太古の昔、極東にある島国は倭国という名前で呼ばれていた。

自然と共存し平和に食物を分け与えていた時代は終焉を迎え、倭国は朝鮮半島から伝わった鉄により新たな時代へと踏み出している最中だった。

交易がもたらした贈り物は、飛躍的に人の生活を豊かにし、人口を爆発的に増加させていった。
そして集落だった村は、人々の間で階級が作られ、クニといわれる小さな国家へと変貌していく。