如月君の命の価値より五十嵐君、君の命の価値のが大きい。
 そして、如月君より、君の部下たちの命の価値は下だ。
 ただ、死ぬにしても役には立ってもらわないと。死ぬ意味がない。」

僕は!

五十嵐やめなさい。
私はそんなこともとから知っている。今頃の話だよ。

「五十嵐君、君は如月君のことになると、本当に熱くなるね。
他の幹部や君の部下たちには興味がないくせに。
それで、報告は、」

はい、今回の件、ボスの予想通りでした。
裏では立花組が関係しています。
今回始末した者たちは、立花組にお金で吊られたもの達です。
結果、立花組のアジトなど正確なものは把握できませんでした。

「そうかい。如月君、
立花組は噂によれば、多くの子供たちをお金で買い、使える子供は構成員に使えないものは、売買、または構成員の遊び道具になるらしい。
そんなの君は黙っていないだろ、この件君に任せるよ。」

わかりました。ボス。

ボス、僕も如月とともに今回の件を担当する。

「五十嵐君、君には他にやってもらいたいことがある。
 君にその話を今からする。如月君、席を外してもらえるかい?」

わかりました。失礼します。


「はい、これ読んで。五十嵐君、君にはね。
 コイツについて調べてほしいんだ。」

コイツは。

「君ならわかるだろ。
ここの組織にいた元構成員、柊だ。
この者が生きていることが分かった、行方をわたし達にここまでバレずにいた理由もね。
あの者は暗部の人間だったということがね。きっとここの機密情報を持ち出すことに成功したから、行方をくらましたと思っている。」

でも、なんで今頃わかったんです?組織にいた時に分かったはずでは?
しかも柊は、私のすぐ後に幹部についている。
部下も多くいたはず。それでもぼろを出さずに、三年以上の時間を過ごせたと。
ボスが天才と呼ぶ僕でも無理だね。
この件きっと仲間がいる。しかもまだここに居るはずだよ。

「そう、その通り、わたしもそうだと睨んでいる。
だから、わたしが今一番信頼している部下にこの件を託そうとしている。
しかも君仕事はやいしね。
この件早急に片付けなくては、この組織の秘密がバレてしまう。
そうしたら、わたしも君も終わりだよ。」

そうだね、この件、急がないと。
僕も如月も終わりだ。

「五十嵐君、ボスであるわたしの心配はしないのかい?」

別にボスが死んでも、僕に不利益はない。次のボスを付ければいいだけ。

「そんなことしたら、わたしの部下たちが黙っていないよ?」

僕が黙らせるから大丈夫だよ、心配しなくてもね。
じゃあ僕も失礼するよ  キー...バタン

「ほんと君は、つれないね」  


トントン 「失礼します。如月さん、先日の件アジト見つけました。」

聞かせてくれる?

「はい、アジトは神戸にあることが分かりました。
構成員の人数は全部で約250ほどその中でまた、五つの組に分かれていることが分かりました。
それぞれの幹部の名前は、葉月、月影、水本、平川、小河原と名乗っており、
これらをまとめるボスが、ご存じの通り立花 利通でした。
また、ボスが話していた通り、子供たちを多く売り買いしているそうです。
そして、買った子供たちから構成員になるものも多くないようです。
行方が分からなくなっている子供も多いことから、
すでに命を絶っている子供たちも多くないかと。」

はぁ分かった。
いつもは推測していたケースと調べが一致していたら、仕事が早く終わると内心喜んでいますが、こんなにも推測が外れていることを願った仕事は初めてです。
しかも、構成員の人数に関しては、予想を超えていました。
これ以上多くの子供が犠牲になる前に。対処しましょう。
引き続き情報収集をお願いします。

「はい。失礼します。」 バタン

はぁ予想以上にひどい構成員のほとんどが買われた子供だと考えたら。
あぁ頭が痛くなる。

ギィー 久しぶりだね!如月!

おー五十嵐

随分、今回の件頭を悩ませているみたいだけど、珍しいね。

私は、あなたと違いそこまでの知識も頭の回転もないので常に悩んでますよ。

でも、僕が見る限りいつもはそこまでじゃない。
予想より多くの子供が犠牲になっていたってとこかな?

