異界転生譚ゴースト・アンド・リリィ

異界転生譚ゴースト・アンド・リリィ書籍③巻発売中!
書籍ネタバレ感想などは活動報告や作者マシュマロなどにどうぞ。



前回のあらすじ

以前(六十五話くらい前)話した東部の行ってみたい場所三選第二弾。
蜂蜜と蜂蜜酒の名所《白の森》を目指す一行。
なお第一弾は吸血鬼ゾンビパニックタワーこと《竜骸塔》。
今度こそトラブルなく平和な観光が楽しめるのか。





「たっっっっっっっか!!!!」

 思わず叫んじゃったわよ。

「えっ…………えっ、高ッ! 高いわよね!?」
「いや、まあ高いけど……あんまり店先でそういうのは……」
「あんたは金銭感覚がマヒしてるからそんな呑気なのよ!」
「ええ……」

 ウルウがなだめてくるけど、あたしはそれどころじゃなかった。
 なにしろ、蜂蜜が高すぎるのだ。
 店先に並んだ蜂蜜が、手のひらに乗るような小瓶ひとつで一クヴィナン。銀貨!
 贈答用の、上等な瓶を上等な箱に納めたような、そんな高級品の話じゃないわよ。
 現地の、輸送費も上乗せされてない、普段使いしやすいただ瓶に詰めただけの蜂蜜。それがとんでもない値段で並んでるのよ。辺境で買ったって、こんなに高くはなりゃしない。
 こんなの、三人で分けたら、ちょっとお茶にでもとかしたら一瞬よ。一回分。それでクヴィナン。そこそこの店で外食したのと同じくらいのお値段で、それっぽっち!

 そりゃいいものにはお金出すわよ。いい蜂蜜が安くはないってのも知ってる。でもこれは、この蜂蜜は、本来なら安売りされてるような品質のやつなのよ。蜜源の花の種類も定まってない、地元で普通に消費されるような、そんなやつなの。
 それが、このお値段。
 なに? 金粉でも混ぜ込んでるっての?

 期待が高かった分だけ、あたしの落胆と言ったらすさまじいものだった。食べ物のこととなったら一喜一憂が大きいリリオでさえ、あたしの姿にドン引きしてたほどだ。まあ、それ見たらさすがに落ち着いたけど。リリオに引かれるほどは、さすがにまずい。

「いま私のあつかいがいろいろおかしかった気もするんですけれど」
「さすがは《三輪百合(トリ・リリオイ)》の頭目! みんなの頼れるリリオね!」
「『トルンペートが絶対に言わない台詞集』の一(ページ)目にのってそうな!」

 ともあれ、だ。
 ちょっとは頭が冷えたとはいえ、このお値段は異常だ。
 リリオの旅行誌にだって、ネクターロでお安く大瓶の蜂蜜を買った話とかが乗っていた。胡散臭い雑誌だから全部信じるのもよろしくはないだろうけど、それでもまったくのウソってことはないはずだ。

 あたしたちは宿探しよりもまず、蜂蜜を探してネクターロをうろついた。観光地になっているだけあって売店が何店舗もあり、なにが違うのかはよくわからないけどどこも蜂蜜や、蜂蜜を使った商品を売ってる。

「……たっか……」

 そしてそのすべてが法外な値段で売ってた。
 その高額さと言ったら、売店のおばちゃんのほうが申し訳なさそうな顔をするほどだった。

「せっかく来てもらったのに、悪いわねえ」
「い、いえ……でもなんでこんなに高いんです? あたしたちの地元で買うより高いんですけど」
「それがねえ……とれた蜂蜜、ほとんど輸出に出しちゃってるのよ」
「ええ……?」

 養蜂家直売だという売店のおばちゃんは、ため息交じりに説明してくれた。
 なんでも、困ったことにここ数年は蜂蜜があまりとれていなかったという。そういう時期の巡りみたいなものは長期的に見ればよくあることらしいんだけど、今年は悪いことにあの厳冬の影響もあって、春先の蜂蜜が壊滅的に採れなかったらしい。

