私は素敵だと思ったと伝えるために胸に手をあてて目を閉じ、その次に目を開けて微笑みました。
 どうやら思いは伝わってようで、「ありがとう」と言ってくださいました。

 お兄さまとそんな素敵な恋愛がしてみたいな、なんて思います。
 夢でもいいので、そんな未来が来ればいいな。
 私は紅茶を一口飲んで、お兄さまをまた見つめてしまいました。

 ああ、お兄さまがやっぱり大好きです──