さすがだね。
五十嵐。その通りだよ、私の予想のはるか上だ。

如月、今回の件気をつけろ。
如月が子供たちのことを考えれば考えるほど、沼にはまり、如月が死ぬことになる。
僕からしたらこの件は如月がやるべきじゃない。
如月今からでも遅くない、この組織はほかにも幹部がいる。
今回の件、如月は手を引いた方がいい。
いやお願いだ。手を引いてくれ如月。

珍しいね、五十嵐がわざわざここまで来て、そんなことを言うなんて。
でもこの件は私が許せない。
もう私の腸は煮え切っている。でも、部下もいるからね。
冷静さはかけていないと思うよ。

僕も如月をずっとそばで見て来た。
差ほど心配はしていない。
でも今回の件は、手を引いてくれないか?何かやな予感がするんだ。

いや、五十嵐のお願いでも、今回は手を引けない。
私にも譲れないものはある。
五十嵐、君の件も結構てこずっていると聞いた。
私にばかりカマッテないで、そちらを片付けたらどうだ?

分かっているよ。
如月くれぐれも熱くなるな。
友人からの忠告だよ。じゃあ バタン

わざわざありがとう。五十嵐。


「五十嵐さんどこに居たんですか?」

君には関係ないでしょ。

「ボスがお呼びです」

はぁ次から次へと


トントン ボスなに?
僕今イライラしているんだけど、

「珍しいね君がイライラしているなんて。
柊の居場所が分かったよ。」

ほぉーどこ?

「7月28日宮城の仙台に現れることが分かった。
この日に柊の暗殺を遂行してくれるかな? 
事情は説明できないが君たちの部下も数人連れてって良い。
暗殺の手助けをしてもらいなさい。
準備の期間は一カ月以上ある。しくじらないように入念にね。」

僕がしくじるとでも言いたいの?
ないね、用件はそれだけ?
ボスと違って僕忙しいから行くね。じゃあ  バタン


君、如月のことこの一か月見張っていてくれないかい?
一カ月間僕は計画の準備に入る。
何か動きがあったらほうこくしてくれる?

「はい」


「如月さん、7月の28日の夜神戸で跡形もなく始末しろとボスからの伝言です」

ボスが?
はぁちょっとボスのところに行ってくるよ。


トントン 失礼します。

「五十嵐君、どうしたのかね?」

ボス今回の件ですが幹部とその上を殺すことに抵抗はありません。
しかし、部下はもしかしたら、元は買われた子供たちから成り立っている可能性が高いです。その部下を殺すことに抵抗があります。

「如月君、君は少し甘いよ。
その部下になった者たちが、次の子供たちを買い、売りさばき、殺している。
それを許せるのかい?部下になった構成員はもうけだものになり果てているよ。
それが、子供でもね。
改めて命令する。立花組及びその部下も含め組自体を跡形もなく処分しなさい。」

わかりました。失礼します。 キーバタン


ドン、あーなんだっていうんだ。
この手で子供一人守れないのか。
私は何のために。


「君、五十嵐君に如月君の状況を随時報告するように言われているね。
今回の如月君の件君にはこれ以上情報をあげれない五十嵐君には7月29日にこう伝えなさい。 今から組を始末しに行くと」

「ですが、」

「ボスの命令ですよ?」

「わかりました」


7月28日 仙台  午後二時
もうそろそろ、現れる時間だよ。
僕の指示で後頭部に一発。心臓に一発。銃弾を撃ち込んでくれたまえ。
ミスしたら、全員処分だ。わかったね?

「はい」


同時刻 神戸
いよいよか、皆さん気を引き締めるんですよ。
相手の方が人数は多い。あなた達の実力は認めています。
しかし、油断はしないように。何かわかり次第、すぐに連絡してください。
午後七時に作戦を決行します。
また、無事に皆さんに合えることを願っています。
スタンバイお願いします。では、また。


午後四時二四分  仙台
現れた、あの黒い車だよ。
いいね、二発で仕留めろ。
できなかったら、周りの人間もろとも殺していいから一斉射撃しろ。
来たよ。
撃て   バン、、、バン


午後六時五十九分 五十秒
9・8・7・6・5・4・3・2・1
行け!  
皆さんの無事を心より願っています。
立花の居場所が分かり次第、連絡を私が向かいます。
そのほかの幹部、および部下は任せましたよ。

「了解」  ドーン、ドドドド


午後七時三十分
「如月さん、幹部の一人水本を捕らえました。
そいつの情報によると、立花は神戸にはいません」

はっ?
「馬鹿だな、如月さんて言ったか? 
俺たちはしょせんお取りだ、立花さんはお前との一対一を望んでる。
立花さんは京都の裏町にいる。行けよ如月!!」

「おい、貴様誰に口をきいている」

「俺は殺される覚悟ができているんでな」

「如月さん絶対一人で行ってはいけません。罠ですよ。」

「あー如月さんよ、早くいかないと、一人の子供の命が危ないぜ?」

「貴様、よくも」

「あー早く殺せ、如月さんあんたをあの世で待っているよ」 バーン

「如月さん、行ってはいけません。
俺たちもここが片着いたらすぐに如月さんの元へ向かいます。
それまでどうか。お待ちください。」

すみません、一人の子供の命がかかっている。
しかもきっと君たちが来てはその子供は殺されるだろう。
あとは任せましたよ。
通信は切らせていただきます。
皆さんまた。どうかご無事で  プツン