 養蜂の名所《白の森》といえば針槐(ロビニオ)の白い花が咲き誇る春の景色もまた有名で、その花からとれる蜂蜜は軽やかで気品のある香りと甘さが売りだ。

 その看板商品が、大打撃を受けている。
 なるほどそれはお値段にも響くわけだ。

 そういえば、蜂蜜に浮かれててあんまり気にしてなかったけど、村に入る前に見えた整然と並ぶ木々、あれがたぶん名所の針槐(ロビニオ)だったんだろうけど、花が少なかったように思える。《白の森》っていうわりにそこまで白くないのね、とか思ってたけど、あれは厳冬の影響だったのかも。

 それでも、おばちゃんがいうには、それだけならなんとかなったらしい。
 もともと自然の巡りってのは簡単に予測できるものではないから、毎年ある程度保険になるよう備蓄し、加工もしたりとちゃんと備えてたみたい。蜂蜜は保存がきくものだし、その蜂蜜を使った加工品も日持ちするしね。

 ところがどっこい、それだけじゃすまなかったみたい。

「蜂のほうもね……ちかごろ調子がよくないのよ。森に入ったまま帰ってこなかったり」
「そういうのってよくあるんですか?」
「たまにはあるわ。蜜蜂を食べる天敵だっているし……でもそれがやけに多いのよねえ」

 ここ数年、肝心の蜜蜂が帰ってこないことが増えたんだとか。

 名物である針槐(ロビニオ)の蜂蜜は、整えられた針槐(ロビニオ)の植林場でだけ蜜を集めるようにしてるらしい。でもそうでない普通の蜂蜜は、森のいろんな花から蜜を集めてくる。勝手に集めてくれるんだったら、そのほうが楽なのは確かだ。
 花まですべて管理できたら蜜蜂も安全に囲えるんだろうけど、そこまでは養蜂家の負担のほうが大きくなっちゃうのかもしれない。農業のついで、受粉させる傍らにっていうのはあっても、そのためだけに花を育てるほどでもない、のかしらね。

 で、森に入った蜜蜂が帰ってこないとなれば、もちろん巣箱にたまる蜜は減る。働き蜂が減れば、巣箱は成り立たなくなっていく。
 ここ何年かで徐々にそういった影響が強くなっていて、なにか対策を講じなきゃ、って悩んでたら、いよいよ養蜂箱が荒らされ始めたらしい。
 手ひどく壊されて、蜜は奪われ、蜜蜂も死んでしまった。

「たぶん、熊ね。熊が下りてきたんだわ」

 おばちゃんは気鬱げにそういった。

 森の蜜を集める蜜蜂たちの養蜂箱は、当然蜜を集めやすいように森のそばや、ものによっては森の中に設置されるらしい。
 森の中といったって、ひとが出入りして薪を取ったり、森の恵みを採取しているような人里近いあたりだろうけど、そういうところは、境界が曖昧だ。

 熊もひとを警戒するから、そうそう下りては来ないものだけど、一度餌の味を覚えた熊は何度でも下りてくる。ひとがそう大した脅威じゃないとわかったら、なおさら。

「幸い全滅はしてなかったから、無事だった巣箱は冬越えさせてね。これから夏の花が増えてくるから、また蜜も多く採れるようになるはずなんだけどねえ……」

 巣箱は慎重に設置場所を選んで、熊よけの鈴や罠なども設置しているらしい。
 でも蜜蜂のほうでもなにか脅威を感じているのか動きが鈍くて、森に入りたがらない様子があるんだとか。しかたなく砂糖水や水飴を食わせてやって水増しならぬ蜜増ししてるみたいだけど、そういうのはあくまで冬場の餌とかであって、蜂蜜づくりにはやっぱり花の蜜がいるのよね。
 蜜蜂たちは生きていけても、やっぱり蜂蜜としての品質は落ちるし、売るにしても純粋な蜂蜜って言っていいか微妙だから、いろいろ法律で制限がかかるみたい。

