次の日も、ゆかは両親が仕事に出かけたのを見計らって、1人買い物に出かけることにした。
昨日行ったスーパーではなくて、自転車で行かないといけないような、少し遠いスーパーを目指して。
悪いことをしているわけではないけれど、人に見られるのが、嫌だった。
慣れない場所だと駐輪場に停めるだけなのに、周りをキョロキョロと見てしまって、一気に恥ずかしさが込み上げてくる。
ゆかの心の中は常に食べたいっていう気持ちと、食べたらダメっていう気持ちの2つが葛藤していて、入り口の前に来ると足が鎖で結ばれたみたいに動けなくなってしまった。
だけど、食べたいっていう気持ちの方がどんどんと湧き上がってきて、もう抑えることができなかった。
いつもなら目にとまる野菜コーナーとか、魚コーナーとかには目もくれず、どんどんとお菓子コーナーへと突き進んだ。
健康的なものとかよりも、甘くて、こってりしていて、満足感のある、そんなものが食べたくて仕方がない。
「今の自分は食べものに取り憑かれている」
そう思うと、頭の中が真っ白になって、これから先、生きていけないって思った。
そして、ゆかはこの日から人が怖くなった。
食べ物しか考えられなくなってしまった自分も、簡単に人を裏切る先輩も、誰のことも信じられなくなって、心の底から人と関わりたくないって思った。
人は何を考えているのか分からなくて、期待するだけ傷つけられるんだって思った。
外の世界は、怖い。
もう、家から出たくない、学校にも行きたくない。
翌日、ゆかは学校を休んだ。。
その次の日も、また次の日も、学校には行けなかった。
昨日行ったスーパーではなくて、自転車で行かないといけないような、少し遠いスーパーを目指して。
悪いことをしているわけではないけれど、人に見られるのが、嫌だった。
慣れない場所だと駐輪場に停めるだけなのに、周りをキョロキョロと見てしまって、一気に恥ずかしさが込み上げてくる。
ゆかの心の中は常に食べたいっていう気持ちと、食べたらダメっていう気持ちの2つが葛藤していて、入り口の前に来ると足が鎖で結ばれたみたいに動けなくなってしまった。
だけど、食べたいっていう気持ちの方がどんどんと湧き上がってきて、もう抑えることができなかった。
いつもなら目にとまる野菜コーナーとか、魚コーナーとかには目もくれず、どんどんとお菓子コーナーへと突き進んだ。
健康的なものとかよりも、甘くて、こってりしていて、満足感のある、そんなものが食べたくて仕方がない。
「今の自分は食べものに取り憑かれている」
そう思うと、頭の中が真っ白になって、これから先、生きていけないって思った。
そして、ゆかはこの日から人が怖くなった。
食べ物しか考えられなくなってしまった自分も、簡単に人を裏切る先輩も、誰のことも信じられなくなって、心の底から人と関わりたくないって思った。
人は何を考えているのか分からなくて、期待するだけ傷つけられるんだって思った。
外の世界は、怖い。
もう、家から出たくない、学校にも行きたくない。
翌日、ゆかは学校を休んだ。。
その次の日も、また次の日も、学校には行けなかった。