<page1>
⚪︎ギルツ、メイ、ドスの回想
ギルツ(俺たちは3人でいつも仕事をこなしていた。結構あちこち行って魔物を倒したりよくわからんけど高そうな石を見つけたりしてた。とにかく3人で楽しく過ごしていた)
<page2>
メイ(だんだん強くなって実力もついてちょっと町で有名になっていった。そうしたら私たちの仲間になりたいと言ってくる人も出てきた。最初はもちろん嬉しかった。仲間が増える、もっと楽しくなるかもって)
<page3>
ドス(でもそうはならなかった。仲間が増えるにつれて、変なことをするやつもいた。最初はヘコヘコしていたくせに俺たちの名前を出して威張り散らすやつ、適当に理由をつけて町の人からお金を取ろうとするやつ、誰がこの町で1番強くて偉いかという話に勝手に俺らの名前を使うやつ。そんな奴らのせいで、息苦しくなっていた。)
<page4>
ギルツ(それが嫌になってパーティを解散、持ってた金のほとんどを迷惑かけた町の人たちに寄付し、離れた町で3人でやり直すことにした)
⚪︎酒場のテーブルにいる3人
ギルツ「次新しい仲間を入れるときは強さは関係なしで、いい奴にしよう!」
ドス「そうだな」
<page5>
そんなある日、息を切らしたメイが酒場にいるギルツのところへ走ってくる
メイ「聞いてっ、めっちゃ、いい子がいた!」
ギルツ「落ち着け、どういうことだ?」
メイ「道に迷ってたら、銀髪のちょっと若い男の子が案内してくれて、しかも荷物も持ってくれた!」
<page6>
メイ「仲間にしよう!」
ギルツ「まあ待て、持論だが女に優しくする男は珍しくない」
メイ「えー、でもとっても優しい雰囲気の子だったのに」
ギルツ「見た目に騙されちゃあいかんぜよ」
ドスが走ってやってきた
ドス「道に迷ってたら案内してくれた、銀髪の超いい子がいた!」
ギルツ「よーし、お前らそいつを連れて来い!仲間にする」
外へ出ていくドスとメイ
<page7>
ビオルの困惑する声と共に彼を抱えたドスとメイがギルツの元へ戻る
ビオル「あのこれは・・・」
ギルツ「俺はギルツ。君、名前は?」
ビオル「ビオルです・・・」
ギルツ「ビオル、急にこんなことをしてすまない。ただ、仲間が助けられたと聞いてね。突然だが、冒険者として俺らの仲間になってくれないか?」
<page8>
ビオル「仲間・・・?」
驚くビオル
ビオル「でも僕は強くないし、今までの記憶がないから、色んなパーティから追放されてきました」
⚪︎追放された日々を思い返すビオル
ビオル「ですから、みなさんの役に立てるかどうか・・・」
<page9>
ギルツ「問題ない。俺らは楽しくやれればいいし、ちょっとずつ強くなればいいからな」
ビオル「ちょっとずつ・・・」
ギルツ「やってくれるか?」
メイ、ドス、ギルツがビオルに手を出す
<page10>
ビオル「よろしくお願いします」
ギルツの手を取るビオル
メイ「私とも握手ひてー」
ドス「俺も」
ビオル「あ、はい」
慌ててメイとドスとも握手するビオル
<page11>
ギルツ(その後は4人で楽しくやってた。でもつい先日、4人でいった遺跡でビオルが1人はぐれてしまった)
⚪︎回想終わり
⚪︎酒場で泣くメイ、ギルツ、ドス
ギルツ(そんで3人でオイオイ泣いてたら)
ビオル「ただいま」
<page12>
3人の前に現れるビオル
ギルツ(帰ってきたんだよ、ビオルが)
泣きながらビオルに飛びつく3人
ドス(帰ってきた)
メイ(帰ってきたんだけど)
左手をおさえるビオル
ビオル「ごめん、今ものすごく・・・」
<page13>
ビオル「左手の天使がうずくんだ・・・」
ギルツ、メイ、ドス(なんか大変なことになってる!)
