ブツブツ呟きながら、それでも手も休めずにおかずを弁当箱に詰めた。野菜も必要だと思い、茹でたブロッコリーとプチトマトを端っこに入れ、隣にマヨネーズを少し添える。
並べられた弁当箱は2つ。私と弟の分。同じ高校なのだ。弟だけにあらず私も今日は遠足ということになる。
殊勝な姉が弟の分まで作ってあげている。そんなハートウォーミングな展開のはずなのに、弟は弁当箱をテーブルに残したまま、サッサと部活の朝練に行きやがった。
並べられた弁当箱は2つ。私と弟の分。同じ高校なのだ。弟だけにあらず私も今日は遠足ということになる。
殊勝な姉が弟の分まで作ってあげている。そんなハートウォーミングな展開のはずなのに、弟は弁当箱をテーブルに残したまま、サッサと部活の朝練に行きやがった。