永遠に眠ることしかできなくなった彼を、 あたしはバラバラにして この箱に入れた。 そして、リボンをかけた。 こうして、あたしの宝物はできあがったというわけ。 いけない? そんなこと、子供の時から分かっている。 分かっている、けれど……違う。 分かっているから、あたしは彼の命を切った。