p1
街道を歩くジハル、アリア、ミレイの三人。
→ミレイは縄で縛られていない。

ミレイ「二人に聞いてほしいことがある」
→ミレイが暗い顔で切り出す。

ミレイ「僕が魔剣を盗んだのは、魔族に唆されたからなんだ」
→城の宝物庫から魔剣を盗み出すミレイの回想。
→暗い室内で魔剣に魅入られている。
→ミレイの背後に魔族のシルエットが立っている。

ミレイ「その魔族は今も王国を狙っているだろう」
→魔剣を手にしたミレイを眺める魔族のシルエット(回想)
→邪悪な感じで笑っている。

p2
アリア「大変じゃないですか! すぐに報せないと……!」
ジハル「必要ないじゃろ」
→驚いて焦るアリア。
→ばりばりと頭を掻くジハル。

ジハル「魔族はワシが斬る。卑怯者は懲らしめにゃならん」
→聖剣の柄に手を置きながら宣言するジハル。
→使命感を覚えている様子。
→大ゴマで。

ミレイ「ありがとう。君ならそう言うと思ったよ」
→嬉しそうに礼を言うミレイ。
→罪悪感が残りつつ、少し心が軽くなった様子。

ミレイ「魔剣を手に入れたら落ち合う約束だったんだ。そこまで案内するよ」
→先導するミレイ。

p3
場面転換。
→夜の遺跡の背景。

ジハル「ここが待ち合わせ場所か?」
ミレイ「うん、そのはずだけど……」
→辺りを見回すジハル。
→顔を曇らせるミレイ。

三人の足元に魔法陣が発生。
→魔法陣が発光。

光が三人を包み込む。

p4
アリアとミレイがぼんやりと佇んでいる。
→魅了効果で目付きが変わる。
→操られて思考が停止している。

ロロゥ「魅了魔術の罠!」
→出現したロロゥが警戒する。

ぽたぽたと地面に垂れる血。

ジハル「ふう、面倒な術じゃな……」
→ジハルが聖剣を自分の太腿に刺して悪態をつく。

ロロゥ「自傷で魅了に抗ったのか。意外と頭が回る」
ジハル「意外は余計じゃ」
→ロロゥが感心する。
→ジハルは突っ込みながら刀を抜く。

p5
ルルハ「あら、なかなかやるわね」
→サキュバスのルルハの口元アップ。
→クスクスと笑っている。

ルルハ「一網打尽にできると思ったのに」
→ルルハの全身像。
→妖艶で危険な雰囲気。
→背後に魔法陣がたくさん浮遊している。
→大ゴマで。

ジハル「お前が団長をたぶらかした黒幕じゃな」
ルルハ「そうよ。精神魔術で揺さぶったらすぐに堕ちてくれたわ」
→ジハルが敵意を全開にして話しかける。
→ルルハは見下した態度で応じる。

ルルハ「魔剣に憑かれた団長さんを味方にする段取りだったのよね。あんたのせいで台無しよ」
→ルルハがジハルに向けて手をかざす。
→背後の魔法陣からビームが発射される。

p6
ジハル「ぐあっ」
→ジハルにビームが炸裂して爆発。

ルルハ「あ、言い忘れてた」
→黒煙を上げて膝をつくジハル。
→ルルハが思い出したようなリアクション。

ルルハ「あたしはサキュバスのルルハ。よろしくね♪」
→ルルハがニコっとかわいく笑顔。
→背後の魔法陣が次々とビームをチャージする。
→殺意マックスで発射寸前な感じ。

