(つまらん…)
幸人は暇そうに部屋のベッドの上で寝転がってスマホをいじりながら心の中でボソッとぼやいた。いつもやってるゲームもどこか味気がなく何もしてないよりかマシと指を動かすだけの作業と化していた。
1人で何かしようと思っても何も浮かばず、結局寝転がってスマホをいじり、夕食の時間になるまで寝落ちするのが学校から帰ってきてからの幸人のルーティンにいつの間にかなってしまっていた。
(こんなに放課後ってつまんなかったけ…?いつもこんなに早く家でゴロゴロしてたけ…?いやいや、ちょっと待て、こんなだらけてなかったで?)
ゲームに飽きた指はスマホの電源を切る。スマホを枕元に置いてからはぁーっとわざとらしく声有きの大きめのため息をつく。
一瞬、動画配信アプリで何か映画かアニメでも見ようかと考えたが気分が乗らなかった為却下となった。
横目で壁にかかった時計を見るもまだ夕飯には早い時間。
(いつもならまだ帰ってきてない時間やんけ。暇なわけだけども……はぁ〜〜…)
幸人の言う通り、本来ならまだ家にはいないはずの時間だった。
(怜が誘いにのってくれなくなったせいだ。最近、ゲーセンも行ってないし、瀧本先輩のたい焼き食べてないし…)
何かの行事やテストの前日以外はほぼ毎日と言っていいほど放課後は親友の怜と遊びに出かけたりしていた。
だが、ここ最近は放課後以降に彼と一緒に行動することがめっきりと減っていたのだ。
特に習い事などもしていなかった怜は殆ど幸人からの誘いを断ることはなかった。けれど、ここ最近は断る事が多くなってしまった。
その結果、幸人の放課後は家で過ごすか別の友人と遊ぶことが多くなってしまっていた。
(怜のやつ忙しいのかな?でも、部活はやってないし…習い事もやってないって本人が言ってたし……まさか…)
幸人は寝転がりながらある一つの原因を思い浮かべる。怜とあまり連まなくなった時期から考えた一つ。
(み、澪ちゃんが転校してきてからや…怜の隣の席になって、怜が俺に"変に懐かれた挙句実家で居候することになってて怖い"的なこと言ってた頃…!!)
澪が加わってから今の状況になったと推理した幸人。素直に新しい人との交流はいいことだと思うが、今までの絆が疎かになってしまうのは寂しいとも思っていた。
けれど、澪が加わった事だけが原因ではないと気がしていた。
幸人は最近の怜の姿を思い浮かべる。
(最近の怜どこか疲れてる気がする。なんだろ…?これも澪ちゃんと関わり始めてからだけど…何か身体動かす的な事をやってるとか…?)
それは、澪と共に魔獣退治に明け暮れるようになったのが原因だがこれは怜と澪の2人だけの秘密。
怜が疲れている原因が幸人が考えているものより遥かに予想が超えているものであり、非現実的な物事。生死が関わるとても危険なモノ。
幸人がそれを知ることはあるのかどうかはまだ未知だ。
(明日学校で本人に直で聞いてみればいいや。どうしよう秘密にされちゃってたら。まぁーーしゃあないわな。誰にも知られたくない隠し事ぐらいあるさ……でも、それっていろいろと悲しい気がするのはなんだろうな…)
どこか置いてけぼりにされているような気持ちを隠すように幸人は目をぎゅっと瞑る。
(明日こそ断られることなく…怜と澪ちゃん連れて…たい焼き食べて…時間があったらゲーセン行って遊んで…)
暗闇と睡魔が幸人眠りへと誘う。このままいつものように夕食になるで寝落ちしてまうだろう。
早くこのルーティンから抜け出して前みたいに大好きな親友達と笑い合える時間になってほしいと幸人は強く願う。
寂しい気持ちを抱いたまま幸人は明るくなる筈だろう明日への願いを呟きながら眠りに落ちた。
幸人は暇そうに部屋のベッドの上で寝転がってスマホをいじりながら心の中でボソッとぼやいた。いつもやってるゲームもどこか味気がなく何もしてないよりかマシと指を動かすだけの作業と化していた。
1人で何かしようと思っても何も浮かばず、結局寝転がってスマホをいじり、夕食の時間になるまで寝落ちするのが学校から帰ってきてからの幸人のルーティンにいつの間にかなってしまっていた。
(こんなに放課後ってつまんなかったけ…?いつもこんなに早く家でゴロゴロしてたけ…?いやいや、ちょっと待て、こんなだらけてなかったで?)
