午後七時三十分

「如月さん、幹部の一人水本を捕らえました。
そいつの情報によると、立花は神戸にはいません」

はっ?

「馬鹿だな、如月さんて言ったか?
俺たちはしょせんお取りだ、立花さんはお前との一対一を望んでる。
立花さんは京都の裏町にいる。
行けよ如月!!」

「おい、貴様誰に口をきいている」

「俺は殺される覚悟ができているんでな」

「如月さん絶対一人で行ってはいけません。
 罠ですよ。」

「あー如月さんよ、いいことを教えてやる。
 早くいかないと、一人の子供の命が危ないぜ?」

「貴様、よくも」

「あー早く殺せ、
 如月さんあんたをあの世で待っているよ」 バーン

「如月さん、行ってはいけません。
 俺たちもここが片着いたらすぐに如月さんの元へ向かいます。
 それまでどうか。お待ちください。」

すみません、一人の子供の命がかかっている。
しかもきっと君たちが来てはその子供は殺されるだろう。
あとは任せましたよ。
通信は切らせていただきます。
皆さんまた。どうかご無事で  プツン


五十嵐、君は本当にすごいよ。
そして、私は君の忠告を無視することになるね。
君はきっと怒るだろう。
でも許してくれ。