「ま、まあそれはひとまず置いといて……」
グランが貴族であることを知っているハルカは何か言いかけていたが話の流れを変えた。
「そうだ魔物はどうなったんだ?」
「魔物の大群はバーンさんが見つけた時からさらに数を増やしもうすぐこの街へと襲い掛かります」
グランが周辺探査で確認を入れたところ約十万もの魔物の軍勢が王都に迫ってきている。
王都の門を閉めたり衛兵を配置したり冒険者で動けるものを総動員したりなど対策はしている。
しかし数が数のため間に合うかどうかが微妙なのだ。
「でもグランも協力するんだろう?」
「そうだね……せいぜい三万ぐらいなら一人でも何とかなったけど十万はちょっとね」
「「「一人で三万も十分やべえよ」」やばいですね」
「まあそれは置いておくとしてこのまま王都の方に来られても困るからちょっと数減らしてくるね」
「俺もいくぜ!このまま待っているのも性に合わねーしな」
グランとフレッドリックがギルドの医務室を出るとみんなに連絡を入れた。
「私たちも行く!」
「……でも危ないよ?」
「そこにグランが行くって言うのに私たちだけ避難なんてできないよ」
結局みんなでスタンピードを抑えに行くことになった。
一度合流する必要があるのでグランの部屋に集まることになった。
「じゃあ転移するから捕まって!」
「おう!」
グランが転移してしばらく経つとみんながやってきた。
そこにはなぜかカノンもいた。
「私も行きます!」
「なんでカノンがここに?」
「今カノンちゃんとお茶してたんだけどそのときにグランから電話があって一緒に行くって言うから連れてきたんだ」
「カノンこれから遊びに行く訳じゃないんだよ?」
「わかってます。だけど私も力になりたいんです!。もう足手まといにはなりません!」
「カノン……わかったただ危ないと思ったら帰ってもらうからね」
「っ!はい!」
「じゃあ行こうか。時間がないからね」
グランの転移で森にたどり着くと既に魔物の先頭が見え始めていた。
「早速来るよ!ぼくは上空から遠くの敵を攻撃するから漏れて手前にきた魔物をお願い!」
「了解!」
「さっさと片付けて帰ろうか。豪炎閃光剣神乱舞墜星」
「「「「「「!?!!」」」」」」
グランが魔法を放つと衝撃波が発生し、その場にあった全てを薙ぎ倒した。
衝撃波に気づいたグランは急いで魔力障壁と物理障壁を王都側とみんなに張り、なんとかことなきを得た。
ティナたちは呆れ半分驚き半分と言ったところだった。
「グ、グラン……もう魔物がいないんだけど?」
土埃が晴れ様子を確認すると魔物はもうすでにおらずそこにあった森は跡形もなく消えていた。
魔物たちの生き残りはゼロ。
ついでに素材も残っていなかった。
「な、何をしたの?」
「ちょっとだけ本気で魔法を使ってみたんだけどまさかここまで威力が上がってるとは……」
グランだからしょうがないね!という意見が一致し、王都へと帰ることになったのだった。
グランが貴族であることを知っているハルカは何か言いかけていたが話の流れを変えた。
「そうだ魔物はどうなったんだ?」
「魔物の大群はバーンさんが見つけた時からさらに数を増やしもうすぐこの街へと襲い掛かります」
グランが周辺探査で確認を入れたところ約十万もの魔物の軍勢が王都に迫ってきている。
王都の門を閉めたり衛兵を配置したり冒険者で動けるものを総動員したりなど対策はしている。
しかし数が数のため間に合うかどうかが微妙なのだ。
「でもグランも協力するんだろう?」
「そうだね……せいぜい三万ぐらいなら一人でも何とかなったけど十万はちょっとね」
「「「一人で三万も十分やべえよ」」やばいですね」
「まあそれは置いておくとしてこのまま王都の方に来られても困るからちょっと数減らしてくるね」
「俺もいくぜ!このまま待っているのも性に合わねーしな」
グランとフレッドリックがギルドの医務室を出るとみんなに連絡を入れた。
「私たちも行く!」
「……でも危ないよ?」
「そこにグランが行くって言うのに私たちだけ避難なんてできないよ」
結局みんなでスタンピードを抑えに行くことになった。
一度合流する必要があるのでグランの部屋に集まることになった。
「じゃあ転移するから捕まって!」
「おう!」
グランが転移してしばらく経つとみんながやってきた。
そこにはなぜかカノンもいた。
「私も行きます!」
「なんでカノンがここに?」
「今カノンちゃんとお茶してたんだけどそのときにグランから電話があって一緒に行くって言うから連れてきたんだ」
「カノンこれから遊びに行く訳じゃないんだよ?」
「わかってます。だけど私も力になりたいんです!。もう足手まといにはなりません!」
「カノン……わかったただ危ないと思ったら帰ってもらうからね」
「っ!はい!」
「じゃあ行こうか。時間がないからね」
グランの転移で森にたどり着くと既に魔物の先頭が見え始めていた。
「早速来るよ!ぼくは上空から遠くの敵を攻撃するから漏れて手前にきた魔物をお願い!」
「了解!」
「さっさと片付けて帰ろうか。豪炎閃光剣神乱舞墜星」
「「「「「「!?!!」」」」」」
グランが魔法を放つと衝撃波が発生し、その場にあった全てを薙ぎ倒した。
衝撃波に気づいたグランは急いで魔力障壁と物理障壁を王都側とみんなに張り、なんとかことなきを得た。
ティナたちは呆れ半分驚き半分と言ったところだった。
「グ、グラン……もう魔物がいないんだけど?」
土埃が晴れ様子を確認すると魔物はもうすでにおらずそこにあった森は跡形もなく消えていた。
魔物たちの生き残りはゼロ。
ついでに素材も残っていなかった。
「な、何をしたの?」
「ちょっとだけ本気で魔法を使ってみたんだけどまさかここまで威力が上がってるとは……」
グランだからしょうがないね!という意見が一致し、王都へと帰ることになったのだった。