五十嵐、私は君の忠告を無視することになるね、
君はきっと怒るだろう。
でも許してくれ。


同時刻  横浜
ボス、柊の始末は終わったよ。
如月がここに居ないみたいだけど、いったいどこに向かったの?

「ご苦労様。如月君に関しては君に教える義理はないね。」

僕が指示していた構成員を丸め込んだのは、ボスだね?

「もう見つかっちゃたのかい。
じゃああの者は始末されたのかな?」

なわけね、唯一の情報源だ。
いま如月の部下に連絡を取らせている。

なぜ、如月の情報をそんなに僕に渡したくないんだ。
今回の僕の件と関わっているのか。

「きっと如月君は今回の件で生きて帰ってこれないことを承知でいった。
今回君が始末した、柊と如月君は親友と言っていいほどの関係だった。
年も同じで、話もあったのだろう。
そこでわたしは、如月君も裏で柊君とつながっているのではと思った。
だからこそ如月君に渡した最後の仕事は彼にとって、一番いい仕事であろう。」

ピピ 「五十嵐さん、お取込み中すみません。
如月さんの居場所が分かりました。
京都の裏町に一人で向かわれたそうです。
通信はそれ以上繋がらないと。」

わかった。ボス。。。貴方を許しません。 バタン


すぐにヘリを出せ、京都裏町に向かう。


裏町
「よく来たね。待っていたんだよ。
如月。約束の子供だ、」

君大丈夫かい? 
今ロープを外すそしたらすぐに私を盾にして後ろに走りなさい。
行け!

「ほぉほんとに紳士だね。
如月。そんなところも好きだよ。」

男に好かれる趣味はあいにく持ち合わせてはいない。

「残念だ。ところで如月、君は銃一丁で俺と勝負するのか?」

そうですが、銃一丁では、私は相手になりませんか?

「まさか、素手でやってほしいくらいだ。
俺も一丁で行くか。じゃあ始めよう。」 バーン


「如月、お前はよく子供を最後まで守ったと思うよ」  バン

私は貴方を許しません。  バン、バン

「ははは、そうだもっと俺を恨め」 バン 「うっ流石の腕前、利き手をピンポイントで当てるとは、でも俺は逆も使えるんだよ」 バンバン

貴方はなぜそこまで子供を乱雑に扱えるのだ! バンバン

「俺が雑に扱うのは誰でもいいのだ。ただ子供は支配しやすい」 バン

それだけで、多くの子供を犠牲にしたのか。

「そうだよ。」
バーン
「如月、流石あの組織の幹部なだけある。」  バタン

貴方を私は線でも許さない。  バン、バン、バン


プチ
みんな無事かい?
「如月さん!!如月さんこそ無事ですか?!」
如月!お前なんで、組を潰しに行くことを俺に言わなかった!
親友ではないからか!柊と違って!

五十嵐、なんで君がこの通信に、しかもなんで柊のこと。
今裏町に向かっている。
話はそこでだ。

皆さん通信を切ってください。
五十嵐と二人で話がしたい。

「はい」

五十嵐だ。俺の部下も応援で来る。それまで耐えろ。


五十嵐、君を親友じゃないなんて一回も思ったことはないよ。

じゃあなんで、
きっとボスは私を消したがっていた。
きっと柊の件であろう。
私と柊は確かに親友関係であった。
その関係は立場が変われど続いていた。
組織の話は一切していないがあるバーで一緒に飲んでいるときがあった。
きっとそれがバレたのであろう。
今回の五十嵐が柊を始末すると知った。
その時に私も消されるだろうと、何となくだが、感が働いた。
でも手を引けなかった。
この汚れた私の手でも少しでも未来ある子供を救いたかった。
私の最後の依頼には最適だった。

なんで、なんで僕にすべて言ってくれなかったんだ!
言ってくれてもよかっただろ!

君に話していたら、君も消されていた。
消されるのは、一人でいい。

そんなの、如月が決めることじゃない!

