りゅみになにかされりゅより(瑠海に何かされるより)あいかにされりゅほが(亜里香にされる方が)

あいかのしゅごさがわかりゅとおもったにゃ(亜里香の凄さがわかると思った)。」

「???」

雄輝はよくわからなかったようだ。

「瑠海殿が何かするだけでは、亜里香殿には力がなく、

雄輝殿のおかげで無傷だったと思われるからだろう。

そうだな?」

「にゃ!」

言いたいことが伝わってうれしかったのか、

瑠海は満面の笑みだった。

雄輝はふっと笑って、瑠海の頭を撫でた。

「そうか。そこまで考えてくれて、ありがとな。」

亜里香は、こんなに小さくて、しゃべり方もかなり幼いのに、

ここまで深くものを考えられる瑠海に内心かなり驚いていた。

・・・雄輝に頭を撫でられているのは少し嫉妬してしまうが。

「そろそろ失礼する。鬼崎、礼を言う。」

「そうだ。私には5歳のふたごの孫がいるから、

ぜひ遊んでやってくれ、亜里香殿。」

亜里香はぱあっと顔を輝かせた。

「5歳?絶対可愛いじゃん!

もちろん、ぜひ遊ばせてください!」

雄輝はそんな亜里香を見て、その場にはいない双子に一人勝手に嫉妬していた。