化学室のノート



つ、つまんなすぎる……!!



ノートという楽しみのない講習は
私の中ではほぼ拷問に近かった。



しかも65分授業って…!
どうしたらそんなに生徒が集中していられると思うのだろう。



いつもの50分授業でもヒマを持て余している私は、あまりの退屈さにとうとう睡魔にとらわれてゆく。



ねむい……。



シャーペンを持つ手の力が抜けて、
かしゃんとそれを落とした音でやっと私は目を覚ました。



「あ………」



カラカラと転がって
私のシャーペンは隣の席の人の足元にぶつかって止まった。



や、やばい……。



隣の席は見ず知らずの男子。




しかもかなり背が高いようだ。
座ってても尚、背の高さがうかがえる。