勝った、これは勝ち確だ。
もう俺の異世界無双ハーレムは確定した。
「よっしゃ! 」
ガッツポーズ。
道行く人は変な目線。
あれ? ステータスウィンドウってどうやって開くんだ。
ここはテンプレ通りやってみよう。
「ステータスオープン! 」
ウィン、と目の前に半透明のウィンドウが現れた。
ま、まじで出た。
憧れていた言葉の一つではあるが……1つ言わせてもらいたい。
「思ってたより恥ずくね? 」
そう、恥ずい。
異世界転生した人達は皆、こんな感情だったのだろうか。
ウィンドウを見やる。
そこには頭がおかしいとしか言いようがないステータスが表示されていた。
レベル65535
全ステータス65535
スキル、称号
全習得済み
そしてインベントリにはバグアイテム基いチートアイテムがズラリと並んでいる。
本気を出せば俺一人でこの世界を滅ぼせてしまうかもしれないくらいにはやばい兵器達もある。
これなんかやばいだろう。
インベントリから【???がエンチャントされた木の棒】を取り出す。
この何の変哲もない木の棒の恐ろしい能力を説明。
【壁窒息バグ】をエンチャントしたコレは、相手に当てるだけでどんだけ防御力が高くても窒息して死んでしまうのだ。
防御力9999(カンスト)していても問答無用。
ぶっちゃけゲームだから許されていたバグみたいなもの。
現実世界となったこのオルオンで通用するかは分からない。
どうやってこれを作ったのか。
【壁抜けバグ】を分厚い壁の前で利用して、壁の中に入る。すると【窒息】状態が状態異常として追加される。
そこで【状態異常回復ポーション】の【空瓶】を手に持った状態で【錬金術師】ジョブの【調合】スキルを使用する。
すると何故か【窒息】が調合の一覧に表示されるので、後は【調合】したら【窒息のポーション】とかいう悪魔みたいなチートポーションが出来上がる。
それを【魔導師】ジョブで木の棒に【エンチャント】したら完成だ。
どんな最新バージョンのインフレチートアイテムも真っ青な木の棒の完成だよ、やったね☆
以上、説明終わり。
とても街中で取り出していいアイテムじゃあない。
【インベントリ】⠀に戻す。
そして、【ガチャの欠片】×255を取り出す。
実際には手元には1つしかないが、表示では255となっている。
このガチャの欠片は100個集めることでガチャの好きなキャラを選んでGETすることが出来る神アイテムなのだが。
しっっっっっっっっぬ程ドロップする確率が低いんだなこれが。
かなり難しいダンジョンのボスが極極極極極極極稀に落とすか、月イチで開催されるPVP大会の優勝や上位に入ることで数十個から数個貰える。当時はそれだけだった。
発見から数十分で緊急メンテからの即修正となった【無限増殖バグ】を使い、欠片を増やした人も居たそうだが当然運営によって没収。
しかし俺は当時しなかった。
バグばっかやってる俺がどうしてかって?
欠片持ってなかったからだよ、ちくしょう!
そして最近になってやっと、やっとだよ?
欠片がドロップして1個手に入れた。
その後なんか旧バージョンでしかできない【無限増殖バグ】とは違った【アイテム選択バグ】を見つけた俺は、それを使い欠片を255にした。
しかしやった後に気づいた。
別に意味がなかったと。
アプデしてないから最新のキャラは選択できないし、初期バージョンのキャラなんて長い年月かけてやってるうちにさっさとコンプしてしまっていた。
だからこの欠片はゴミとかしたのだ。
だがまぁ、当時の俺はそんなに気にすることは無かった。
と、ちょっとだけ思い出のあるこの欠片。
今まさに使う時じゃなかろうか。
ドキドキする気持ちを抑えながらガチャ画面を開く。
そこには初期バージョンから最新バージョンまでのガチャがずらりと並んでいた。
今日から開催された限定水着ガチャも追加されている。
「いやこれどういう原理? 」
実際にオルオンの世界が存在していたってのはこの身で分かった。
ゲームの世界とリンクでもしているのだろうか。
しばらく悩む。
「ええい! 悩んでいてもこんなんわからんわ!! 」
今回の限定水着ガチャの【交換】を押して【欠片の使用】を更にタップ。
本当に使うのか、の文字の下に【はい】【いいえ】がある。
【はい】を押す。
すると目の前に銅色のカードが現れ、それが虹色へと輝きだす。
そこから薄青色のスク水、胸元に【めりあ】とひらがなで書かれたワッペンがぺたりと貼られている。
黒い艶々な髪をポニーテールにしていて、背丈は140cmくらい、そして背中には真っ白な天使の羽根が生えたの美少女がそこにはいた。
こんな街のど真ん中でスク水を来た変態が降臨なされた。
今朝実装され、瞬く間にwikiや情報サイトでぶっ壊れチートキャラと拡散され、今すぐ天井してでも取れと言われるくらいに壊れたキャラ。
それをなんの苦労もなく手に入れれてしまった。
感動のあまりしばらく声が出なかった。
その間もずっとめりあは無言だった。
嫌な予感がする。
まさかここだとガチャキャラは意思がないのか!?
