「お疲れ様でーす。」
スタッフルームに入ると、女性の関西弁が聞こえた。
「あぁっー!ちょっと和希!!何しとんねん!」
「いや違うんすよ!もともと、もともとこうなってたんですって!」
「気づいなんなら戻しときやー!」
「すんませんすんません!」
おしゃれで素敵な容姿と関西弁とのギャップが激しいナナさん。私の先輩。
怒られてる茶髪(地毛らしい。)の男の子は和希くん。こちらは同期…って言えばいいの?まあ、そういうこと。
「わぁっ!ひーちゃんやん!」
「お疲れ様ですナナさん!」
「はぁ〜今日もひーちゃんがかわええ〜!」
そう言うと綺麗なネイルが施されているほっそりした指で私のほっぺを摘んだ。
まったくナナさんは毎回毎回私に会うたびほっぺ触ってくるんだから…。
「ほっぺむにむにするのやめてください…。」
「むふふ。」
「うぅ…あ、なんでカズくん怒られてたんですか?」
咄嗟にナナさんをカズくんにパス。
逃げられたと思ってたようでカズくんは恨めしそうな顔でこっちを見てくる。
しーらない。
「これ見てみ!酷すぎるやろ!?」
「うっわぁ。マジないわカズくん…。」
ナナさんがわざわざ店長に許可までもらって置いているお気に入りのサメコレクションがぐちゃっと崩れていた。
モチモチなサメたちはいつも綺麗に揃えられているのに見ていて可哀想になる。
「いやだから俺じゃないって!」
「まぁ最近地震多いからねぇ。」
「にしたって直してくれてもええやろに。」
「ほんとそうですねー。」
「ごめんなさい…。」
カズくんが本気で落ち込み始めてしまったのでそろそろやめたほうがいい気がする。
って言うかあれ聞かなきゃ。告白事件。
「あ、二人とも、誰かに私の連絡先教えたりしました?」
「え?」
「いや?」
「ですよねー。」
「どうしたん?大丈夫?」
「いやなんか知らない人からLINEが来て…。」
「はぁっ!?何て?」
「いやなんか告られた。」
「それやばいやつやん。」
「名前聞いたんだけど分かんなくて…。」
「なんて名前?」
「海音って言ってました。」
「聞いたことないなぁ。」
「俺も多分知り合いにはいないな。」
「そっかー。」
「なんかあったら言ってや!?すぐぶっ飛ばしに行くけん。」
「ナナさん物騒。」
「ありがとうございます…。」
バイト先もいない…となると。
幼なじみに聞いてみるか…。
スタッフルームに入ると、女性の関西弁が聞こえた。
「あぁっー!ちょっと和希!!何しとんねん!」
「いや違うんすよ!もともと、もともとこうなってたんですって!」
「気づいなんなら戻しときやー!」
「すんませんすんません!」
おしゃれで素敵な容姿と関西弁とのギャップが激しいナナさん。私の先輩。
怒られてる茶髪(地毛らしい。)の男の子は和希くん。こちらは同期…って言えばいいの?まあ、そういうこと。
「わぁっ!ひーちゃんやん!」
「お疲れ様ですナナさん!」
「はぁ〜今日もひーちゃんがかわええ〜!」
そう言うと綺麗なネイルが施されているほっそりした指で私のほっぺを摘んだ。
まったくナナさんは毎回毎回私に会うたびほっぺ触ってくるんだから…。
「ほっぺむにむにするのやめてください…。」
「むふふ。」
「うぅ…あ、なんでカズくん怒られてたんですか?」
咄嗟にナナさんをカズくんにパス。
逃げられたと思ってたようでカズくんは恨めしそうな顔でこっちを見てくる。
しーらない。
「これ見てみ!酷すぎるやろ!?」
「うっわぁ。マジないわカズくん…。」
ナナさんがわざわざ店長に許可までもらって置いているお気に入りのサメコレクションがぐちゃっと崩れていた。
モチモチなサメたちはいつも綺麗に揃えられているのに見ていて可哀想になる。
「いやだから俺じゃないって!」
「まぁ最近地震多いからねぇ。」
「にしたって直してくれてもええやろに。」
「ほんとそうですねー。」
「ごめんなさい…。」
カズくんが本気で落ち込み始めてしまったのでそろそろやめたほうがいい気がする。
って言うかあれ聞かなきゃ。告白事件。
「あ、二人とも、誰かに私の連絡先教えたりしました?」
「え?」
「いや?」
「ですよねー。」
「どうしたん?大丈夫?」
「いやなんか知らない人からLINEが来て…。」
「はぁっ!?何て?」
「いやなんか告られた。」
「それやばいやつやん。」
「名前聞いたんだけど分かんなくて…。」
「なんて名前?」
「海音って言ってました。」
「聞いたことないなぁ。」
「俺も多分知り合いにはいないな。」
「そっかー。」
「なんかあったら言ってや!?すぐぶっ飛ばしに行くけん。」
「ナナさん物騒。」
「ありがとうございます…。」
バイト先もいない…となると。
幼なじみに聞いてみるか…。