うん、と頷いてくれ、ようやく、安堵した。ずっと気を張っていたから知らず脱力し、床に座り込んでしまう。そんな私を見て、ココアでも飲もうか、と手を引っ張ってくれた。

 リビングに行き、彼が入れてくれたココアを飲みながら、二人ソファーに並ぶ。沈黙を守っていたが、破ったのは彼。

「確かにあの日……俺は、ショックだったよ」

 度重なる別れ。周りにはやし立てられ、私たちは別れを決断し続ける。ところが、彼自身、私に依存をしていた。
 私が地に足をつけていない感覚に陥っていた時、彼もまた同じように、支えを失う。逆に不安定になってしまったことで、永はあのサイトに戻ってきて、私にメッセージを送った。

 そうすることでより一層気持ちが強まった。私たちは、ついに恋人となる。依存から、恋という名前に付け替えた。そうすれば周りに何も言われない。
 それでも、やっぱり、会うことは暗黙の了解で提案できない。

 あのひと時は本当に幸せだった。

 愛を囁きあった。それしか話題がないほどに。