ゲームに飽きた指はスマホの電源を切る。スマホを枕元に置いてからはぁーっとわざとらしく声有きの大きめのため息をつく。
一瞬、動画配信アプリで何か映画かアニメでも見ようかと考えたが気分が乗らなかった為却下となった。
横目で壁にかかった時計を見るもまだ夕飯には早い時間。
(いつもならまだ帰ってきてない時間やんけ。暇なわけだけども……はぁ〜〜…)
幸人の言う通り、本来ならまだ家にはいないはずの時間だった。
(怜が誘いにのってくれなくなったせいだ。最近、ゲーセンも行ってないし、瀧本先輩のたい焼き食べてないし…)
何かの行事やテストの前日以外はほぼ毎日と言っていいほど放課後は親友の怜と遊びに出かけたりしていた。
だが、ここ最近は放課後以降に彼と一緒に行動することがめっきりと減っていたのだ。
特に習い事などもしていなかった怜は殆ど幸人からの誘いを断ることはなかった。けれど、ここ最近は断る事が多くなってしまった。
その結果、幸人の放課後は家で過ごすか別の友人と遊ぶことが多くなってしまっていた。
(怜のやつ忙しいのかな?でも、部活はやってないし…習い事もやってないって本人が言ってたし……まさか…)
幸人は寝転がりながらある一つの原因を思い浮かべる。怜とあまり連まなくなった時期から考えた一つ。
(み、澪ちゃんが転校してきてからや…怜の隣の席になって、怜が俺に"変に懐かれた挙句実家で居候することになってて怖い"的なこと言ってた頃…!!)
澪が加わってから今の状況になったと推理した幸人。素直に新しい人との交流はいいことだと思うが、今までの絆が疎かになってしまうのは寂しいとも思っていた。
けれど、澪が加わった事だけが原因ではないと気がしていた。
幸人は最近の怜の姿を思い浮かべる。
(最近の怜どこか疲れてる気がする。なんだろ…?これも澪ちゃんと関わり始めてからだけど…何か身体動かす的な事をやってるとか…?)
それは、澪と共に魔獣退治に明け暮れるようになったのが原因だがこれは怜と澪の2人だけの秘密。
怜が疲れている原因が幸人が考えているものより遥かに予想が超えているものであり、非現実的な物事。生死が関わるとても危険なモノ。
幸人がそれを知ることはあるのかどうかはまだ未知だ。
(明日学校で本人に直で聞いてみればいいや。どうしよう秘密にされちゃってたら。まぁーーしゃあないわな。誰にも知られたくない隠し事ぐらいあるさ……でも、それっていろいろと悲しい気がするのはなんだろうな…)
どこか置いてけぼりにされているような気持ちを隠すように幸人は目をぎゅっと瞑る。
(明日こそ断られることなく…怜と澪ちゃん連れて…たい焼き食べて…時間があったらゲーセン行って遊んで…)
暗闇と睡魔が幸人眠りへと誘う。このままいつものように夕食になるで寝落ちしてまうだろう。
早くこのルーティンから抜け出して前みたいに大好きな親友達と笑い合える時間になってほしいと幸人は強く願う。
寂しい気持ちを抱いたまま幸人は明るくなる筈だろう明日への願いを呟きながら眠りに落ちた。