新入生歓迎大会の出場を決めたグランたちはより一層朝練と放課後の訓練に打ち込んでいた。

「そういえばこの間言ってた奥義が完成したから伝授してくよ」

「マジか!ついに俺もグランみたいに強くなれるんだな!」

「これで優勝間違いないわね!」

「より一層やる気がわいてきました!」

「でも扱いが難しいから大会までこれの習得に時間を費やした方がいいね」

「なるほどね」

その後グランにそれぞれ教えてもらい習得に向けて練習に励んだ。
そしてついに大会初日を迎えた。

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「今日は大会初日だね!」

大会は二日間に渡って行われ一日目の予選トーナメントでベスト8まで決め二日目に決勝トーナメントと先輩方によるエキシビジョンマッチがある。

「せめてベスト8には入りたいよね」

「そうですよねそのためにグランに今までいろいろ教わってきたんですから」

「奥義はなんとか間に合ったけどあまり使いたくないわね」

「ここぞってところまで温存しときたいからね」

「じゃあ頑張っていこう!」

「「「「「「お~!」」」」」」


第一回戦はグランvsニールだ。

「よろしくお願いします」

「よろしくお願いいたす」

「では第一回戦始めっ!」

グランは試合が始まると同時に魔法を組み立てた。

火焔竜(フレアドライブ)!」

「……えっ?」
 その結果ニールはあっけなく敗れた。

「……あ、あれ?」

「しょ、勝者グラン選手!」
 その後もグランは危なげなく勝ち続けベスト8まで駒を進めるのだった。