「あれ?ここは……」
気がつくとそこは異世界で陽葵と茉奈はいなかった。
外を見てみるともう朝だ。
「不思議な体験だったな。っといつまでも感傷に浸ってる場合じゃないな。昨日の続きを早くやらないと!」
グランが伸びをすると腕にあるはずのないものがあった。
「っ!なんでここにあるんだ……?ブレスレットは夢の中で買ったはずなのに……」
いろいろな考えがグランの頭を駆け巡ったがとりあえず後回しにすることにした。
「とりあえずスマホを完成させないとな」
朝食になる前にスマホを完成させると朝食を食べに食堂へと向かった。
「お兄様おはようございます!」
「おはようカノン」
「おはようグラン」
「おはようございます。父様母様」
「ところでお兄様そのブレスレットはどうしたのですか?」
本当のことを言うか迷ったが話さないとこれがなんなのかわからないままになってしまうし他の人の意見も聞きたかったので前世のことは話さず説明することにした。
「これはね、僕が夢の中で買ったものなんだ。でもなぜか朝起きたらそれが腕についたままだったんだよ」
「そんな不思議なこともあるんですね〜。あ!もしかしてこれもスキルが原因なのかな?」
「いや多分それはないと思う。このスキルは夢に関するものじゃないし」
「それは夢現だったんじゃない?実際にこのブレスレットもあるわけだし。どんな夢だったの?」
「夢で見たのはこことは異なった世界だったように感じました。よくわからない自走する鉄の塊とかあと建物もすごく綺麗でした」
「じゃあ本当になんでだかわからないな。神々の奇跡かもしれん。これほど強力なスキルを頂いたわけだしグランは神々に愛されているのかもしれん……」
「だとしたら相当すごいことではないですか!お兄様の妹でよかったです!いろいろなことが知れて楽しいです♪」
「グランよ。夢のことは誰にも言うんじゃないぞ?まあ言っても信じてもらえるかわからんが」
「わかりました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝食を食べ終えるとグランは早速続きに取り掛かった。
「昨日は魔力切れで気絶しちゃったからな早く完成させて二人と連絡を取ろう!今後の方針も決めたいし」
とは言ってもすでにガワはできているのであとはもう一つ魔法を付与するだけなのだが。
「”創造魔法”!“プログラミング”“基本ソフトウェア”っとどうせ作るならその辺も徹底しておきたいからな。まあ電波は入らないだろうけど」
完成したスマホを見て満足そうにグランはそう言った。
「じゃあ送り届けるか。“転送”っ!」
二人の魔力は把握しているため誤送はないだろうが一応自分で作ったスマホを見ながら待つことにした。
「!?電波がはいってる!こっちで電波という概念はなかったはず……となるとこれは地球の電波?」
とりあえずグランは検索エンジンを使い前世でよく利用していた小説が無料で読めるwebを開いた。
「普通に使えるな……そういえばこれの通信料金ってどうなっているんだろう。無料で使えている?いやそんなはずはないしでも実際には使えているし……二人にも意見を聞いてみよう」
その後もグランはスマホで何ができるか検証した結果課金すること以外はなんでもできることがわかった。
しばらくしてスマホが鳴り響いた。
「もしもし浪華?」
「もしもし陽翔?やっぱり陽翔だった!」
「すまんな。いきなりスマホ送ったりして。驚いた?」
「もうめちゃくちゃ驚いたよ!朝ご飯を食べ終えて部屋に戻ったらこっちにはないはずのスマホがあったんだもん」
「そのスマホは俺が作った物だよ。普通に使えると思うから今後連絡用にと」
「りょうか〜い!これってえりちゃんにも送ってるの?」
「ああ。二人に同じ物を送ったから多分そろそろ……おっきたきた。メッセンジャーアプリでグループ通話にするから待っててくれ」
「はーい」
「もしもし恵梨香?」
「あっ陽翔!これどうしたのよ!スマホじゃない!!」
「お、落ち着いてくれ。そのスマホは俺が作った物だよ。浪華にも渡してあるからメッセンジャーアプリでグループ通話に切り替えよう。そこでいろいろ説明するから」
「わかったわ。じゃあ一旦きるね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「もしもし二人とも聞こえるか?」
「聞こえるよ〜!えりちゃんも久しぶり!」
「私も大丈夫よ。なみちゃん久しぶり〜!」
「じゃあ一応詳しい説明しておくとそのスマホは前世の物と同じように使えるようにしてあるからアプリとかも問題なくいれられるよ。ただ課金ができないのと前世のアカウントは削除されていると思うからそれだけは無理かな」
「本当に!私みたいドラマあったんだ〜♪」
「私も読みたい小説が……でもドラマとかあとこの通話も私たちの家族にとっては私たちが独り言を言っているように聞こえるよね」
「そこは大丈夫かな。スマホが起動するのと同時に音を消す結界が発動するからね。周りの音はこっちに聞こえるけど向こうには聞こえてないから安心していいよ」
「なんか地球のものよりすごいものができたのね」
「ちなみにセキュリティー面は?」
「そこは普通のスマホと一緒で指紋認証とか顔認証とか使えるよ。他も一緒だね」
「あっあと充電方法は?」
「それはスマホに魔力を流してもらえば充電できるようになってる。ただどれぐらいでフル充電になるかはわからないけど。他にも改良点があったら教えて!」
「わかったよ!これで情報のやり取りができるね!」
「これから絶対に必要になるもんね」
その後もこちらに来てからどうしたかなどいろいろな話で盛り上がった。
