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【剣聖の弟子ジハルは宮廷魔術師アリアと共に旅に出た】
ジハル「外の世界を見て来いと言われてもなぁ……何をすればいいんじゃ」
→草原を歩くジハル。
→難しそうな顔で考え込む。

アリア「ひとまず王都を目指します! 国の中心地なら、見聞を広めるのにぴったりですよ」
→明るく応じるアリア。
→ジハルに地図を見せながら説明。

ジハル「その前に剣が欲しいのう。魔獣との戦いで折れたんじゃ」
→ジハルがおれた木剣を見せる。

アリア「了解です! ちょうどいい街があるので寄りましょうか!」
→前方を指差して先導するアリア。

p2
ジハル「おお~、にぎやかじゃのう」
→豊かで活気のある街並み。
→ジハルはセリフのみ。

アリア「ここは聖剣の街です。二百年前にいた勇者の故郷なんですよ。剣士にとって縁起が良い地と呼ばれています」
→街中を歩きながら説明するアリア。
→興味深そうに辺りを見回すジハル。

ジハル「あれは何じゃ?」
→ジハルが何かを指差す。

アリア「聖剣ですね。勇者の資格を持つ者だけが引き抜けるそうです」
→街の中央広場に注目。
→石の台座に聖剣が突き刺さっている。
→アリアはセリフのみ。

p3
ジハル「決めたぞ。あれをワシの剣にする」
アリア「えっ」
→ジハルがあっさりと宣言。
→アリアがぎょっとする。

アリア「無理ですよ! 聖剣は二百年間、誰も抜けなかったんです!」
→慌てて説得するアリア。
→ずんずんと聖剣に向かって歩くジハル。

ジハル「それがどうした! ワシが諦める理由にはならんっ!」
→ジハルが力強く聖剣を掴む。
→手元のアップ。

ジハル「ふッ! ぐおおおおおおおおああああああああっ……!!!」
→ジハルが両手を使い、顔を真っ赤にして全力で聖剣を抜きにかかる。
→聖剣はびくともしない。
→コミカルな感じで。

アリア「や、やっぱり厳しそうですね……」
ジハル「生意気な剣じゃのう」
→どこか安堵した様子のアリア。
→汗だくで聖剣を睨むジハル。
→コミカルに。

p4
ジハル「ワシは絶対に負けんぞ」
→聖剣を再び握るジハル。
→全身から雷のエフェクトが発生。

アリア(この力は魔獣の……ッ!?)
→驚愕するアリア。

ジハル「オオオオオオオオオォォォォッ!」
→ジハルが叫びながら聖剣を抜きにかかる。

ピキピキ、と台座に亀裂が走る。
→台座をアップ。

聖剣が台座に刺さったまま持ち上がる。
→台座が割れて塊となって聖剣に刺さっている。

p5
ジハル「ワシが勇者じゃぁーーーー!!」
→ジハルが聖剣を掲げて大喜び。

アリア「台座ごといったーーーーーーッ!?」
→アリアが驚愕。
→コミカルに。

住民A「聖剣を抜きやがった!」
住民B「でもあれは抜いたっていうのか?」
住民C「あいつが新たな勇者……!」
→周囲の住民がざわつく。
→蹴りで台座部分を砕くジハル。

ロロゥ「没収だ」
→聖剣が浮遊し、ジハルの手元を離れる。
→ロロゥはセリフのみ。

p6
ジハル「何者じゃ!」
→ジハルが憤慨。

ロロゥ「我が名はロロゥ。聖剣の化身なり」
→聖剣の化身ロロゥの立ち絵。
→女性っぽいフォルムで幽霊っぽい質感(聖剣を所持)
→大ゴマで。

ジハル「その剣はワシのじゃ。早く返せ」
ロロゥ「汝に勇者の資格は無い。故に聖剣は剥奪した」
→ジハルが手を出して要求。
→ロロゥが毅然とした態度で拒否。

ロロゥ「真に欲するならば、我が試練を受けよ」
→ロロゥが聖剣の切っ先をジハルに向ける。

p7
ジハル「お前をぶっ倒せばいいんじゃな? 腕慣らしにちょうどええわ」
→ジハルが好戦的な様子で肩を回す。

アリア「ジハルさんっ」
→アリアが魔力で作った剣を投げ渡す。

アリア「私の魔力で作った剣です! 使い捨てですが切れ味は良いですっ!」
→ジハルが魔力剣をキャッチする。
→魔力剣はオーラっぽい質感の剣。
→アリアはセリフのみ。