五十嵐聴いてくれ、私の最後の願いを

バタバタバタ
如月!如月!なんでこんなになってるんだ。

五十嵐、着いたんだね。

如月、まだ、大丈夫、希望はあるから諦めないで。

君は私に無理を言うんだね。
手に入れたものはいつか必ず、失う。
これは、この世の決まりだ。その時間が早いか遅いかは、私が決めれることではない。
それは、この世の自然の流れ決めるものだ。
時は止まってはくれない、立ちなさい。五十嵐、自分の足で、歩め。
私はもう居ないのだから。
そして、子供を救う側になってくれ、こんな裏の世界の人間に助けられても、
多くの事件に巻き込まれてしまうから。
五十嵐、君のその頭があれば簡単だろ?

そんな簡単に言うなよ、如月、そもそも僕は子供が苦手だ。

君ならできるさ、
五十嵐、私の部下は解散させてくれ、組織に残るも、抜けるも自由にさせてやってくれ。
そして子供たちを守ってくれ。
私の最後の願いだ聞いてくれ。

如月、如月、あ“――あ”――


プツン
幹部如月の組織に伝える
如月は今息を引き取った
そちらの戦況を伝えてくれるかい
「幹部如月の者です。戦況を報告します。
組の五幹部、及びその部下を全滅させました。
幹部小河原だけ、情報を引き出すために、生かしてあります。」

わかった。

幹部如月と幹部五十嵐の両組織に次ぐ今から言うことをしっかり聞いてくれ。
両藩をこの場思って解散する。
今後、組織に残るも、自由に生きていくのも自分の意思で選んでくれ。
そして、どの立場に立っても。
子供だけは守る人間になってくれ。
一週間の猶予を渡す。一週間後両組織とも自身の選択を私に送ってくれ。
ボスには私から伝える。
以上二つのことは幹部如月からの最後の部下への指示だ。以上



一週間後
「五十嵐君、よくもやってくれたよ。
 おかげで部下を半分以上失うことになった。 
ましてや組織の情報も漏れる可能性がある。 
はぁー今後の対応が大変だよ」

ボス、私は貴方を許しません。決して。
では、失礼します。

五十嵐君、君が戻ってくるのは大歓迎だよ!いつでも待っている。

キーバタン

「ほんと、つれない奴だ。」


一年後
「君は、、、」

こんばんは、暗部のお偉いさん

「君は、柊くんを」

そうですね。
その節は、すみませんでした。
いきなりですが、柊さんの親友ご存じですか?

「君と同じ組織に居た。
如月くんのことかい?知っているよ。それが何か?」

じゃあ話が早い、私の親友である如月のお願いで、子供たちを救う側になりたいんだ。

「組織は?」

知っているでしょ。抜けたんですよ。
如月が死んだあの日にね。

「いくら足を洗ったからと言え、君の過去の罪は重すぎる。
通定許されるものでは無い。」

存じております、
でも親友の最後のお願いなんだ。どうか

「じゃあ暗部に入れ、君の実力派確かに欲しいものが多い。
そして、暗部だと表に立つことは少ない
ましてやわたしがいつでも監視できるからな」

喜んで!
ありがとうございます。


如月、やっと君の願いが叶いそうだよ。
僕はこれから子供たちとこの国の平和のために生きていくよ。
如月、僕たちは物語ごろ着くころに居たその環境が
当たり前だと思い込み、
大切なものを失ってしか気づけなかったけど、
そんな悲しいことが二度と起きないように、
第二の人生で努めていくよ。

五十嵐さん、
お久しぶりです。つとむと申します。
昔、五十嵐さんと如月に首に爆弾がついているところから助けられました。
貴方には殺されかけましたが。
今日からあなたの部下になります。
よろしくお願いします。

如月、何の冗談だい?
君のいたずらだろう?
面倒な者を部下に着けて。
まぁいいさ君の願いだ。子供嫌いなりに、頑張ってくるよ。

久しぶりだね。つとむ君
私の部下になったてことは、厳しくいかせてもらうよ。

望むところです。
五十嵐さん


私には、一生そばにいて欲しかった友人がいた。
今日もその友人も前で私は、少しずつ進みつつある時間を過ごしている。

ここは、君が住んでいるごく普通の町だ。
ただ、私たちが住んでいた世界と君が住む世界とは世界の見え方が、別であろう。
そこは、血塗られた世界であり、闇の中だ。
君たちとはきっと縁がないだろう。
いや、縁がないほうが、いいのだろう。
私は、その世界から親友に救われた。
だから今度は私が救う番であるから。
君たちがそちら側に踏み込まないように、道しるべ残していこう。