気がつくとそこは異世界で陽葵と茉奈はいなかった。
外を見てみるともう朝だ。
「不思議な体験だったな。っといつまでも感傷に浸ってる場合じゃないな。昨日の続きを早くやらないと!」
グランが伸びをすると腕にあるはずのないものがあった。
「っ!なんでここにあるんだ……?ブレスレットは夢の中で買ったはずなのに……」
いろいろな考えがグランの頭を駆け巡ったがとりあえず後回しにすることにした。
「とりあえずスマホを完成させないとな」
朝食になる前にスマホを完成させると朝食を食べに食堂へと向かった。
「お兄様おはようございます!」
「おはようカノン」
「おはようグラン」
「おはようございます。父様母様」
「ところでお兄様そのブレスレットはどうしたのですか?」
本当のことを言うか迷ったが話さないとこれがなんなのかわからないままになってしまうし他の人の意見も聞きたかったので前世のことは話さず説明することにした。
「これはね、僕が夢の中で買ったものなんだ。でもなぜか朝起きたらそれが腕についたままだったんだよ」
「そんな不思議なこともあるんですね〜。あ!もしかしてこれもスキルが原因なのかな?」
「いや多分それはないと思う。このスキルは夢に関するものじゃないし」
「それは夢現だったんじゃない?実際にこのブレスレットもあるわけだし。どんな夢だったの?」
「夢で見たのはこことは異なった世界だったように感じました。よくわからない自走する鉄の塊とかあと建物もすごく綺麗でした」
「じゃあ本当になんでだかわからないな。神々の奇跡かもしれん。これほど強力なスキルを頂いたわけだしグランは神々に愛されているのかもしれん……」
「だとしたら相当すごいことではないですか!お兄様の妹でよかったです!いろいろなことが知れて楽しいです♪」
「グランよ。夢のことは誰にも言うんじゃないぞ?まあ言っても信じてもらえるかわからんが」
「わかりました」
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朝食を食べ終えるとグランは早速続きに取り掛かった。
「昨日は魔力切れで気絶しちゃったからな早く完成させて二人と連絡を取ろう!今後の方針も決めたいし」
とは言ってもすでにガワはできているのであとはもう一つ魔法を付与するだけなのだが。
「”創造魔法”!“プログラミング”“基本ソフトウェア”っとどうせ作るならその辺も徹底しておきたいからな。まあ電波は入らないだろうけど」
完成したスマホを見て満足そうにグランはそう言った。
「じゃあ送り届けるか。“転送”っ!」
二人の魔力は把握しているため誤送はないだろうが一応自分で作ったスマホを見ながら待つことにした。
「!?電波がはいってる!こっちで電波という概念はなかったはず……となるとこれは地球の電波?」
とりあえずグランは検索エンジンを使い前世でよく利用していた小説が無料で読めるwebを開いた。
「普通に使えるな……そういえばこれの通信料金ってどうなっているんだろう。無料で使えている?いやそんなはずはないしでも実際には使えているし……二人にも意見を聞いてみよう」
その後もグランはスマホで何ができるか検証した結果課金すること以外はなんでもできることがわかった。
しばらくしてスマホが鳴り響いた。
「もしもし浪華?」
「もしもし陽翔?やっぱり陽翔だった!」
「すまんな。いきなりスマホ送ったりして。驚いた?」
「もうめちゃくちゃ驚いたよ!朝ご飯を食べ終えて部屋に戻ったらこっちにはないはずのスマホがあったんだもん」
「そのスマホは俺が作った物だよ。普通に使えると思うから今後連絡用にと」
「りょうか〜い!これってえりちゃんにも送ってるの?」
「ああ。二人に同じ物を送ったから多分そろそろ……おっきたきた。メッセンジャーアプリでグループ通話にするから待っててくれ」
「はーい」
「もしもし恵梨香?」
「あっ陽翔!これどうしたのよ!スマホじゃない!!」
「お、落ち着いてくれ。そのスマホは俺が作った物だよ。浪華にも渡してあるからメッセンジャーアプリでグループ通話に切り替えよう。そこでいろいろ説明するから」
「わかったわ。じゃあ一旦きるね」
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「もしもし二人とも聞こえるか?」
「聞こえるよ〜!えりちゃんも久しぶり!」
「私も大丈夫よ。なみちゃん久しぶり〜!」
「じゃあ一応詳しい説明しておくとそのスマホは前世の物と同じように使えるようにしてあるからアプリとかも問題なくいれられるよ。ただ課金ができないのと前世のアカウントは削除されていると思うからそれだけは無理かな」
「本当に!私みたいドラマあったんだ〜♪」
「私も読みたい小説が……でもドラマとかあとこの通話も私たちの家族にとっては私たちが独り言を言っているように聞こえるよね」
「そこは大丈夫かな。スマホが起動するのと同時に音を消す結界が発動するからね。周りの音はこっちに聞こえるけど向こうには聞こえてないから安心していいよ」
「なんか地球のものよりすごいものができたのね」
「ちなみにセキュリティー面は?」
「そこは普通のスマホと一緒で指紋認証とか顔認証とか使えるよ。他も一緒だね」
「あっあと充電方法は?」
「それはスマホに魔力を流してもらえば充電できるようになってる。ただどれぐらいでフル充電になるかはわからないけど。他にも改良点があったら教えて!」
「わかったよ!これで情報のやり取りができるね!」
「これから絶対に必要になるもんね」
その後もこちらに来てからどうしたかなどいろいろな話で盛り上がった。