<page14>
⚪︎夜、宿のベッドで横たわるビオル
ビオル「なんか、勘違いされている気がするんだけど」
コロン「仕方ないさ」
<page15>
ビオルの腕からコロンが出てくる
コロン「私のことが見えるのは素質のある者だけだからねえ」
ビオル「あんまり腕の中で暴れないで欲しいな」
コロン「久しぶりに外に出たから少しぐらい暴れてみたいさ。私の力使わないかい?」
ビオル「やだよ、怖いもん。ってゆうか、見える素質って何?」
コロン「まあ、主に若い奴にしか見えないのさ」
<page16>
ビオル「ふーん、まあいいや、今日は疲れたし、眠ろう」
毛布を被るビオル
コロン「ねえ、もう眠った?」
ビオル「眠った」
<page17>
⚪︎次の日の朝 町の広場
ギルツ、メイ、ドスの3人が集まっているところにビオルが到着
ビオル「ごめんなさい、左腕が暴れるのをおさえるのに時間かかっちゃって」
ドス「今日は予定変更だ。お前のケガの治療しに行くぞ」
<page18>
ビオル「えっ、じゃあ拾った石だけで作る新時代のファッションの仕事は・・・?」
メイ「あれはキャンセルしたよ」
ギルツ「お前の身体が心配だからな。というわけで、行ってみよう!」
⚪︎町医者に移動
<page19>
ビオルを診る医者
医者「うむ」
ギルツ「どうっすか、左腕とか大丈夫ですか?」
ビオル「うっ」
左腕をおさえるビオル
医者「うん、大丈夫でしょ」
メイ「本当になんともないの?」
医者「綺麗な腕だよ、大切にしなさい」
<page20>
⚪︎外に出る4人
ドス「まだ良くならんか?」
ビオル「うっ、ごめんまだ・・・。でも大丈夫、自分でなんとかするから」
ギルツ「バカやろう、仲間が苦しんでいるのにほっとけるかよ!」
メイ「あっ、そうだ。町から離れたところに教会があったはず。そこに行ってみようよ!」
<page21>
⚪︎町はずれの教会
教会の女性に左腕を見てもらうビオル
メイ「どうですか?」
女性「うーん・・・」
困った顔で左手をおさえているビオルを見る女性
ビオル「うわっ、超うずく!」
<page22>
困った挙句、とりあえずビオルを抱きしめる女性
女性「どうですか、治りましたか?」
ビオル「すみません、まだちょっと・・・」
女性「そうですか・・・別の者に代わりますね」
<page23>
女性と入れ替わって男性がやってきてビオルを抱きしめる
男性「どうですか?」
ビオル「ごめんなさい・・・」
男性「別の者に代わりますね」
全ての教会の人にハグされるビオル、しかし誰も彼の左手のうずきを止められなかった
<page24>
女性「まぁ、一時的なものだと思いますよ!」
⚪︎教会の外
ギルツ「ダメだったか」
ドス「自然に良くなることを願うしかないか」
メイ「きっと大丈夫よ、それにほら」
ビオルが通りすがりの人に道案内をしている
メイ「ビオルの良さは変わらないわよ」
3人に合流するビオル
<page25>
ギルツ「よし!帰るか!」
あたりが暗くなる
ドス「なんだ?」
メイが空を見上げる
メイ「嘘でしょ・・・」
<page26>
ドラゴンが空を飛んでる
ギルツ「ドラゴンだ!」
ギルツ、ドス、メイが構える
ドラゴンが襲いかかる
ドラゴンの攻撃を受けるのに精一杯の3人
コロン「お、なんだいきのいいやつがいるじゃないか。我にもやらせろ」
<page27>
ビオルの左腕が電気を帯びる
ビオル「え、なに、何する気?」
左腕をおさえるビオル
コロン「しっかり狙え、チャンスは一回だ」
ビオル「え、なんか溢れてくる」
ビオルの腕がドラゴンを捉える
コロン「今だ、いけっ!」
<page28>
ビオルの腕から稲妻のようなものが出てドラゴンに直撃
ドラゴンが倒れる
<page29>
驚くメイ、ドス、ギルツ
