「きゃあああああ!」
つーちゃんの話に、思わず悲鳴を上げた。
「つーちゃん、すごいお話知ってるのね」
ホラー好きの私がびっくりするほどの怖い話だった。
「ハルさん、良い感じに怖がってくれるから楽しい」
家の軒下のアマツバメの巣が完成した頃、私は気づけば怪談喫茶の常連になっていた。