二人の戦いを遠巻きのアングルで。
→ビームによる爆発が連続で発生。

p7
ルルハ「逃げてばかりじゃ勝てないわよぉ」
→ビームを乱射するルルハ。

ジハルが縮地でルルハの背後に回る。
→抜刀術の構えを取っている。

ジハル「ぬおっ!?」
→操られたミレイがジハルに奇襲(魔力剣の二刀流)
→驚くジハルが抜刀して防御。
→大ゴマで。

p8
操られたアリアが地面に手を当てる。
→何らかの魔術を発動した感じで。

地面から魔力の鎖が何本も飛び出す。
→鎖がジハルに巻き付こうとする。

ジハルは聖剣で薙ぎ払って対処する。

ルルハ「洗脳した人間は操り人形にできるのよ」
→勝ち誇るルルハ。
→ルルハのそばにアリアとミレイが立っている。

ルルハ「さあ、あんたも下僕になりなさいッ!」
→ルルハが告げる。
→アリアとミレイが走り出す。

p9
ジハル「くそッ! 面倒な術じゃのう」
→ジハルがミレイの二刀流を凌ぎながらぼやく。
→卑怯な戦法に苛立った様子。

ロロゥ「困っているな。我が力が必要か?」
ジハル「ああ? ワシだけで十分じゃ!」
→ジハルの背後にロロゥが出現。
→ジハルが不機嫌に返し、ミレイを蹴り飛ばす。

ロロゥ「仲間を確実に助けられる方法がある」
→ジハルがハッとした顔になる。
→ロロゥはセリフのみ。

ジハル「……どうすればええんじゃ」
ロロゥ「ただ無心となれ。我が精神を汝に同調させる」
→警戒して二本の剣を構えるミレイ。
→ジハルとロロゥはセリフのみ。

p10
ジハルが目を閉じて精神を集中。
→聖剣を正眼で構えて深呼吸。

ロロゥが後ろから抱き付くように、ジハルの腕に手を添える。
→ロロゥのオーラがジハルの全身に宿る。

ロロゥ「切り拓け」
→ロロゥの口元をアップ。

ロロゥ「聖剣解放」
→ロロゥのオーラで覚醒するジハル(目を開ける)
→目が澄んだ色合いに変わっている。
→見せ場なので大ゴマで。

p11
ジハル「うおっ、なんじゃ!?」
ロロゥ「汝と我の境界を緩めた。これで術理が視える」
→自分の変化に驚くジハル。
→ロロゥが解説。

ロロゥ「あれが魅了魔術の繋がりだ」
→ジハル視点。
→ミレイとアリアから魔力の糸が伸びてルルハの手と繋がっている(魔力の糸はマリオネットみたいな配置で)

ロロゥ「余さず断ち切れ」
→ジハルが一瞬でミレイとアリアとすれ違う。
→抜刀術の構えで、鞘から半分くらい刃が出ている(既に斬った後)
→魔力の糸が残らず切断されている(魅了効果を解除)
→かっこよく大ゴマで。

p12
気絶したアリアとミレイが倒れ込む。

ルルハ「ちょっと何やってるのよーー!!」
→不満そうなルルハ。
→予想外のことに少し動揺している。

ジハル「あとはお前だけじゃ」
→ジハルが淡々と言い放つ。

p13
ルルハ「生意気ねえッ!!」
→ルルハがすかさずビームを連射。

ジハルは軽々とすべてのビームを切断。
→斬られたビームが、ジハルの背後で爆発。

ジハル「さっきより脆いのう」
ロロゥ「汝の剣が魔術の軸を捉えている証拠だ」
→ビームを斬りながら笑うジハル。

ロロゥ「故に難なく斬れる」
→魔術を斬りながら走るジハル。

p14
ルルハ「滅茶苦茶すぎる……! 一体なんなのよ!」
→急接近するジハル。
→焦るルルハ。

ルルハ「こっちに来ないでッ!」
→ルルハが魔法陣の集中砲火を浴びせようとする。

ジハル「やかましいッ!!」
→ジハルが膝蹴りを炸裂させる。
→ルルハの顔面に炸裂。
→大ゴマで。

ドサッと地面に落下するルルハ。

p15
ルルハ「ふふふ……」
→鼻血を出しながら倒れるルルハ。
→開き直って笑っている。

ルルハ「あんたのことは他の魔族に知らせたわ……刺客に怯えながら過ごすことねっ!!」
→片手の爪でジハルに攻撃しようとするルルハ。

ジハル「上等じゃ」
→ジハルが上段切りでルルハを斬る。

ジハル「魔族がどうした。なんぼでも斬っちゃるわい」
→返り血で顔を濡らすジハル。

p16
アリア「本当にすみません!」
→場面転換のコマ。
→夜明けの遺跡。
→アリアはセリフのみ。

アリア「まさかジハルさんを裏切ってしまうなんてーーー!!」
→頭を抱えるアリア。
→コミカルに。

ミレイ「二度も利用されるなんてね。面目ない……」
→悔しそうに呟くミレイ。

ジハル「気にすんな。しゃあないじゃろ」
→あっさり言うジハル。
→特に気にしていない様子。

p17
ジハル「それより魔族じゃ。奴らがワシを狙っとるらしい」
アリア「大変じゃないですか!」
ジハル「いや、最高じゃろ」
→嬉しそうなジハル(ワクワクしている)
→動揺するアリア。

ジハル「強者が向こうから来るんじゃぞ? 好都合じゃ」
→舌なめずりするジハル。
→強敵との戦いを期待している。

アリア(そうだったーー! この人は戦闘狂なんだーーー!!)
→アリアがショックを受ける。
→コミカルに。

ロロゥ「まずは我の補助なしで術理を見極めることだな」
ミレイ「僕も手伝うよ」
アリア(二人も乗り気だ……!!)
→ロロゥとミレイが助言。
→アリアだけが取り残された感じで。

p18
ジハル「くく、ワシはまだまだ強くなれそうじゃのう……」
→無邪気に笑うジハル。

ジハル「よし! 魔族戦に備えて夜まで鍛錬じゃーー!!」
アリア「えーーーーーっ!?!?!」
→聖剣を掲げるジハル。
→仰天するアリア。
→楽しそうなロロゥとミレイ。
→大ゴマで。