意識を失うビオル
メイ、ドス、ギルツ「めっちゃすごいじゃん・・・」
⚪︎ギルツ、メイ、ドスの回想
ギルツ(俺たちは3人でいつも仕事をこなしていた。結構あちこち行って魔物を倒したりよくわからんけど高そうな石を見つけたりしてた。とにかく3人で楽しく過ごしていた)
<page2>
メイ(だんだん強くなって実力もついてちょっと町で有名になっていった。そうしたら私たちの仲間になりたいと言ってくる人も出てきた。最初はもちろん嬉しかった。仲間が増える、もっと楽しくなるかもって)
<page3>
ドス(でもそうはならなかった。仲間が増えるにつれて、変なことをするやつもいた。最初はヘコヘコしていたくせに俺たちの名前を出して威張り散らすやつ、適当に理由をつけて町の人からお金を取ろうとするやつ、誰がこの町で1番強くて偉いかという話に勝手に俺らの名前を使うやつ。そんな奴らのせいで、息苦しくなっていた。)
<page4>
ギルツ(それが嫌になってパーティを解散、持ってた金のほとんどを迷惑かけた町の人たちに寄付し、離れた町で3人でやり直すことにした)
⚪︎酒場のテーブルにいる3人
ギルツ「次新しい仲間を入れるときは強さは関係なしで、いい奴にしよう!」
ドス「そうだな」
<page5>
そんなある日、息を切らしたメイが酒場にいるギルツのところへ走ってくる
メイ「聞いてっ、めっちゃ、いい子がいた!」
ギルツ「落ち着け、どういうことだ?」
メイ「道に迷ってたら、銀髪のちょっと若い男の子が案内してくれて、しかも荷物も持ってくれた!」
<page6>
メイ「仲間にしよう!」
ギルツ「まあ待て、持論だが女に優しくする男は珍しくない」
メイ「えー、でもとっても優しい雰囲気の子だったのに」
ギルツ「見た目に騙されちゃあいかんぜよ」
ドスが走ってやってきた
ドス「道に迷ってたら案内してくれた、銀髪の超いい子がいた!」
ギルツ「よーし、お前らそいつを連れて来い!仲間にする」
外へ出ていくドスとメイ
<page7>
ビオルの困惑する声と共に彼を抱えたドスとメイがギルツの元へ戻る
ビオル「あのこれは・・・」
ギルツ「俺はギルツ。君、名前は?」
ビオル「ビオルです・・・」
ギルツ「ビオル、急にこんなことをしてすまない。ただ、仲間が助けられたと聞いてね。突然だが、冒険者として俺らの仲間になってくれないか?」
<page8>
ビオル「仲間・・・?」
驚くビオル
ビオル「でも僕は強くないし、今までの記憶がないから、色んなパーティから追放されてきました」
⚪︎追放された日々を思い返すビオル
ビオル「ですから、みなさんの役に立てるかどうか・・・」
<page9>
ギルツ「問題ない。俺らは楽しくやれればいいし、ちょっとずつ強くなればいいからな」
ビオル「ちょっとずつ・・・」
ギルツ「やってくれるか?」
メイ、ドス、ギルツがビオルに手を出す
<page10>
ビオル「よろしくお願いします」
ギルツの手を取るビオル
メイ「私とも握手ひてー」
ドス「俺も」
ビオル「あ、はい」
慌ててメイとドスとも握手するビオル
<page11>
ギルツ(その後は4人で楽しくやってた。でもつい先日、4人でいった遺跡でビオルが1人はぐれてしまった)
⚪︎回想終わり
⚪︎酒場で泣くメイ、ギルツ、ドス
ギルツ(そんで3人でオイオイ泣いてたら)
ビオル「ただいま」
<page12>
3人の前に現れるビオル
ギルツ(帰ってきたんだよ、ビオルが)
泣きながらビオルに飛びつく3人
ドス(帰ってきた)
メイ(帰ってきたんだけど)
左手をおさえるビオル
ビオル「ごめん、今ものすごく・・・」
<page13>
ビオル「左手の天使がうずくんだ・・・」
ギルツ、メイ、ドス(なんか大変なことになってる!)
