飛び上る程びっくりした。これは、写真のアップだ。誰かが典子の写真を見ている。こんな奴は一人しかいない。久保田だ。知らない間に眠ってしまって久保田と繋がってしまった。だれかと話している…。もしや…。
「あのね、久保田君の願いを叶えてあげたくて…」
やっぱりだ、この声は典子だ、典子と電話で話をしている。しかも甘い声で。豪介はおいてけぼりを食らわされたような、自分の惨めさが際立つ寂しさを感じた。
「久保田君、今度触っていいよ」
『なに!』
「久保田君ならいい」
『何を言ってるんだこの二人は、今触っていいって言わなかったか』
「本当に?」
「気になるんでしょう、私の胸」
『胸だって!』
「そうだけど」
「久保田君なら、いいよ」
『なんだ、なんだなんだなんだ!』
「だって、私と付き合う理由が大きな胸だって。聞いたんだ」
「あっ、でもそれは」
「いいの、嬉しかった。私大きな胸があってよかったって思ったもん」
「あっ、うん」
「この大きな胸に感謝しなきゃだね。だから、いいよ」
『ダメだ、ダメだ!』豪介は気持ちが爆発しそうになった。
『あの久保田が女子の胸に触るなんて、くっそー、くっそー、くっそー! お前なんか、典子のことをあんな風に言ってたのに、あの胸に目が眩んだだけの男のくせに! 本当はあの胸は俺が付き合うはずだったのに…』
自分のやりきれない気持ちにのたうちまわっていたら二人の会話はいつの間にか話題が変わっていた。
「久保田君、大悟っているでしょう?」
「あの頭がいいやつだろ」
「そう。大悟ってね芽衣ちゃんのことが好きなんだよ」
「へぇ、そうなんだ」
「大悟、中学の時に一度コクってるの」
「そうなの」
「でも、芽衣ちゃん振ったの」
「なんで?」
「気持ち悪いって」
「まぁ、そうだよね」
「それがね、また最近芽衣ちゃんに付き合ってくれってコクったらしいの」
「へぇまたなの?」
「無理って断ったんだけど、友達からってしつこく食い下がってきたんだって」
「しつこいんだね」
「そうよ。本当はね、芽衣ちゃん大悟と友達づきあいなんてこれっぽっちも考えてないの。あぁ無理、無理、絶対に無理。大悟みたいなイケてないタイプの男子は自分とは住む世界が違うはずなのにって」
「それで?」
「あのね、久保田君の願いを叶えてあげたくて…」
やっぱりだ、この声は典子だ、典子と電話で話をしている。しかも甘い声で。豪介はおいてけぼりを食らわされたような、自分の惨めさが際立つ寂しさを感じた。
「久保田君、今度触っていいよ」
『なに!』
「久保田君ならいい」
『何を言ってるんだこの二人は、今触っていいって言わなかったか』
「本当に?」
「気になるんでしょう、私の胸」
『胸だって!』
「そうだけど」
「久保田君なら、いいよ」
『なんだ、なんだなんだなんだ!』
「だって、私と付き合う理由が大きな胸だって。聞いたんだ」
「あっ、でもそれは」
「いいの、嬉しかった。私大きな胸があってよかったって思ったもん」
「あっ、うん」
「この大きな胸に感謝しなきゃだね。だから、いいよ」
『ダメだ、ダメだ!』豪介は気持ちが爆発しそうになった。
『あの久保田が女子の胸に触るなんて、くっそー、くっそー、くっそー! お前なんか、典子のことをあんな風に言ってたのに、あの胸に目が眩んだだけの男のくせに! 本当はあの胸は俺が付き合うはずだったのに…』
自分のやりきれない気持ちにのたうちまわっていたら二人の会話はいつの間にか話題が変わっていた。
「久保田君、大悟っているでしょう?」
「あの頭がいいやつだろ」
「そう。大悟ってね芽衣ちゃんのことが好きなんだよ」
「へぇ、そうなんだ」
「大悟、中学の時に一度コクってるの」
「そうなの」
「でも、芽衣ちゃん振ったの」
「なんで?」
「気持ち悪いって」
「まぁ、そうだよね」
「それがね、また最近芽衣ちゃんに付き合ってくれってコクったらしいの」
「へぇまたなの?」
「無理って断ったんだけど、友達からってしつこく食い下がってきたんだって」
「しつこいんだね」
「そうよ。本当はね、芽衣ちゃん大悟と友達づきあいなんてこれっぽっちも考えてないの。あぁ無理、無理、絶対に無理。大悟みたいなイケてないタイプの男子は自分とは住む世界が違うはずなのにって」
「それで?」

