五十嵐、君を親友じゃないなんて一回も思ったことはないよ。

じゃあなんで、

きっとボスは私を消したがっていた。
きっと柊の件であろう。
私と柊は確かに親友関係であった。
その関係は立場が変われど続いていた。
組織の話は一切していないがあるバーで一緒に飲んでいるときがあった。
きっとそれがバレたのであろう。

今回の五十嵐が柊を始末すると知った。
その時に私もこの件を最後に消されるだろうと、何となくだが、感が働いた。
でも手を引けなかった。
この汚れた私の手でも少しでも未来ある子供を救いたかった。
私の最後の依頼には最適だった。

なんで、なんで僕にすべて言ってくれなかったんだ!
言って行ってくれてもよかっただろ!

君に話していたら、君も消されていた。
消されるのは、一人でいい。

そんなの、如月が決めることじゃない!

五十嵐聴いてくれ、
私の最後の願いを


バタバタバタ
如月!如月!なんでこんなになってるんだ。

五十嵐、着いたんだね。

如月、まだ、大丈夫、希望はあるから諦めないで。


君は私に無理を言うんだね。
手に入れたものはいつか必ず、失う。
これは、この世の決まりだ。
その時間が早いか遅いかは、私が決めれることではない。
それは、この世の自然の流れ決めるものだ。
時は止まってはくれない、立ちなさい。
五十嵐、自分の足で、歩め。
私はもう居ないのだから。
そして、子供を救う側になってくれ、
こんな裏の世界の人間に助けられても、
子供たちは、多くの事件に巻き込まれてしまうから。
五十嵐、君のその頭があれば簡単だろ?

そんな簡単に言うなよ、
如月、そもそも僕は子供が苦手だ。

君ならできるさ、
五十嵐、私の部下は解散させてくれ、
組織に残るも、抜けるも自由にさせてやってくれ。
そして子供たちを守ってくれ。
僕の最後の願いだ聞いてくれ。

如月、如月、、、あ“――あ”――