カフェー女給殺人事件

現代ファンタジー

たくわん/著
カフェー女給殺人事件
作品番号
1686238
最終更新
2022/12/29
総文字数
29,665
ページ数
11ページ
ステータス
完結
いいね数
0
カフェーの看板娘お千代さんが水死体で見つかった。

チャンバラ河川の船頭さんが第一発見者だった。お千代さんは帝政天婦羅女学院に通う才女で喇叭が趣味のモダンガールだった。


誰にも好かれる女給さんで小町花のような淑やかさがあった。本名を駒川千代といい横浜のスフィンクス船長が仔猫のように可愛がっていた。


愛娘を失ったスフィンクス船長の憔悴ぶりは涙を誘いお千代さんの銅像を建てようと浄財が集まるほどだった。

横浜署はカフェーもんたなに出入りする常連客のうちパラフィン長屋に住む書生たちを容疑者に絞り込んだ。


ルサンチマンを気取る竹中、西洋かぶれの岸本、大正紳士の風格を備えた蕁麻疹だ。

三人にはそれぞれアリバイがあり竹中はお千代さんの死亡推定時刻に本郷の明治百科館で勉学に励んでおり、岸本は渋谷のバナナホールで白人たちとダンスパーティーを舞っていた。

蕁麻疹は相変わらず長屋で高下駄の研究に没頭していたが横浜の中華蕎麦屋が蕁麻疹の注文に応じてニンニクたっぷり蕎麦を出前した証言がある。


蕁麻疹は確かに部屋にいた。では誰がお千代さんを殺したのかと言えばやはり三人しかいないと警察は睨んだ
あらすじ
カフェーの看板娘お千代さんが水死体で見つかった事件。横浜署はカフェーもんたなに出入りする常連客のうち書生たちを容疑者に絞り込んだ。ルサンチマンを気取る竹中、西洋かぶれの岸本、大正紳士の風格を備えた蕁麻疹など。

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