お母さん。


こんな形でしか言えなくて、


ごめんなさい。



あたし、お母さんが心配して言ってくれていたこと、


本当は全部わかってた。


だからこそ、もっとあたしのこと信じてほしくて。

認めてほしくて。


狭き門だけど、やりたいことは思いっきりやりたくて。

あたしらしくいるために。





いつまでもお母さんに甘えたりしない、

自立した大人の女に早くなりたくて。





きょうだいがいる子が羨ましくて、


何度もお母さんを責めたこともあった。


一日中家にしかいないから、

暇人とか、寄生虫とか、


神経疑うような、今思えばめちゃくちゃ酷いことも言った。


いくら反抗期だからって、言っていいことと悪いことがあるって。

あの頃の自分に言ってやりたい。

引っ(ぱた)いてやりたいくらい。