化学室のノート



でも、それからが問題だった。



五日続いた前半の講習のうち、三度化学の授業でシャーペンを落とした。



いずれも睡魔と闘った成果である。



落とすだけならまだしも、
すべて隣の無愛想のほうへ。



極めつけは冬休み後半だった。



後半4日目が終了した時点でのシャーペンを落とした回数、通算7回。



つまり、日に一度は落としていることになる。



彼が拾って私に渡すたび
申し訳なさと恥ずかしさから
顔から火が出るように感じた。



最後の方は少し離れた位置に落ちてしまった時でさえ、彼がわざわざ席を立って拾ってくれたこともあったのだ。



そして、講習最終日。