どこにいても、何をしていても、いつもどこか息苦しい――こんな自分のことが大嫌いだ。
少しでも未来のことを考えようとすると、肺がギュッと締め付けられる。
でも、それでも……考えることをやめられないんだ。
……私がもうすぐで死ぬ存在だとわかっていても。
前からそうだ。
未来が閉ざされたような底の見えない……気づいたら深いところに堕ちていってしまいそうな感覚。
その度に胸の苦しさが増していった。
あぁ、このままずっと病室のベッドの上で過ごすんだろうなぁとか私は大人になったら何をしているんだろうなぁとか、そんなことがずっとグルグルと頭を過る。
私はすぐに消えてしまう存在なのに、どうしてこんなに痛いの? 苦しいの?
死ぬことなんてもう、とっくのとうに受け入れたはずなのに。
誰か、誰か誰でもいいから助けてよ……!
そんな心の叫びは夜空に儚く消えていった。