この物語は主人公であるモブキャラのジェンが闇の力を手にして、自分と同じモブキャラである弱者を強者から救うために闇の力を使っていき、様々な異世界で活躍するストーリーです。
物語が進むにつれ、テンシーやルイスなど一緒に戦う仲間が増えていきます。
幼いテンシーの能力は並行世界をつくりだし、その世界の20年後の自分を出現させるという規格外の力であることが判明します。並行世界から来た大人のテンシーは並行世界をつくりだす能力をもっていませんが、修行によって生物の意識を奪う能力を身につけていました。
また、ルイスも異世界に行けるということを知ったジェンは、危険な異世界に行かない理由をルイスに問い詰めます。異世界では敵を倒さなくてもルイスのみ脱出することが可能であり、一緒に行けば危険な状況になった場合に自分だけ逃げると非難されかねないので同行しなかったとルイスは言います。
ルイスは不死身ですが、ダメージを受ければ痛みを感じるため、異世界で痛い思いをすることを恐れていました。ジェンはルイスの能力があれば敵への勝率が少しでも上がると思い、ルイスに同行するよう要求します。
そして、嫌々同行することになったルイスと共にジェンは異世界でモブキャラのために悪者を倒そうとします。幼いテンシーの並行世界をつくりだす能力の発動は失敗する場合もあり、大人のテンシーの力を借りられなく、ジェンとルイスが2人で異世界に行くこともあります。その場合、強すぎる敵を前にルイスと共に恐怖で震えながらもジェンは戦いに臨むことになります。
異世界であればジェンとルイスにかけられた悪魔の呪いを解く方法があるかもしれないというテンシーの考えに希望を抱き、自分たちの呪いを解く方法を探すことも目的となります。
異世界でルイスはジェンと行動することで、次第にモブキャラに対する自分の考えや価値観を改めていきます。
様々な異世界でジェンたちの活動に共感して仲間になる者も現れ、ルイスの能力で異世界からジェンたちの世界に移動して、一緒に行動を共にする者もでてきます。
しかし、異世界の敵は強すぎるため、ジェンの仲間や異世界での協力者が死んだりすることもあります。嬉しいことだけでなく、葛藤や苦悩などつらいこともありますが、モブキャラを助けるためにジェンたちは行動していき、ある異世界で、ある者と出会い、ある決断をすることで物語は完結します。