しかしそれは杞憂に終わった。
「ん、めりあは喋れる。あるじがずっと黙ってたからめりあも黙ってただけ」
「しゃべったー!! 」
いかん、驚きのあまりハッ○ーセットのスポ○ジボブのcmみたいになってしまった。
俺がめりあをガチャした? ……召喚? した理由。
せっかく大好きなゲームの世界に転生したんだし、ひとりぼっちで楽しむんじゃなくて、今度こそは仲間を作って更に楽しくオルオンを冒険したいと思ったからだ。
じゃあキャラは誰でもよかったのではないかって?
ぶっちゃっけチートは1人で十分だと思うけど、1人くらい俺と同じようなのが居てもいいだろう。……それにめりあ事前情報でキービジュアルが公開された時点で推しになったし。なんならどストライク。
こらそこ! 絶対後半の理由の方が大きいだろとか言わない!
めりあに事情を話す。(転生者だということは伏せて)
「ん、分かった。あるじに着いてく」
「え、いいのか? てか、あるじって……」
「あるじはあるじ。めりあを召喚したのだから」
「そ、そうか。ともあれ仲間になってくれるのは心強いし嬉しいよ。よろしくな、めりあ」
「よろしく」
互いに握手を交わす。
ひとまずの目標はこの街で冒険者になり、少しづつ名を馳せていこう。
冒険者ギルドへと、めりあと共に歩いていく。
以降の流れ
冒険者ギルドに登録し、最速で成り上がっていく。
王国内外で活躍し、名を広めていく。
王国の王女を助けて王女が仲間になる。
国王にも信頼され、頼まれ事を任されたりするように。
王国での事件などを解決した後、かなり増えた仲間達と世界各地をまわり、行く先々で起こる問題を解決していく。
もう俺の異世界無双ハーレムは確定した。
「よっしゃ! 」
ガッツポーズ。
道行く人は変な目線。
あれ? ステータスウィンドウってどうやって開くんだ。
ここはテンプレ通りやってみよう。
「ステータスオープン! 」
ウィン、と目の前に半透明のウィンドウが現れた。
ま、まじで出た。
憧れていた言葉の一つではあるが……1つ言わせてもらいたい。
「思ってたより恥ずくね? 」
そう、恥ずい。
異世界転生した人達は皆、こんな感情だったのだろうか。
ウィンドウを見やる。
そこには頭がおかしいとしか言いようがないステータスが表示されていた。
レベル65535
全ステータス65535
スキル、称号
全習得済み
そしてインベントリにはバグアイテム基いチートアイテムがズラリと並んでいる。
本気を出せば俺一人でこの世界を滅ぼせてしまうかもしれないくらいにはやばい兵器達もある。
これなんかやばいだろう。
インベントリから【???がエンチャントされた木の棒】を取り出す。
この何の変哲もない木の棒の恐ろしい能力を説明。
【壁窒息バグ】をエンチャントしたコレは、相手に当てるだけでどんだけ防御力が高くても窒息して死んでしまうのだ。
防御力9999(カンスト)していても問答無用。
ぶっちゃけゲームだから許されていたバグみたいなもの。
現実世界となったこのオルオンで通用するかは分からない。
どうやってこれを作ったのか。
【壁抜けバグ】を分厚い壁の前で利用して、壁の中に入る。すると【窒息】状態が状態異常として追加される。
そこで【状態異常回復ポーション】の【空瓶】を手に持った状態で【錬金術師】ジョブの【調合】スキルを使用する。
すると何故か【窒息】が調合の一覧に表示されるので、後は【調合】したら【窒息のポーション】とかいう悪魔みたいなチートポーションが出来上がる。
それを【魔導師】ジョブで木の棒に【エンチャント】したら完成だ。
どんな最新バージョンのインフレチートアイテムも真っ青な木の棒の完成だよ、やったね☆
以上、説明終わり。
とても街中で取り出していいアイテムじゃあない。
【インベントリ】⠀に戻す。
そして、【ガチャの欠片】×255を取り出す。
実際には手元には1つしかないが、表示では255となっている。
このガチャの欠片は100個集めることでガチャの好きなキャラを選んでGETすることが出来る神アイテムなのだが。
しっっっっっっっっぬ程ドロップする確率が低いんだなこれが。
かなり難しいダンジョンのボスが極極極極極極極稀に落とすか、月イチで開催されるPVP大会の優勝や上位に入ることで数十個から数個貰える。当時はそれだけだった。
発見から数十分で緊急メンテからの即修正となった【無限増殖バグ】を使い、欠片を増やした人も居たそうだが当然運営によって没収。
しかし俺は当時しなかった。
バグばっかやってる俺がどうしてかって?
