この物語は私が高校三年生の時に文化祭で書いた物語です。元々、私は人見知りで言葉で何かを伝えるということが苦手です。琴葉ちゃんはそんな私に重ねました。
葉月ちゃんは私の中学三年生の時に同じクラスだったある女の子がモデルになっています。その子とは班が同じで明るくてしっかりしているので人見知りする私にとってはとても眩しい存在で憧れの存在です。今でも、たまに連絡を取り合って仲良くさせてもらっています。葉月ちゃんのそんな明るい性格はその子が「物語の中に出てきたら」「近所に住んでいたら」などと考えて出来た存在です。
霜花は、私が抱える心の闇を具現化させたものです。私は、小学生の頃誰にも言えない苦しみを抱えていました。そんな言葉では表せないような苦しみを少しでも和らげたいという気持ちで出来たイマジナリーフレンドのようなものです。そしていろんな物語に触れたことで少しずつ心にも余裕が出来て今ではそれを完全にとまではいかなくても、受け入れられるようになりました。霜花はそんな人の苦しみに寄り添えるようなキャラになってもらえたらなと思っています。