一ページ
主人公、樹が勤めている出版社の会社の中、樹は他の社員とともに夜遅くまで残業している。
そして十一時になった時計を見る
樹 (やばいもうこんな時間か、そろそろ帰らないと終電に間に合わなくなる)
二ページ
樹は会社を出て急ぎ足で駅に向かう
そして駅に着き電車の発車標を見て終電の発車時刻までわずかしないことに気付きホームに向かって精一杯走る
電車の発車ベルが鳴る
駅のアナウンス「六番線から◯◯行き、最終電車がまもなく発車いたします」
三ページ
樹は急いで階段を下ったが電車には間に合わなかった
樹「あーあ、間に合わなかった」
落ち込んでいると一人の男が声をかけてきた
真司「もしかして樹か?」
四ページ
樹はその男の方へ振り返る
樹「あっ!真司か!」
真司「おっ!やっぱり樹か久しぶり!」
真司「こんな所で何落ち込んでいるんだ?」
樹「実は…」
五ページ
最終電車に乗り遅れたことを話す様子
真司「そうか、それなら俺の家泊まるか?」
樹「それは助かる、ぜひそうしてもらうよ」
樹はホッとした表情を見せる
駅のアナウンス「七番線から✕✕行き、最終電車がまもなく発車いたします」
樹と真司は七番線から電車に乗り込み電車のドアが閉まる
六ページ
満員の最終電車の中、樹はつり革を掴みぐったりしている
樹(はあ、毎日時間に追われる日ばかりだな)
回想
子供の頃の樹、家で漫画に囲まれて漫画を読む姿
大学生の頃の樹、出版社に面接を受けに行く姿
面接の合否が電話でかかってきて受かり喜ぶ樹の姿
回想終了
七ページ
樹(今、俺は幸せのはずなんだけどな…)
樹は一人じゃ抱えきれない仕事の内容や人間関係があまりよくないことを思いだし大きな溜息をつく
真司「どうしたんだ、そんな大きな溜息をついて」
樹「いろいろあってね…」
八ページ
そして真司の最寄りの駅に着き、樹は重い足取りで道を歩いている
樹「たまには仕事をほっぽり出してどこかに行ってゆっくりしたいな」
真司「じゃあ有休でも取って旅行でもしたら?」
樹「そうしたいけどこんな忙しい状況じゃ旅行なんてできないな」
九ページ
樹と真司は信号待ちをしている
真司「お互い、漫画編集者というやりたい仕事ができてよかったな」
樹「まあね」
そして信号が青になり樹と真司は歩道を渡る
その時、大型トラックが猛スピードで樹と真司の方へ
十ページ
病院のベッドにて
樹はベッドで横になっており意識を取り戻す、一瞬戸惑いを見せるが思いだす。
樹(そうだった…、思いだした)
樹(真司は無事なのかな…)
十一ページ
次の日
病院の樹がいる病室でテレビがついている
テレビのニュースキャスター「先日、〇〇の交差点で交通事故があり一人の歩行者が意識不明の状態で病院に搬送されました」
テレビのニュースキャスター「ブレーキの故障により歩行者に突っ込んだ模様です」
樹「えっ、一人…」
樹は驚いた顔する
十二ページ
数か月後、樹は退院し病院から出る
樹「真司は一体何処へ消えたんだ…」
そして樹の携帯に着信が鳴る
十三ページ
樹は電話に出る
樹「はい」
真司の母「もしもし、真司の母です。樹君久しぶりです。」
樹「真司のお母さんですか、久しぶりです」
十四ページ
真司の母「ちょっと聞きたいことがあって…」
樹「はい、何ですか?」
真司の母「ちょっと数カ月前から息子とまったく連絡が取れなくて今、捜索願を出しているの」
真司の母「それで樹君は真司について心当たりある?」
十五ページ
樹「実は…」
樹は今までのことを真司の母に話す
真司の母「たしかその日まで真司は会社に出社していたって警察の方が言っていたわ」
真司の母「樹君、ありがとうね真司のこと教えてくれて」
十六ページ
樹「またなんかあったら言ってください」
真司の母「はい、ありがとうね」
そして電話を切る
帰りの電車の中の心配そうな顔している樹の姿
樹「真司、大丈夫だといいな…」
十七ページ
樹は自分の家のアパートの前に着く
樹(久しぶりだな、なんか何十年ぶりに帰ってきたような感じがする}
玄関のドアを開けると事故に遭う前の部屋のまんまだった
部屋に数カ月前の食べかけのパンがあった
十八ページ
樹「うわ、これカビ生えているじゃん」
腐ったパンからは強烈な匂いがし樹は吐きそうになった
そして樹はゴミや服など散らかっている部屋を見て整理や掃除を始める。
樹「さすがに掃除と整理をやった方がいいな」
十九ページ
樹はゴミの分別を始めるが迷ってしまう
樹「あれ、ペットボトルのキャップって何ごみだっけ?」
数時間後、部屋は掃除や整理がされており綺麗になっていた
樹「よし綺麗になった」
二十ページ
樹(掃除してもどうせ数か月後には汚くなるからしてなかったけどスッキリするな)
樹「ついでに押し入れも整理するか」
樹はこの家に引っ越してから一度も押し入れを整理していなかった
樹「よしやるか!」
二十一ページ
樹は押し入れの開けようとすると中からとてつもない何かを感じた
樹(何だこの感覚)
そして押し入れを開けると壁の所にブラックホールみたいなものができていた
樹「えっ、何だこれ」
二十二ページ
樹は目の前にある不思議な穴に不安と好奇心があった
樹は恐る恐るその不思議な穴に引き込まれる感じで近づいていく
そして樹はそのブラックホールみたいな不思議な穴に触れるとその穴に引き込まれ何処かへ行ってしまった