欠片持ってなかったからだよ、ちくしょう!
そして最近になってやっと、やっとだよ?
欠片がドロップして1個手に入れた。
その後なんか旧バージョンでしかできない【無限増殖バグ】とは違った【アイテム選択バグ】を見つけた俺は、それを使い欠片を255にした。
しかしやった後に気づいた。
別に意味がなかったと。
アプデしてないから最新のキャラは選択できないし、初期バージョンのキャラなんて長い年月かけてやってるうちにさっさとコンプしてしまっていた。
だからこの欠片はゴミとかしたのだ。
だがまぁ、当時の俺はそんなに気にすることは無かった。
と、ちょっとだけ思い出のあるこの欠片。
今まさに使う時じゃなかろうか。
ドキドキする気持ちを抑えながらガチャ画面を開く。
そこには初期バージョンから最新バージョンまでのガチャがずらりと並んでいた。
今日から開催された限定水着ガチャも追加されている。
「いやこれどういう原理? 」
実際にオルオンの世界が存在していたってのはこの身で分かった。
ゲームの世界とリンクでもしているのだろうか。
しばらく悩む。
「ええい! 悩んでいてもこんなんわからんわ!! 」
今回の限定水着ガチャの【交換】を押して【欠片の使用】を更にタップ。
本当に使うのか、の文字の下に【はい】【いいえ】がある。
【はい】を押す。
すると目の前に銅色のカードが現れ、それが虹色へと輝きだす。
そこから薄青色のスク水、胸元に【めりあ】とひらがなで書かれたワッペンがぺたりと貼られている。
黒い艶々な髪をポニーテールにしていて、背丈は140cmくらい、そして背中には真っ白な天使の羽根が生えたの美少女がそこにはいた。
こんな街のど真ん中でスク水を来た変態が降臨なされた。
今朝実装され、瞬く間にwikiや情報サイトでぶっ壊れチートキャラと拡散され、今すぐ天井してでも取れと言われるくらいに壊れたキャラ。
それをなんの苦労もなく手に入れれてしまった。
感動のあまりしばらく声が出なかった。
その間もずっとめりあは無言だった。
嫌な予感がする。
まさかここだとガチャキャラは意思がないのか!?
しかしそれは杞憂に終わった。
「ん、めりあは喋れる。あるじがずっと黙ってたからめりあも黙ってただけ」
「しゃべったー!! 」
いかん、驚きのあまりハッ○ーセットのスポ○ジボブのcmみたいになってしまった。
俺がめりあをガチャした? ……召喚? した理由。
せっかく大好きなゲームの世界に転生したんだし、ひとりぼっちで楽しむんじゃなくて、今度こそは仲間を作って更に楽しくオルオンを冒険したいと思ったからだ。
じゃあキャラは誰でもよかったのではないかって?
ぶっちゃっけチートは1人で十分だと思うけど、1人くらい俺と同じようなのが居てもいいだろう。……それにめりあ事前情報でキービジュアルが公開された時点で推しになったし。なんならどストライク。
こらそこ! 絶対後半の理由の方が大きいだろとか言わない!
めりあに事情を話す。(転生者だということは伏せて)
「ん、分かった。あるじに着いてく」
「え、いいのか? てか、あるじって……」
「あるじはあるじ。めりあを召喚したのだから」
「そ、そうか。ともあれ仲間になってくれるのは心強いし嬉しいよ。よろしくな、めりあ」
「よろしく」
互いに握手を交わす。
ひとまずの目標はこの街で冒険者になり、少しづつ名を馳せていこう。
冒険者ギルドへと、めりあと共に歩いていく。
以降の流れ
冒険者ギルドに登録し、最速で成り上がっていく。
王国内外で活躍し、名を広めていく。
王国の王女を助けて王女が仲間になる。
国王にも信頼され、頼まれ事を任されたりするように。
王国での事件などを解決した後、かなり増えた仲間達と世界各地をまわり、行く先々で起こる問題を解決していく。