 確かに、店先の蜂蜜の瓶を手に取ってみれば、但し書きがついてる。

「ええと……『この蜂蜜は一部加工餌を与えております』」
「あー、そういう言い方」
「こっちは『風味の調整のため水飴等を加えて食べやすくしております』って書いてありますね」
「加糖蜂蜜……混ぜ物したやつだねえ……」
「これ、表示見る限り水飴のほうが多いんじゃないのかしら」
「色は、色素入れて着色してるっぽいね」
「表示にはちゃんと書いてあるんですね。たぶん誰も読んでないですけど」

 三人で顔を寄せるようにして瓶の裏に張られた張り紙の表示を読んでみる。
 あれこれ細かいことが、細かい字で書いてあるけど、これ普通に詐欺一歩手前みたいなもんじゃないのかしら。

「えっ、これをこの値段で……?」
「ほんと、困ったものよねえ」
「えええ……」

 おばちゃんはおっとりと頬に手を当てて、本当に困ったという顔でため息なんかついちゃってるけど。
 いや、うん、困っているのは確かなんだろうけど。これも生き抜くための知恵と言われればそうなのかもしんないけど。

「あ、阿漕(あこぎ)すぎる……」
「よく見たらまわりの商品もだいたいそんな感じでは?」
「前からやってた疑惑あるよね、これ」

 これでなんとか売れるだけの数が出せるようにっていう努力だけならまあいいとして、これ、わかっててやってるやつよね、絶対。
 たぶん、大瓶で低品質の安い蜂蜜売ってたのは事実で、その延長線上っていうか、延長がどんどん伸びていったっていうか……。

 頬を引きつらせてたら、ウルウがちょっと小首をかしげて村内を見回していた。

「フムン」
「なによ、これ以上の阿漕でもあるっての?」
「あるかもしれないけど……たぶん、一時しのぎなんだろうね、これ」

 ウルウが口にしたのは、「ぶらんどいめーじ」なる概念だった。
 要するに、掲げた看板の重みってことよね。

「《白の森》の蜂蜜は、その名前がつくだけで値段が変わる。それは、それだけの品質があると信頼されてるからだ。だから、ほら、阿漕蜜には《白の森》って書いてあるのはひとつもない」
「阿漕蜜て……あ、ほんとだわ。印もついてない」
「よく見れば販売元もぼやかしてますね」
「それでもここで販売してるってことは伝わっちゃうから、長期的に見ればブランド・イメージに大きな損失が出ちゃう。一度失われた信頼を取り戻すのは非常に大変だ……たぶん、それはわかってるだろうね。職人意識としても、やりたくてやってるってわけではなさそう」

 確かに、落ち着いて見まわしてみれば、村内はどこかピリピリしてた。観光地なのに人は少ないし、村民は気ぜわしげにうろつくか、逆に手持ち無沙汰に店番をしているか。

 そっか……。
 大事な商品である蜂蜜は全然数が揃わなくて、最低限契約のある輸出分だけは確保しても、村で売るほどの量はない。店で売れなきゃ、観光収入だって激減。それは村にとって大きな負担になるはず。観光客だってがっかりだ。

 数が少ない分、高値を付ける他にない。
 そして高値を付けても数が少なすぎるから、蜜増し蜂蜜も売り出して見せかけだけでも在庫を演出って感じかしら。
 涙ぐましい努力、ともいえるのかもしれないわね。

