っていうか、徐貴妃い。みんなの前でもらったものの話をするなよー。普通内緒にしておくもんでしょー。

心の中で悪態を吐く。

まあ、そもそも誇り高き良家の娘だものね、そうして優越感に浸りたかったのよね。

「まあまあ。みんなお互いを姉妹と思って。穏やかにね」

皇太后が手をひらひらさせると、四妃は黙った。

四妃はみんな心がつっよそう。そうでないと後宮渡っていけないよね。

九嬪はどうなんだろう。あまり話しているところを見ないけど、おとなしそうな子や気弱そうな子もいる。

中には病弱なのかと思うほど肌が青白い子もいた。

みんな私と同じくらいの年頃だろう。

いつまでも姿を見せない皇帝に仕える彼女たちの虚しい毎日を考えると、少し胸が痛んだ。