なんで、なんで僕にすべて言ってくれなかったんだ!行ってくれてもよかっただろ!
君に話していたら、君も消されていた。消されるのは、一人でいい。
そんなの、如月が決めることじゃない!
五十嵐聴いてくれ、私の最後の願いを

バタバタバタ
如月!如月!なんでこんなになってるんだ。
五十嵐、着いたんだね。
如月、まだ、大丈夫、希望はあるから諦めないで。

君は私に無理を言うんだね。
手に入れたものはいつか必ず、失う。
これは、この世の決まりだ。その時間が早いか遅いかは、私が決めれることではない。
それは、この世の自然の流れ決めるものだ。
時は止まってはくれない、立ちなさい。五十嵐、自分の足で、歩め。
私はもう居ないのだから。
そして、子供を救う側になってくれ、こんな裏の世界の人間に助けられても、
多くの事件に巻き込まれてしまうから。
五十嵐、君のその頭があれば簡単だろ?

そんな簡単に言うなよ、如月、そもそも僕は子供が苦手だ。

君ならできるさ、
五十嵐、私の部下は解散させてくれ、組織に残るも、抜けるも自由にさせてやってくれ。
そして子供たちを守ってくれ。僕の最後の願いだ聞いてくれ。

如月、如月、あ“――あ”――


プツン
幹部如月の組織に伝える
如月は今息を引き取った
そちらの戦況を伝えてくれるかい
「幹部如月の者です。戦況を報告します。組の五幹部、及びその部下を全滅させました。幹部小河原だけ、情報を引き出すために、生かしてあります。」
わかった。

幹部如月と幹部五十嵐の両組織に次ぐ今から言うことをしっかり聞いてくれ。
両藩をこの場思って解散する。
今後、組織に残るも、自由に生きていくのも自分の意思で選んでくれ。
そして、どの立場に立っても。子供だけは守る人間になってくれ。

一週間の猶予を渡す。一週間後両組織とも自身の選択を私に送ってくれ。ボスには私から伝える。以上二つのことは幹部如月からの最後の部下への指示だ。以上



一週間後
「五十嵐君、よくもやってくれたよ。 おかげで部下を半分以上失うことになった。 ましてや組織の情報も漏れる可能性がある。 はぁー今後の対応が大変だよ」
ボス、私は貴方を許しません。決して。
では、失礼します。
五十嵐君、君が戻ってくるのは大歓迎だよ!いつでも待っている。
キーバタン
「ほんと、つれない奴だ。」


一年後
「君は、、、」
こんばんは、暗部のお偉いさん
「君は、柊くんを」
そうですね。その節は、すみませんでした。柊さんの親友ご存じですか?
「君と同じ組織に居た。如月くんのことかい?知っているよ。それが何か?」
じゃあ話が早い、私の親友である如月のお願いで、子供たちを救う側になりたいんだ。
「組織は?」
知っているでしょ。抜けたんだよ。如月が死んだあの日にね。
「いくら足を洗ったからと言え、君の過去の罪は重すぎる。」
そうだね、でも親友の最後のお願いだ。どうか
「じゃあ暗部に入れ、わたしがいつでも監視できるからな」
喜んで!


如月、やっと君の願いが叶いそうだよ。
僕はこれから子供たちとこの国の平和のために生きていくよ。
如月、僕たちは物語ごろ着くころに居たその環境が
当たり前だと思い込み、
大切なものを失ってしか気づけなかったけど、
そんな悲しいことが二度と起きないように、
第二の人生で努めていくよ。

五十嵐さん、
お久しぶりです。つとむと申します。
昔、五十嵐さんと如月に首に爆弾がついているところから助けられました。貴方には殺されかけましたが。
今日からあなたの部下になります。よろしくお願いします。

如月、何の冗談だい?君のいたずらだろう?
面倒な者を部下に着けて。
まぁいいさ君の願いだ。子供嫌いなりに、頑張ってくるよ。

久しぶりだね。つとむ君
私の部下になったてことは、厳しくいかせてもらうよ。

望むところです。
五十嵐さん


私には、一生そばにいて欲しかった友人がいた。
今日もその友人も前で私は、少しずつ進みつつある時間を過ごしている。

ここは、君が住んでいるごく普通の町だ。ただ、私たちが住んでいた世界と君が住む世界とは世界の見え方が、別であろう。そこは、血塗られた世界であり、闇の中だ。君たちとはきっと縁がないだろう。
いや、縁がないほうが、いいのだろう。
私は、その世界から親友に救われた。だから今度は私が救う番であるから。
君たちがそちら側に踏み込まないように、道しるべ残していこう。