私はこの場を乱してしまったお詫びであちこちに深く謝罪をしましたが、フローラさまが「あなたのせいではないことは皆わかっています」と言ってくださり、その場にいた皆様も私に笑顔で接してくださいました。

 クリスタさんも頷きながら私の背中をさすってなぐさめ、そして新しい紅茶を渡してくださいました。

「(ありがとうございます、皆さん)」

 聞こえぬ声でそう私は呟きました──