ジハル「おう、気が利くのう」
→ジハルがアリアに手を掲げて感謝を伝える。

アリア「結界で周囲を守らないと……」
→アリアが慌てて魔術を発動し、周囲に結界を張る。

p8
身構えて対峙するジハルとロロゥ。
→緊張感のある静寂。
→大ゴマで。

ドキドキするアリアの顔アップ。

静かに構えるロロゥの顔アップ。

ぎらついた表情のジハルの顔アップ。

p9
ロロゥが高速で突進。
→とてつもないスピード感を強調。

ジハル「ぬぁっ!?」
→ロロゥが聖剣をジハルに叩きつける。
→ジハルは魔力剣で弾く。

衝撃でジハルが後退。
→地面を滑る。

そこにロロゥが刺突の追撃を放つ。
→ジハルは魔力剣で防御する。

p10
ロロゥ「これは縮地と呼ばれる技法だ」
→ロロゥがジハルの背後に一瞬で回り込む。
→ジハルがハッとした顔に。
→ジハルの正面から肩越しのアングルで。

ロロゥ「足運びの極致」
→ジハルが振り向きざまに上段切りで攻撃する。

ロロゥ「相手の視線や意識さえも利用し」
→ロロゥが高速移動で上段切りを躱す。

ロロゥ「疾さで翻弄する」
→ロロゥが連続で攻撃を繰り出す。
→ジハルが滅多打ちになる。

p11
ハラハラして見守るアリア。

アリア「魔獣を倒した斬撃が通じない!」
→一方的に攻撃されるジハル。
→アリアはセリフのみ。

アリア「これが聖剣の化身……!!」
→ロロゥの斬撃が直撃し、ジハルを吹っ飛ばす。

ジハルが地面を激しく転がる。

p12
ロロゥ「汝は弱い。降参せよ」
→傷だらけで倒れるジハル。
→ロロゥが冷酷に告げる。

ジハル「くっくっく……」
→倒れたまま笑うジハル。

ロロゥ「何がおかしい」
→怪訝そうなロロゥ。

ジハル「図に乗ったお前が憐れでのう」
→むくりと起き上がるジハル。
→血がボタボタと垂れている。

ジハル「素早い動き……縮地じゃったな」
→ゆらりと立ち上がるジハル。
→脱力して魔力剣を構える。

p13
ジハル「こうか?」
→ジハルが一瞬でロロゥの背後に回り込む。
→ロロゥの肩越しのアングル。
→大ゴマで。

ロロゥが振り向きざまに聖剣を横薙ぎに振るう。
→残像を発してジハルが消える。

ジハル「遅いのう」
→聖剣を振り抜いた姿勢で固まるロロゥ。
→死角にジハルがしゃがんでいる。

ジハル「欠伸が出そうじゃわい」
→ジハルが肘打ちで攻撃。
→ロロゥを大きく怯ませる。

p14
ジハルとロロゥが高速戦闘を繰り広げる。
→周囲は視認できないようなスピード。

アリア「間違いない、縮地を模倣している……!」
→感動するアリア。
→周囲の住民が愕然としている。

アリア「これが盗剣の才!!」
→ジハルの刺突がロロゥを吹っ飛ばす。
→大ゴマで。

p15
ロロゥ「ぐっ」
→ロロゥが腹を押さえてよろめく。

ロロゥ「小癪な真似を……ッ!!」
→憤怒するロロゥがジハルに斬りかかる。

ジハル「くはは、ワシは天才じゃからのう」
→笑うジハルは余裕をもって回避。

ロロゥ「クァッ!」
→ロロゥがさらに加速する。

ロロゥの前で、ジハルが上段切りの構えを取る。
→全身が雷のエフェクトで包まれている。

p16
ジハルの上段切りがロロゥを真っ二つに切り裂く。
→迫力のある大ゴマで。

斬られたロロゥが蒸発して消滅。

残された聖剣を掴み取るジハル。
→手元をアップ。

ジハル「聖剣はワシのもんじゃあああああァァッ!!!」
→大喜びで宣言するジハル。

p17
場面転換。
→街から出るジハルとアリア。
→ジハルは聖剣を肩に担いでいる。

二人の前に無傷のロロゥが出現する。
→道の端に佇んでいる。

ジハル「しつこいのう。再戦希望か?」
ロロゥ「否。勝負は既に決した」
→鬱陶しそうな顔をするジハル。
→首を振るロロゥ。

ロロゥがスッとジハルを指差す。
→指をアップで。

ロロゥ「汝を次代の勇者と認めよう」
→ジハルの持つ聖剣が発光する。

p18
光が治まると、聖剣が変形している。
→西洋の剣から白鞘の日本刀に。

ジハル「何じゃこれは!」
ロロゥ「汝に適した形に成長したのだ」
→聖剣を見て驚くジハル。
→説明するロロゥ。

p19
ロロゥ「今後は勇者にふさわしい行いを心がけよ」
→ジハルに告げるロロゥ。
→神々しい感じで。

ジハル「命令するな。ワシは最強を目指すだけじゃ」
→ジハルは面倒そうに応じる。

ロロゥ「……つくづく生意気な人間だ」
→ロロゥが肩をすくめて呆れる。

ロロゥの身体が聖剣に吸い込まれて消える。

p20
ジハル「まあええわ、さっそく試し切りじゃ! 魔物を探すぞ!」
→楽しそうに鞘から聖剣を抜くジハル。

アリア「魔獣討伐に聖剣の入手……」
→上機嫌なジハルをじっと見つめるアリア。

アリア(あまりにも強すぎる!!)
→気圧されて息を呑むアリア。

【本当に世界最強になれるかも……!?】
→聖剣を持って楽しそうに歩くジハル。