「…………あれ? でもそれって蜜増し蜂蜜に高値付ける理由にはなら」
「わかってくれるのね!!」

 あたしたちがなんとなく納得しそうになった空気を見てか、おばちゃんはよよよと手巾で渇いた目じりをぬぐった。
 いやあのでも混ぜ物した蜂蜜は

「ほんとに熊がね! 熊の被害が!」

 押し切ろうとしてくるぅ……。

 いや、でもまあ、深刻な問題なのは確かよね。

 熊の被害って、普通に村の危機って言ってもいいわよ。
 蜜蜂だけじゃなくて、人間の被害が遠からずあるかもしれない。

 それに、なんだかんだいって蜜蜂って天敵が多いのよね。おなじ蜜蜂でも餌を取り合うことになる競合相手だし、蜂は蜂でもスズメバチの類いは場合によっては巣ごと狙ってくる厄介な天敵だ。
 他にも、猿や猪、小鬼(オグレート)だって、巣を狙うことは珍しくない。巣にたまった蜂蜜っていうのは、蜜蜂に刺される危険を考えても、十分におつりがくるお宝だ。

「以前は熊は出なかったんですか?」
「出ることには出たわねえ。でもうちは猟師だって何人もいるし、森の出入りも多いもの。獣も警戒してあんまり寄り付かない……はずだったんだけどねえ」

 猟師が罠を設置して、見回りを増やしても、巣箱の被害は増える一方。それどころかいよいよ猟師にも被害が出るようになっちゃって、村の寄り合いでは近くの町の冒険屋に依頼を出そうか、それとも領主に嘆願しようかって悩んでるみたいだった。

「……そういえばよく思うんだけど、自分の領地の問題なら、領主がなんとかする義務があるんじゃないの?」
「あー……そのあたりはちょっと難しいのよね」
「地元産業に被害が出てますし、たぶん領主の手のものも巡回とかはしてくれてると思いますよ」

 辺境でもそういうことは、まあ、あるんだけど。

「領主が出張るってことは、『うちの領地に問題が発生してます』って宣言になるのよね」
「軽いものならむしろ領主の働きとして喧伝してもいいのですけれど、重大案件だと、領主の統治能力が不安視されたり、領地が不安定だとして周辺領主が欲をかいたりします」
「あー……領地間のもめごととかあるんだっけ」

 帝国は一枚岩ってわけじゃない。同じ皇帝に剣をささげているってのが建前だけど、まあ、うちはうち、よそはよそよね。自分のところが苦しければ他の領地の豊かな土地が羨ましくなるし、情勢が不安定なら切り取ってもいいんじゃね、って考えるやつもいる。
 特に、土腐れや土枯れで農地がダメになったら隣の領地を、ってのはよくある。
 もめごととか小競り合いなんて言い方をするけど、要は戦争よね。

 帝都としては広い帝国のあちこちで起きてる諸問題にいちいち介入してられない。でも争うなって言ったって完全に止めるのは難しい。だから戦争に関する法律が定められてて、その範囲で領地は争いもする。喧嘩もほどほどの範囲でな、ってこと。

「なので領主の持ち駒っていうのは基本的に対人戦が想定されてまして……」
「例外はあるけどね。辺境なんかは魔獣相手も多いし」
「でも東部では魔獣相手なんてのは専門外だから……」
「そう、慣れない土地で熊の相手なんかしてみなさいよ。勝てりゃいいけど、最悪返り討ち」
「本来は圧倒して完膚なきまでに解決しなきゃいけないところに、被害なんて出したら、周辺領主は嬉々として突っつくでしょうね」

 攻め込むまでは、行かないだろう。じゃあお前んところの騎士は熊相手に無傷で勝てるかって言われて、東部の領主で頷けるものは少ないはず。でも立場は弱くなる。明らかに下に見られる。

「でも放置して被害出たらそれこそ統治能力に難ありってことにならない?」
「そ。だからこういうときの相場は、『嘆願されたから致し方なく』って体裁で兵を出すか、『予算出すからこれで冒険屋でも雇いなさい』って金だけ出すか」
「兵隊さん出してくれるならそっちじゃない?」
「兵隊出したってことは、領主の面子かかった、言ってみれば公共事業よ。村の都合はよそに、兵隊都合でことを進めて、熊の一頭二頭でも駆除してはい解散、ってなりかねないわ」
「そもそも明確な終点がないですからね。どうなったら改善されたのかっていう」
「ああ、それでも仕事したことにはなる、のか」
「そそ。しかもどんな仕事でも仕事は仕事、領主になにかしてもらったんだから負い目になる」
「村に大きな被害が出たら領主にも響くだろうに?」
「他に替えがなきゃね……《白の森》は名の知れた看板だけど、東部には他に養蜂家はいくらもあるもの」

