メイドが案内してくれた部屋に入るとそこにはシャミア、サリーネ、フレッドリック、ナミア、エリザベート、ティナ、アレグサンダーがいた。
さらにグランの家族であるカール、ニーナ、カノンそしてティナの家族であるレイ、シェリル、なぜかマリネまでいた。
「みんなどうしてここに?」
「グランが叙爵するって聞いて家族で祝おうと思っていたんだが陛下に家族全員呼ばれてな」
「久しぶりだねグラン君。私たちも聞いてはいたんだがいきなり家の前に王家の馬車が来たときは驚いたよ」
「お久しぶりですレイさん僕も今日初めて知ったので何が何だか……」
「俺たちも王城に呼ばれてな。何かやらかしたんじゃないかってひやひやしたぜ」
「お父様はいたずら好きの御方ですから皆様を驚かしたかったのかもしれません」
その後陛下たちが来るまで自己紹介をしたりして時間をつぶした。
その時なぜかやたらとグランの過去についてカールやニーナに聞いていた。
「みんな揃っておるな」
しばらくして陛下と王妃が入ってきて一同臣下の礼を取った。
「楽にしてくれ。今日みんなに集まってもらったのはグランの叙爵の件もそうなんじゃが少し別件もあっての。まずはグランの叙爵の件から行くか」
簡単にまとめるとグランは男爵に叙爵されることとなった。
貴族になると貴族になった時の功績や爵位で領地の広さが決まり、ほぼ必ず領地としてどこかの地を治めなければならない。
しかしグランはまだ未成年で学園にも通っているため今回は領地は与えられなかった。
ただ望めば領地はくれるらしいが面倒だと感じたグランは領地を求めなかった。
しかし給金は領土を持っている貴族に比べれば少ないが一応出るらしい。
ただグランにとって問題はそこではなかった。
「まあ叙爵の話はここまでにしておいて、本題はここからじゃ」
「本題……ですか?」
「ああ。わしもこの前見せてもらったんじゃが其方が創ったすまほ?なるものを見せてもらったのじゃ」
「グランが創ったものですね陛下。あれは革新的なものですよね!」
何を言われるのかと身構えていたグランたちであったがスマホの話題だとわかるとほっとした。
「そうじゃ。カールの言う通りこれ一つで今までの常識が覆るようなものじゃ。そこでわしはこれを世に広めもっと一般的なものにしたいと思った」
「それが本題ですか」
「ああそしてほかのものを読んだのは実際に使用してどのようなものだったかを知りたくてな」
どうやら王様はこのスマホをシャミアやサリーネに見せてもらってから大層お気に召したらしい。
「もしよろしければまだ一台ありますのでさしあげましょうか?」
「本当か!?ぜひ欲しい!」
「ですがその前に無礼を承知で一度お尋ねしたいことがあるのですが」
「よいよい!何でも聞いてくれ!」
「では……っとその前に皆様ご退出頂いてもよろしいですか」
「!?」
「なぜだ?グランよ」
王と二人で会話をしたいとグランが申し出るとカールが理由を聞いた。
護衛の騎士もいぶかしい顔をしてグランを見ていた。
「質問の答えによっては陛下に不利益になるかもしれないからです。もしダメというのであればナミアとエリザベートも残してもらっても構いません。彼女たちなら不利益にはならないからです」
グランのこの言葉を聞いてナミアとエリザベートはナニカを察したようにうなずいた。
その間王は悩んだように考え込んでいたがやがて
「わかった許可しようしかしナミアとエリザベートも残ることが条件じゃ」
「陛下っ!!」
「いいのじゃ。こんな便利なものを生むものの考えじゃきっと何かあるのじゃろう」
(陛下が受け入れてくれてよかった。こんな時じゃないと聞けないからな)
その後部屋にグランとナミアとエリザベートと王だけが残った。
「では質問させていただきます陛下。あなたは転生者、もしくは転移者の称号を持っているもしくは前世の記憶を持っていらっしゃいますか?」
