もし、あなたが生まれたなら。



今度こそは。



どうか、今のあたし以上に、



その名前が相応しい人になって。




あたしのくだらない夢。


結局、掴みかけて消えてしまった。

それでも、どう生きていくかは、


結局、

結局、自分次第だから。



悔しいけれど、


あたしの一生はここで終わり。





最後に、絶対に出会うことのない“あたし”に出会えたことは、ある意味ラッキーだったのかもしれない。

だって、この子はあたしと違って、


無限の可能性があるのだから。