『――――は?』

感心する蒼に、雪が何でもない顔でとんでもないことを言った。

「俺をこっちに呼んだの、天科サンなんだよ。そろそろ戻ってみたらどうだって」

『…………』

一同黙り込んだ。……なんだって?

「蒼たちより深い繋がりじゃん!」

雅が叫んだ。

「そー? 天科グループが向こうの研究所のサポーターだからかな? Pクラスまた作るから来ないかって言われた」

「それで――誘いに乗ったのか?」

「うん。天科サンに言われたこと、いいなあって思って」

天科に言われたこと? 蒼は考えたが、自分たちに言っていたことで、魅力を感じたものはない。

「……なんて言われたんだ?」

蒼は疑問の眼差しを向ける。

「俺に、――――――――――