次期皇帝の臈たし偽りの華

作品番号 1689060
最終更新 2023/02/19

次期皇帝の臈たし偽りの華
後宮ファンタジー

9ページ

総文字数/ 31,511

ランクイン履歴:

総合:36位(2023/02/07)

後宮ファンタジー:6位(2023/03/08)

四大加術家のひとつとして栄えていたが、突然皇帝の命令で族滅され唯一生き残った春咏
一族の汚名を雪ぎ真実を知るため、名前も性別も偽り、第二皇子乾廉の加術士となる。
皇族には不信感しかなく、最初は冷めた目で乾廉に仕えていた春咏だが、徐々に彼の人柄や考えに触れ理解を深めていく。

「後宮に輿入れしないか?」

ところがある日、女性でも通用するという理由で後宮に輿入れを求められる。
すべては乾廉にまつわる不穏な噂の真相を探るためだった。

「頭ではわかっているんだが、お前が女に見えて愛しくてたまらないんだ」

「しょうがないですよ。そういう術をかけていますので」

絶対に自分の出自も性別も知られてはならない。
初めて宿る想いに戸惑いながらも、加術士としての任をまっとうしようとする春咏だが――

2023.1.31

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