<page14>
⚪︎夜、宿のベッドで横たわるビオル
ビオル「なんか、勘違いされている気がするんだけど」
コロン「仕方ないさ」
<page15>
ビオルの腕からコロンが出てくる
コロン「私のことが見えるのは素質のある者だけだからねえ」
ビオル「あんまり腕の中で暴れないで欲しいな」
コロン「久しぶりに外に出たから少しぐらい暴れてみたいさ。私の力使わないかい?」
ビオル「やだよ、怖いもん。ってゆうか、見える素質って何?」
コロン「まあ、主に若い奴にしか見えないのさ」
<page16>
ビオル「ふーん、まあいいや、今日は疲れたし、眠ろう」
毛布を被るビオル
コロン「ねえ、もう眠った?」
ビオル「眠った」
<page17>
⚪︎次の日の朝 町の広場
ギルツ、メイ、ドスの3人が集まっているところにビオルが到着
ビオル「ごめんなさい、左腕が暴れるのをおさえるのに時間かかっちゃって」
ドス「今日は予定変更だ。お前のケガの治療しに行くぞ」
<page18>
ビオル「えっ、じゃあ拾った石だけで作る新時代のファッションの仕事は・・・?」
メイ「あれはキャンセルしたよ」
ギルツ「お前の身体が心配だからな。というわけで、行ってみよう!」
⚪︎町医者に移動
<page19>
ビオルを診る医者
医者「うむ」
ギルツ「どうっすか、左腕とか大丈夫ですか?」
ビオル「うっ」
左腕をおさえるビオル
医者「うん、大丈夫でしょ」
メイ「本当になんともないの?」
医者「綺麗な腕だよ、大切にしなさい」
<page20>
⚪︎外に出る4人
ドス「まだ良くならんか?」
ビオル「うっ、ごめんまだ・・・。でも大丈夫、自分でなんとかするから」
ギルツ「バカやろう、仲間が苦しんでいるのにほっとけるかよ!」
メイ「あっ、そうだ。町から離れたところに教会があったはず。そこに行ってみようよ!」
<page21>
⚪︎町はずれの教会
教会の女性に左腕を見てもらうビオル
メイ「どうですか?」
女性「うーん・・・」
困った顔で左手をおさえているビオルを見る女性
ビオル「うわっ、超うずく!」
<page22>
困った挙句、とりあえずビオルを抱きしめる女性
女性「どうですか、治りましたか?」
ビオル「すみません、まだちょっと・・・」
女性「そうですか・・・別の者に代わりますね」
<page23>
女性と入れ替わって男性がやってきてビオルを抱きしめる
男性「どうですか?」
ビオル「ごめんなさい・・・」
男性「別の者に代わりますね」
全ての教会の人にハグされるビオル、しかし誰も彼の左手のうずきを止められなかった
<page24>
女性「まぁ、一時的なものだと思いますよ!」
⚪︎教会の外
ギルツ「ダメだったか」
ドス「自然に良くなることを願うしかないか」
メイ「きっと大丈夫よ、それにほら」
ビオルが通りすがりの人に道案内をしている
メイ「ビオルの良さは変わらないわよ」
3人に合流するビオル
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ギルツ「よし!帰るか!」
あたりが暗くなる
ドス「なんだ?」
メイが空を見上げる
メイ「嘘でしょ・・・」
<page26>
ドラゴンが空を飛んでる
ギルツ「ドラゴンだ!」
ギルツ、ドス、メイが構える
ドラゴンが襲いかかる
ドラゴンの攻撃を受けるのに精一杯の3人
コロン「お、なんだいきのいいやつがいるじゃないか。我にもやらせろ」
<page27>
ビオルの左腕が電気を帯びる
ビオル「え、なに、何する気?」
左腕をおさえるビオル
コロン「しっかり狙え、チャンスは一回だ」
ビオル「え、なんか溢れてくる」
ビオルの腕がドラゴンを捉える
コロン「今だ、いけっ!」
<page28>
ビオルの腕から稲妻のようなものが出てドラゴンに直撃
ドラゴンが倒れる
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驚くメイ、ドス、ギルツ
意識を失うビオル
メイ、ドス、ギルツ「めっちゃすごいじゃん・・・」