「「「えっ?」」」
さらにグランの家族であるカール、ニーナ、カノンそしてティナの家族であるレイ、シェリル、なぜかマリネまでいた。
「みんなどうしてここに?」
「グランが叙爵するって聞いて家族で祝おうと思っていたんだが陛下に家族全員呼ばれてな」
「久しぶりだねグラン君。私たちも聞いてはいたんだがいきなり家の前に王家の馬車が来たときは驚いたよ」
「お久しぶりですレイさん僕も今日初めて知ったので何が何だか……」
「俺たちも王城に呼ばれてな。何かやらかしたんじゃないかってひやひやしたぜ」
「お父様はいたずら好きの御方ですから皆様を驚かしたかったのかもしれません」
その後陛下たちが来るまで自己紹介をしたりして時間をつぶした。
その時なぜかやたらとグランの過去についてカールやニーナに聞いていた。
「みんな揃っておるな」
しばらくして陛下と王妃が入ってきて一同臣下の礼を取った。
「楽にしてくれ。今日みんなに集まってもらったのはグランの叙爵の件もそうなんじゃが少し別件もあっての。まずはグランの叙爵の件から行くか」
簡単にまとめるとグランは男爵に叙爵されることとなった。
貴族になると貴族になった時の功績や爵位で領地の広さが決まり、ほぼ必ず領地としてどこかの地を治めなければならない。
しかしグランはまだ未成年で学園にも通っているため今回は領地は与えられなかった。
ただ望めば領地はくれるらしいが面倒だと感じたグランは領地を求めなかった。
しかし給金は領土を持っている貴族に比べれば少ないが一応出るらしい。
ただグランにとって問題はそこではなかった。
「まあ叙爵の話はここまでにしておいて、本題はここからじゃ」
「本題……ですか?」
「ああ。わしもこの前見せてもらったんじゃが其方が創ったすまほ?なるものを見せてもらったのじゃ」
「グランが創ったものですね陛下。あれは革新的なものですよね!」
何を言われるのかと身構えていたグランたちであったがスマホの話題だとわかるとほっとした。
「そうじゃ。カールの言う通りこれ一つで今までの常識が覆るようなものじゃ。そこでわしはこれを世に広めもっと一般的なものにしたいと思った」
「それが本題ですか」
「ああそしてほかのものを読んだのは実際に使用してどのようなものだったかを知りたくてな」
どうやら王様はこのスマホをシャミアやサリーネに見せてもらってから大層お気に召したらしい。
「もしよろしければまだ一台ありますのでさしあげましょうか?」
「本当か!?ぜひ欲しい!」
「ですがその前に無礼を承知で一度お尋ねしたいことがあるのですが」
「よいよい!何でも聞いてくれ!」
「では……っとその前に皆様ご退出頂いてもよろしいですか」
「!?」
「なぜだ?グランよ」
王と二人で会話をしたいとグランが申し出るとカールが理由を聞いた。
護衛の騎士もいぶかしい顔をしてグランを見ていた。
「質問の答えによっては陛下に不利益になるかもしれないからです。もしダメというのであればナミアとエリザベートも残してもらっても構いません。彼女たちなら不利益にはならないからです」
グランのこの言葉を聞いてナミアとエリザベートはナニカを察したようにうなずいた。
その間王は悩んだように考え込んでいたがやがて
「わかった許可しようしかしナミアとエリザベートも残ることが条件じゃ」
「陛下っ!!」
「いいのじゃ。こんな便利なものを生むものの考えじゃきっと何かあるのじゃろう」
(陛下が受け入れてくれてよかった。こんな時じゃないと聞けないからな)
その後部屋にグランとナミアとエリザベートと王だけが残った。
「では質問させていただきます陛下。あなたは転生者、もしくは転移者の称号を持っているもしくは前世の記憶を持っていらっしゃいますか?」
「「「えっ?」」」