「今日は絶対に伝えるんだから……!」
「頑張れ、恋乃香。私も応援する」
「恋乃香様、きっと大丈夫です。頑張ってくださいませ」
今日は朝陽の誕生日。
だから、後宮も大忙し。
日頃お世話になっているお礼とようやく自覚した好きという気持ちを伝える。
「ええ。ありがとう。……わたし、どうして気づけなかったのかしらね」
思わず口に出してしまった。
「ふふっ、朝陽様も相当だろうね。こんだけ直球に気持ち丸出しだったのに、恋乃香ってば」
大笑いする美蘭と笑いをこらえている琴乃ちゃん。
「えへへ……じゃあ、行ってきます……!」
「うん!いってらっしゃい!」
「いってらっしゃいませ。……お兄様はきっとあなたを待っていますから」
そんな温かい言葉を胸に、朝陽のもとに向かう。
「……朝陽っ!」
朝陽の姿を見つけ、即座に走り出した。
「恋乃香?どうした、そんなに慌てて」
「えっと……お誕生日おめでとう!」
笑顔で言い、そしてずっと伝えたかったこの言葉を。
「あのね……わたし朝陽のことが好きなの……!」
わたしの言葉に顎が外れそうなくらい驚いている朝陽。
「ほ、本当か?それは……恋愛対象としてか?」
「もちろんよ!それ以外ないわ!」
ずっと伝えたかった言葉を言った瞬間にはとびきり甘い口付けがされた。
「愛してる、恋乃香──」
「頑張れ、恋乃香。私も応援する」
「恋乃香様、きっと大丈夫です。頑張ってくださいませ」
今日は朝陽の誕生日。
だから、後宮も大忙し。
日頃お世話になっているお礼とようやく自覚した好きという気持ちを伝える。
「ええ。ありがとう。……わたし、どうして気づけなかったのかしらね」
思わず口に出してしまった。
「ふふっ、朝陽様も相当だろうね。こんだけ直球に気持ち丸出しだったのに、恋乃香ってば」
大笑いする美蘭と笑いをこらえている琴乃ちゃん。
「えへへ……じゃあ、行ってきます……!」
「うん!いってらっしゃい!」
「いってらっしゃいませ。……お兄様はきっとあなたを待っていますから」
そんな温かい言葉を胸に、朝陽のもとに向かう。
「……朝陽っ!」
朝陽の姿を見つけ、即座に走り出した。
「恋乃香?どうした、そんなに慌てて」
「えっと……お誕生日おめでとう!」
笑顔で言い、そしてずっと伝えたかったこの言葉を。
「あのね……わたし朝陽のことが好きなの……!」
わたしの言葉に顎が外れそうなくらい驚いている朝陽。
「ほ、本当か?それは……恋愛対象としてか?」
「もちろんよ!それ以外ないわ!」
ずっと伝えたかった言葉を言った瞬間にはとびきり甘い口付けがされた。
「愛してる、恋乃香──」