「唯ちゃんはコムギという名で文太とメッセージのやり取りをしていた。二人はどんどん仲良くなって、いつしか唯ちゃんは文太のことを、文太は唯ちゃんのことを大切に思うようになった。その文太は大悟の友達の道治だった。だから大悟は道治に嫉妬した。本当は、大悟は唯ちゃんのことが好きなんだろう」
「なに言ってるんだ、あんなやつ好きじゃないよ」
『否定した』狙い通りだ。肯定させるのは難しいけど、否定させるのは簡単だ。
「そうだろうな、大悟が好きなのは芽衣ちゃんだからな!」
「!」
大悟の顔色が変わったのが分かる。
「今度は否定しないところを見ると図星なんだね」
「…」
「芽衣ちゃんから言われたんだろう、期末テストで1位とったら友達になってもいいって。君は、そのために唯ちゃんの成績を落とそうと考えて文太のメッセージを唯ちゃんの机に入れたんだ」
大悟の目が大きく見開かれた。
「しかも、大悟は実力で1位になったわけじゃない。英語と国語のテストを事前に手に入れていた。テスト用紙をもらっていたのはずいぶん昔からだったんだろう」
「な、何言ってるんだ、証拠はあるのかよ? 証拠もないのに適当なこと言うなよ」
「大悟、携帯見せてみろよ。そこに父親の三島先生から送られたテスト用紙の写真があるだろう」
豪介は一月半いろんな人と繋がって見てきたものをパズルのように組み立てていた。
始まりは、芽衣ちゃんが大原純のバイト先に現れた豹柄のパンティーの時のことだ。
〈テストの問題が回ってきたんだ〉
〈へぇ、誰から?〉
〈中学の同級生〉
次はツルツルの真っ赤だったパンティーの時。
〈また、問題見せてもらうんだ〉
〈昔の彼氏ってやつ?〉
〈違うって、中学の時にフッたやつ。気持ち悪いヤツだったんだよ〉
そして、久保田と繋がったときの典子との会話。
〈大悟君、中学の時に一度コクってるの〉
〈そうなの〉
〈でも、芽衣ちゃん振ったの〉
さらに三島先生と近藤先生が結婚の話をした時。
〈こんなことは、父親失格ですね…〉
三島先生は携帯を操作して、息子という検索をかけそこに今撮った国語のテスト、それから保存されている写真から英語のテストを送信した。メッセージには【勉強頑張れよ】と書いていた。
牧園さんが驚いた顔をしている。
「ゴンスケ、本当なの?」
「なに言ってるんだ、あんなやつ好きじゃないよ」
『否定した』狙い通りだ。肯定させるのは難しいけど、否定させるのは簡単だ。
「そうだろうな、大悟が好きなのは芽衣ちゃんだからな!」
「!」
大悟の顔色が変わったのが分かる。
「今度は否定しないところを見ると図星なんだね」
「…」
「芽衣ちゃんから言われたんだろう、期末テストで1位とったら友達になってもいいって。君は、そのために唯ちゃんの成績を落とそうと考えて文太のメッセージを唯ちゃんの机に入れたんだ」
大悟の目が大きく見開かれた。
「しかも、大悟は実力で1位になったわけじゃない。英語と国語のテストを事前に手に入れていた。テスト用紙をもらっていたのはずいぶん昔からだったんだろう」
「な、何言ってるんだ、証拠はあるのかよ? 証拠もないのに適当なこと言うなよ」
「大悟、携帯見せてみろよ。そこに父親の三島先生から送られたテスト用紙の写真があるだろう」
豪介は一月半いろんな人と繋がって見てきたものをパズルのように組み立てていた。
始まりは、芽衣ちゃんが大原純のバイト先に現れた豹柄のパンティーの時のことだ。
〈テストの問題が回ってきたんだ〉
〈へぇ、誰から?〉
〈中学の同級生〉
次はツルツルの真っ赤だったパンティーの時。
〈また、問題見せてもらうんだ〉
〈昔の彼氏ってやつ?〉
〈違うって、中学の時にフッたやつ。気持ち悪いヤツだったんだよ〉
そして、久保田と繋がったときの典子との会話。
〈大悟君、中学の時に一度コクってるの〉
〈そうなの〉
〈でも、芽衣ちゃん振ったの〉
さらに三島先生と近藤先生が結婚の話をした時。
〈こんなことは、父親失格ですね…〉
三島先生は携帯を操作して、息子という検索をかけそこに今撮った国語のテスト、それから保存されている写真から英語のテストを送信した。メッセージには【勉強頑張れよ】と書いていた。
牧園さんが驚いた顔をしている。
「ゴンスケ、本当なの?」

