忠彦は二人がまだキスをしていないことは知っていたので、そんな二人を慮って自慢にならないように抑え気味に話をした。だが、陽介は羨ましそうにいろいろ聞いてきた。
「歯はあたったのか?」
「鼻は当たるのか?」
「口は臭くないのか?」
「キスの時って息を止めるのか?」
「こんな近くで、目は合うのか? それともどちらか閉じるのか?」
「舌は、舌はどうだ?」
「舌絡ませると気持ちいいのか?」
「チンコは、チンコはやっぱりビンビンになるのか?」
「キスしたら胸触ってもいい合図って聞いたことがあるけど、胸は触ったのか?」
執拗な陽介の質問に忠彦は唇と唇が一瞬触れただけだと何度も言ったのだが、それでは納得せず、ぐいぐい聞いてきた。
一方、英治は黙って聞いていた。
『俺よりも下だと思っていた忠彦が彼女だけならともかく、キスまでしたなんて、こんな忠彦のくせに、こいつは忠彦のくせに、頭なんて自分の方が何十倍もいいのに、顔だって大して変わりないのに、優しさなんて自分の方が絶対に優しいのに、面白いことも言えず、モテる要素なんて何もないはずなのに・・・、忠彦のくせに、忠彦のくせに、クッソー、クッソー、クッソー・・・』
夜、忠彦は萌美に正式に告白した。
「誠寿にはきちんと話をしたんだ。だから僕と正式に付き合ってほしい」
「嬉しい」
萌美はパジャマに着替えるとベットに入って、先ほどの忠彦からの告白を思い出しては心の中が暖かくふわっとした幸せに包まれた。
『クゥー、幸せ・・・。嬉しい・・・、あぁ・・・』
ベッドの中でゴロゴロして幸せを噛み締めているとピン! とメッセージを受信したお知らせが鳴った。
萌美はきっと忠彦がお休みのメッセージを送ってきたのだろうと携帯を手にとった。
「歯はあたったのか?」
「鼻は当たるのか?」
「口は臭くないのか?」
「キスの時って息を止めるのか?」
「こんな近くで、目は合うのか? それともどちらか閉じるのか?」
「舌は、舌はどうだ?」
「舌絡ませると気持ちいいのか?」
「チンコは、チンコはやっぱりビンビンになるのか?」
「キスしたら胸触ってもいい合図って聞いたことがあるけど、胸は触ったのか?」
執拗な陽介の質問に忠彦は唇と唇が一瞬触れただけだと何度も言ったのだが、それでは納得せず、ぐいぐい聞いてきた。
一方、英治は黙って聞いていた。
『俺よりも下だと思っていた忠彦が彼女だけならともかく、キスまでしたなんて、こんな忠彦のくせに、こいつは忠彦のくせに、頭なんて自分の方が何十倍もいいのに、顔だって大して変わりないのに、優しさなんて自分の方が絶対に優しいのに、面白いことも言えず、モテる要素なんて何もないはずなのに・・・、忠彦のくせに、忠彦のくせに、クッソー、クッソー、クッソー・・・』
夜、忠彦は萌美に正式に告白した。
「誠寿にはきちんと話をしたんだ。だから僕と正式に付き合ってほしい」
「嬉しい」
萌美はパジャマに着替えるとベットに入って、先ほどの忠彦からの告白を思い出しては心の中が暖かくふわっとした幸せに包まれた。
『クゥー、幸せ・・・。嬉しい・・・、あぁ・・・』
ベッドの中でゴロゴロして幸せを噛み締めているとピン! とメッセージを受信したお知らせが鳴った。
萌美はきっと忠彦がお休みのメッセージを送ってきたのだろうと携帯を手にとった。

