その覚悟を持った目、そしてその奥にはエルヴィンへの深い愛情が見える。

「形式だけの妻じゃなく、本当の、本当のエルヴィン様の妻にしてください」

 エルヴィンはその言葉を聞いて少しため息をついた。
 シャルロッテはエルヴィンの様子を見て不安になる。

(やっぱり私じゃダメなのかしら……)

 悲しさで涙が流れそうになるその時、エルヴィンの唇がシャルロッテの唇を捕らえた。

「──っ!」

 深く深く交わったそれは、二人の熱でどんどん熱くなる。

「私の答えだ。というのは、ちょっとずるいね。シャルロッテ」
「はい」
「私はシャルロッテを愛しているよ」
「──っ! 私もです、エルヴィン様」

 そういってエルヴィンの胸に飛び込んで顔をうずめるシャルロッテ。
 その可愛らしくて素直な愛情表現に、エルヴィンは愛しい気持ちが溢れて止まらない。
 シャルロッテの髪を優しくなで、首元に唇をつける。

 どれほどの長い時間そうしていたのだろうか。
 二人は何度も何度もお互いを確かめ合うように愛を囁き合った。