主人公、樹が勤めている出版社の会社の中、樹は他の社員とともに夜遅くまで残業している。
そして十一時になった時計を見る
樹 (やばいもうこんな時間か、そろそろ帰らないと終電に間に合わなくなる)
二ページ
樹は会社を出て急ぎ足で駅に向かう
そして駅に着き電車の発車標を見て終電の発車時刻までわずかしないことに気付きホームに向かって精一杯走る
電車の発車ベルが鳴る
駅のアナウンス「六番線から◯◯行き、最終電車がまもなく発車いたします」
三ページ
樹は急いで階段を下ったが電車には間に合わなかった
樹「あーあ、間に合わなかった」
落ち込んでいると一人の男が声をかけてきた
真司「もしかして樹か?」
四ページ
樹はその男の方へ振り返る
樹「あっ!真司か!」
真司「おっ!やっぱり樹か久しぶり!」
真司「こんな所で何落ち込んでいるんだ?」
樹「実は…」
五ページ
最終電車に乗り遅れたことを話す様子
真司「そうか、それなら俺の家泊まるか?」
樹「それは助かる、ぜひそうしてもらうよ」
樹はホッとした表情を見せる
駅のアナウンス「七番線から✕✕行き、最終電車がまもなく発車いたします」
樹と真司は七番線から電車に乗り込み電車のドアが閉まる
六ページ
満員の最終電車の中、樹はつり革を掴みぐったりしている
樹(はあ、毎日時間に追われる日ばかりだな)
回想
子供の頃の樹、家で漫画に囲まれて漫画を読む姿
大学生の頃の樹、出版社に面接を受けに行く姿
面接の合否が電話でかかってきて受かり喜ぶ樹の姿
回想終了
七ページ
樹(今、俺は幸せのはずなんだけどな…)
樹は一人じゃ抱えきれない仕事の内容や人間関係があまりよくないことを思いだし大きな溜息をつく
真司「どうしたんだ、そんな大きな溜息をついて」
樹「いろいろあってね…」
八ページ
そして真司の最寄りの駅に着き、樹は重い足取りで道を歩いている
樹「たまには仕事をほっぽり出してどこかに行ってゆっくりしたいな」
真司「じゃあ有休でも取って旅行でもしたら?」
樹「そうしたいけどこんな忙しい状況じゃ旅行なんてできないな」
九ページ
樹と真司は信号待ちをしている
真司「お互い、漫画編集者というやりたい仕事ができてよかったな」
樹「まあね」
そして信号が青になり樹と真司は歩道を渡る
その時、大型トラックが猛スピードで樹と真司の方へ
十ページ
病院のベッドにて
樹はベッドで横になっており意識を取り戻す、一瞬戸惑いを見せるが思いだす。
樹(そうだった…、思いだした)
樹(真司は無事なのかな…)
十一ページ
次の日
病院の樹がいる病室でテレビがついている
テレビのニュースキャスター「先日、〇〇の交差点で交通事故があり一人の歩行者が意識不明の状態で病院に搬送されました」
テレビのニュースキャスター「ブレーキの故障により歩行者に突っ込んだ模様です」
樹「えっ、一人…」
樹は驚いた顔する
十二ページ
数か月後、樹は退院し病院から出る
樹「真司は一体何処へ消えたんだ…」
そして樹の携帯に着信が鳴る
十三ページ
樹は電話に出る
樹「はい」
真司の母「もしもし、真司の母です。樹君久しぶりです。」
樹「真司のお母さんですか、久しぶりです」
十四ページ
真司の母「ちょっと聞きたいことがあって…」
樹「はい、何ですか?」
真司の母「ちょっと数カ月前から息子とまったく連絡が取れなくて今、捜索願を出しているの」
真司の母「それで樹君は真司について心当たりある?」
十五ページ
樹「実は…」
樹は今までのことを真司の母に話す
真司の母「たしかその日まで真司は会社に出社していたって警察の方が言っていたわ」
真司の母「樹君、ありがとうね真司のこと教えてくれて」
十六ページ
樹「またなんかあったら言ってください」
真司の母「はい、ありがとうね」
そして電話を切る
帰りの電車の中の心配そうな顔している樹の姿
樹「真司、大丈夫だといいな…」
十七ページ
樹は自分の家のアパートの前に着く
樹(久しぶりだな、なんか何十年ぶりに帰ってきたような感じがする}
玄関のドアを開けると事故に遭う前の部屋のまんまだった
部屋に数カ月前の食べかけのパンがあった
十八ページ
樹「うわ、これカビ生えているじゃん」
腐ったパンからは強烈な匂いがし樹は吐きそうになった
そして樹はゴミや服など散らかっている部屋を見て整理や掃除を始める。
樹「さすがに掃除と整理をやった方がいいな」
十九ページ
樹はゴミの分別を始めるが迷ってしまう
樹「あれ、ペットボトルのキャップって何ごみだっけ?」
数時間後、部屋は掃除や整理がされており綺麗になっていた
樹「よし綺麗になった」
二十ページ
樹(掃除してもどうせ数か月後には汚くなるからしてなかったけどスッキリするな)
樹「ついでに押し入れも整理するか」
樹はこの家に引っ越してから一度も押し入れを整理していなかった
樹「よしやるか!」
二十一ページ
樹は押し入れの開けようとすると中からとてつもない何かを感じた
樹(何だこの感覚)
そして押し入れを開けると壁の所にブラックホールみたいなものができていた
樹「えっ、何だこれ」
二十二ページ
樹は目の前にある不思議な穴に不安と好奇心があった
樹は恐る恐るその不思議な穴に引き込まれる感じで近づいていく
そして樹はそのブラックホールみたいな不思議な穴に触れるとその穴に引き込まれ何処かへ行ってしまった