翌朝、携帯を開く私。

駿さんが私を忘れないうちに、メッセージを送った。



『また会える日ある?』



その返信は早かった。



『明後日なら仕事休みだから会えるよ』



……私と会ってくれるんだ。

婚約者がいるのに?

私にもチャンスがあるってこと?


……分からない。

私はそんな複雑な気持ちに蓋をした。


明後日、駿さんと会う日に着ていく洋服を選んでいる私がいた……。