あらかじめポケットに入れておいたシャーペンを取り出し、すぐさま私は返事をかいた。



『ありがとうございます。
そんなに親身になって答えてくれるなんて思いませんでした。
すごく、うれしいです。
さっそく、チャートを解いてみますね。』



そしてノートをいつもの位置にそっと戻してから、私は化学室を後にした。



うん。



明日からは土日だ。



思いっきりチャートを解いてやろう。



まだ見たことないあなたが
わたしのためにくれたアドバイスだから。