「はっ。おもしれえっ」
ボールを拾ったアッキーは、それをバスンと1度、胸元で叩く。
「行くべみんな、トーナメントの1番高いとこ。そっから見下ろす景色以外、俺見る気ねえから」
ビュンッとコート内の俺へと放られるボール。それと同時に動き出すタイマー。
“てっぺんとって、笑顔でバスケ部卒業しようぜ”
そう言ったのはどの口だ。
“この24秒間で相手からボールを奪い、そして確実にシュートを決めます”
そう言ったのはこの口だ。
奪うまでもなく得たボール。寧ろラッキーだと思おうじゃないか。
ボールを拾ったアッキーは、それをバスンと1度、胸元で叩く。
「行くべみんな、トーナメントの1番高いとこ。そっから見下ろす景色以外、俺見る気ねえから」
ビュンッとコート内の俺へと放られるボール。それと同時に動き出すタイマー。
“てっぺんとって、笑顔でバスケ部卒業しようぜ”
そう言ったのはどの口だ。
“この24秒間で相手からボールを奪い、そして確実にシュートを決めます”
そう言ったのはこの口だ。
奪うまでもなく得たボール。寧ろラッキーだと思おうじゃないか。