〇主要登場人物

・主人公:キロナ(キ67)
     明るく前向きな少女。
     ドラゴンナイトを排出する名門の一族───「竜の一族」に生まれる。
     竜の一族は、代々竜を使役する才能を持った一族で、野良のドラゴン以外にも、
    自分の竜を召喚できる能力を持った一族である。
     しかし、キロナは生まれつきその適正が弱く、ドラゴンを使役することがほとんどできなかった。
     さらには、15歳のの時に適正検査を受けたものの、
    その中でも最弱と言われる「飛竜(ワイバーン)」しか召喚できない適正だと判明する。

     優秀な兄弟の中にあって、まったく使えないと判断されたキロナは早々に家門を追放され、
    路頭に迷うことになる。
     魔力も乏しく、家門で冷遇されていたため、召喚することすらおぼつかないキロナは、
    なんとか生きていくために、冒険sにゃが集う街を目指したのだが、
     その途上で盗賊に襲われ、低層に聞きに陥る。
     このとき、はじめて「飛竜」を召喚したが、中空に出現した飛竜は、猛々しいドラゴン種のそれではなく、
    けたたましいエンジンを響かせる爆撃機だった。

     2000馬力双発エンジンの高速重爆撃機───通称四式重爆「飛竜」。

     飛竜は出現するなり、大地ごと盗賊どもを吹き飛ばし、搭載機銃で残敵すらも殲滅してしまった。
     どうやら、キロナは飛竜は飛竜でも異世界の「飛竜」を召喚してしまったようだ。

     晴れて「四式重爆撃機(飛竜)」召喚士となったキロナは最強の冒険者として生きていくことになる。

・ツッコミ役:イセカイジン
       遠い祖先が異世界より来たという中世的な顔立ちの少年。
       祖先の残した書物を暗記しており、
      キロナの呼び出した四式重爆「飛竜」が異世界からの航空機だと看破するも、だからなに?
       四式重爆の使い方や、地上での運用の仕方などのアドバイスを出すが、
      実際に見るのと知識の違いでツッコミに余念がない。

・竜の一族
   〇 父:傲慢な男。最強クラスの巨大竜:炎竜を召喚し、数多の野良ドラゴンを使役している。
       一応爵位をもっているが、傭兵稼業で荒稼ぎしている。
       国とは犬猿の仲でもある。(一国よりも強い力をもっているため)

   〇 兄弟:基本、クソ野郎しか竜の一族の中でもとくにクソ野郎が多い。
        落ちこぼれのキロナをとことんまで苛め抜いた連中。キロナはよく脱がされていたとかなんとか……。

・ギルドの冒険者たち
   〇 ギルドマスター:国と繋がりのある腹の読めない人物。
             キロナの力を見抜いてギルド勢力に引き込もうと画策している。
   〇 受付嬢:美人受付だが女好き。美人過ぎて近寄りがたい雰囲気を醸し出している。キロナをべたべたと触る変り者。
   〇 その他モブ:どこにでもいるギルドのならずもの。
           キロナに絡んでくるが、竜の一族と知ってビビりまくる。四式重爆をみてさらにびびる。


※四式重爆撃機「飛竜」:大日本帝国陸軍の開発した重爆撃機。
            なぜか、キロナの召喚に応じて出現。
           搭乗Verと自動戦闘Verがある。(竜の一族のドラゴン召喚に近い)
            空中で召喚し、召喚者自身が飛んだ状態だと内部に登場可能。
           さらにそのまま操縦士、武器を使用できる。
            自動モードでは、キロナの意のままに操れるが、召喚者自身のみは自分で守らねばならない。

            Lvに応じて、電波警戒機搭載、75mm砲搭載、魚雷搭載、空対地無線誘導弾搭載、
           などが選べる。

            また、搭載火器は地上でも使用可能。
           (ただし、それ相応の力がいるため、75mm砲などは人類には、ほぼ使用不可能)

※航空母艦「飛龍」:のちの登場する航空母艦「飛龍」キロナが召喚する巨大艦船。
          多数の航空機と火器を搭載した中型空母
          異世界ではほぼ最強である。