僕の名前は日向勇人(ひなたはやと)。突然、異世界に勇者として召喚されてしまった、ただのイケメンさ。
おっと、ただのイケメンっていうのは余りに謙遜が過ぎたな。本当はただのイケメンじゃないんだ。僕は勉強もスポーツもできる。何でも一番なイケメンだ。
当然、女の子にだってモテモテだ。誰よりもね。
そんな人生イージーモードの僕だけど、突如、異世界に勇者として召喚されたんだ。だけど、異世界に召喚されても僕は特別だった。何せ、僕は女神からいくつものチートスキルを継承されて召喚されたんだからね。
だから異世界でもイージーモードなのは間違いなしだよ。
なんだか、召喚に巻き込まれた哀れなモブキャラがいたような気がするけど……まあいいや。彼の事を覚えているだけ、記憶容量の無駄ってもんだろう。できるだけ速やかに忘れるとしよう。
「勇者ハヤトよ。そなたにはこの王国に伝わる剣を授けようぞ」
僕は国王から剣を受け取る。不思議な力を秘めた剣だ。
「これは勇者の剣だ。ふさわしき者でなければ装備する事はかわない。だが、勇者であるそなたならば、問題なく装備できるはずだ」
「ありがとうございます、国王陛下」
「そして、これは支度金の1000Gだ」
僕は1000Gを渡される。
「それだけではないぞ。ポーションとエーテル……それから困らないように数日分の食料を渡そうぞ」
僕はHPとMP用の回復アイテム。さらには食料まで渡される。もう至れり尽くせりだった。最高だね。
「勇者様、あなた様が混沌としたこの世界を救う事を私、心待ちにしていますわ」
僕は王女様から見つめられる。間違いない……この女。完全に僕に惚れているな……。まあ、君と結婚する気はないんだけど、僕がこれから気づくハーレムの一員としてなら考えてあげなくもないかな。
「あなた様が世界を救った暁には私、あなた様と……ぽっ……やだ、私ったら、何を考えているのでしょうか。気が早いですわ。勇者様と結婚して、子供が何人もできている未来を想像するなんて……」
「はは……なんて気が早い王女様だ」
僕は苦笑いをした。だから、僕は別に君と結婚する気なんてないっての。僕のハーレム要員の一員。ただの性処理道具としてなら、考えてあげるよ。
「それでは行くのだ! 勇者ハヤト! 世界にはお主の仲間が至る所にいる! その仲間達と出会い、幾多の苦難を乗り越え、成長し、必ずや魔王を倒すのだ! そしてこの世界の平穏を! 頼んだぞ!」
「私からもお願いしますわっ! 勇者様!」
「行ってきますよ。国王陛下、王女様。僕の力で必ずやこの世界を救ってみせます」
こうして、装備と資金、様々なアイテムを手渡された僕は王国エスティーゼを旅立ったのだ。
◇
「とりあえず……僕の今の状態を把握しとかないとなぁ」
僕は頭が回るんだ。敵を知り己を知れば百戦危うからずと言う。自分の立ち位置を知る事。それがこの世界で生き抜いていく上での第一歩だった。
「まずは自分のステータスを確認しよう。『ステータス・オープン』」
国王からある程度、説明を受けた僕はあらかたこの世界の事を知っていた。
この世界はステータスのある世界で『ステータス・オープン』という言葉を発すると、自身のステータスを視認できる画面が表示される……らしい。
僕はこの異世界に来るよりも前に、女神からいくつものチートスキルを授かっている。まずはその確認もしたかったのだ。
いくつものチートスキルを得ている僕は、この異世界でもイージーモードは確定だった。
僕はこれからの輝かしい異世界ライフに心を躍らせていた。
こうして僕は自身のステータスを確認するのであった。
おっと、ただのイケメンっていうのは余りに謙遜が過ぎたな。本当はただのイケメンじゃないんだ。僕は勉強もスポーツもできる。何でも一番なイケメンだ。
当然、女の子にだってモテモテだ。誰よりもね。
そんな人生イージーモードの僕だけど、突如、異世界に勇者として召喚されたんだ。だけど、異世界に召喚されても僕は特別だった。何せ、僕は女神からいくつものチートスキルを継承されて召喚されたんだからね。
だから異世界でもイージーモードなのは間違いなしだよ。
なんだか、召喚に巻き込まれた哀れなモブキャラがいたような気がするけど……まあいいや。彼の事を覚えているだけ、記憶容量の無駄ってもんだろう。できるだけ速やかに忘れるとしよう。
「勇者ハヤトよ。そなたにはこの王国に伝わる剣を授けようぞ」
僕は国王から剣を受け取る。不思議な力を秘めた剣だ。
「これは勇者の剣だ。ふさわしき者でなければ装備する事はかわない。だが、勇者であるそなたならば、問題なく装備できるはずだ」
「ありがとうございます、国王陛下」
「そして、これは支度金の1000Gだ」
僕は1000Gを渡される。
「それだけではないぞ。ポーションとエーテル……それから困らないように数日分の食料を渡そうぞ」
僕はHPとMP用の回復アイテム。さらには食料まで渡される。もう至れり尽くせりだった。最高だね。
「勇者様、あなた様が混沌としたこの世界を救う事を私、心待ちにしていますわ」
僕は王女様から見つめられる。間違いない……この女。完全に僕に惚れているな……。まあ、君と結婚する気はないんだけど、僕がこれから気づくハーレムの一員としてなら考えてあげなくもないかな。
「あなた様が世界を救った暁には私、あなた様と……ぽっ……やだ、私ったら、何を考えているのでしょうか。気が早いですわ。勇者様と結婚して、子供が何人もできている未来を想像するなんて……」
「はは……なんて気が早い王女様だ」
僕は苦笑いをした。だから、僕は別に君と結婚する気なんてないっての。僕のハーレム要員の一員。ただの性処理道具としてなら、考えてあげるよ。
「それでは行くのだ! 勇者ハヤト! 世界にはお主の仲間が至る所にいる! その仲間達と出会い、幾多の苦難を乗り越え、成長し、必ずや魔王を倒すのだ! そしてこの世界の平穏を! 頼んだぞ!」
「私からもお願いしますわっ! 勇者様!」
「行ってきますよ。国王陛下、王女様。僕の力で必ずやこの世界を救ってみせます」
こうして、装備と資金、様々なアイテムを手渡された僕は王国エスティーゼを旅立ったのだ。
◇
「とりあえず……僕の今の状態を把握しとかないとなぁ」
僕は頭が回るんだ。敵を知り己を知れば百戦危うからずと言う。自分の立ち位置を知る事。それがこの世界で生き抜いていく上での第一歩だった。
「まずは自分のステータスを確認しよう。『ステータス・オープン』」
国王からある程度、説明を受けた僕はあらかたこの世界の事を知っていた。
この世界はステータスのある世界で『ステータス・オープン』という言葉を発すると、自身のステータスを視認できる画面が表示される……らしい。
僕はこの異世界に来るよりも前に、女神からいくつものチートスキルを授かっている。まずはその確認もしたかったのだ。
いくつものチートスキルを得ている僕は、この異世界でもイージーモードは確定だった。
僕はこれからの輝かしい異世界ライフに心を躍らせていた。
こうして僕は自身のステータスを確認するのであった。