「なななななっ」

「見えてないからこれなら大丈夫じゃないか?」

「ちちちちっとも大丈夫じゃないです!」

混乱しすぎていた。い、いいいまどんな状態⁉

「ほら、落ち着け。また過呼吸になるぞ」

背後から言われて、じたばたするのを止めた。

先日、流夜くんの前で過呼吸を起こして大泣きしてしまったのだ……。バツが悪くなって、小さくなる。

流夜くんが私の頭を撫でた。あ、なんか、気が抜けると言うか……流夜くんの傍は、警戒? かな……しなくていいから、本当に、………

すきなんだなあー………。