 ウルウが非常にげんなりした顔で天を仰いだ。

「次にあんたは『ふぁんたじーでそんな生臭い話聞きたくなかった』っていう」
「ファンタジーでそんな生臭い話聞きたくなかった……ハッ」
「それ、よく言いますもんねえ。でも気持ちはわかります。騎士道物語で聞きたくないやつですね」

 実際、浪漫のない話よね。

「一応領主が金出してくれたら、村の持ち出しが少ないって利点はあるけどね。でもそれも加減ていうか……あんまり乗り気になられても困るのよ」
「フムン?」
「領主が『我が領の大切な蜂蜜が! これは保護しなければ!』って直轄地にでもしなさいよ。村の裁量でやれてたところにいちいち領主の目が光るの」
「あー……」

 ウルウが遠い目をする。これは思い出し地獄の軽いやつね。なんか前職で苦労したらしいのよ、こいつ。
 まあ、そんな感じだから多分、村としては冒険屋野盗方向に話が言ってるんじゃないかしらね。

「ってなれば、あんたの仕事じゃない」
「私ですか?」
「村は熊害(ゆうがい)に怯えていて、助けを求めてる。そこにふらりとやってきた旅の冒険屋一党」
「はっ……これはよくある導入ですね!」
「自分で言い出すとこんなに風情なくなるんだねえ……」

 あたしはなんとしてもお安く蜂蜜を買いたいし、なんなら蜂蜜酒(メディトリンコ)も買い込みたい。
 リリオは村民に助けを求められるっていい感じの形で冒険ができる。
 ウルウはまあ……その冒険を眺められる。それで満足してるのはほんと謎だけど。
 そして村も助かる。完璧ね。

「じゃあ行くわよ! 蜂蜜のために!」
「行きましょう! 冒険のために!」
「えーっと…………まあ、見過ごすのも寝ざめが悪いしね」
「……なんかウルウがいちばん旅の冒険屋っぽいこと言ってません?」
「ぶっきらぼうな無頼漢風の冒険屋が、結局大した報酬もなく村を救ってくやつよね」
「そのやつですよね!」
「私を置いて盛り上がるのやめてくれる?」





用語解説

・《白の森》(La Blanka Arbaro)
 帝国東部の蜂蜜の名所。ネクターロ村(Nektaro)に所在。というかネクターロ村とほぼ同義。
 針槐(ロビニオ)が計画的に植樹された養蜂場であり、花の咲く春から初夏には真っ白な花が咲き誇り、観光客に人気のスポット。
 養蜂場では蜂蜜や蜂蜜酒(メディトリンコ)の直売も行っており、最上級の蜂蜜酒(メディトリンコ)は貴族でもなければここでしか飲めないという。
 お買い求めしやすい百花蜜もお土産に人気。

・加糖蜂蜜
 蜂蜜にも種類があり、名称も異なる。
 帝国の場合、蜜蜂が集めてきた蜂蜜を採取した添加物なし加工なしの「純粋蜂蜜」、水飴など糖類を加えた「加糖蜂蜜」、粘度調整などのために加熱した「加熱蜂蜜」などの表示記載が帝国法で定められている。それぞれ税率も変わってくる。
 ただまあ、領法でこまごまとした違いがあったり、いちいち全部確かめてもいられないので、ザルではある。ただ、やり過ぎると法律より剣が先に振るわれる世界なことは忘れてはいけない。
 ちなみに「蜂蜜」の名称は大雑把に言うと「蜜蜂が植物の花蜜や分泌物を集めて蜜蜂自身によって加工・熟成された天然の甘味物質」であるため、水飴だの砂糖水だのを集めさせて作った蜂蜜ロンダリング的なのは普通に違法になる。