啓は学校に来ると徳乃真の秘密を探るため注意深く観察を始めた。本当はゆかりのことが気になって仕方がなかったのだが、ゆかりを観察していてもあれ以来おかしなことは起こらない。幽霊女の正体を探るのはこの仕事を終えてからだ。今は、徳乃真の表情を読み、行動を監視する。特にトイレに行くときなどはわからないように後をつけ、並んで用を足した。教室を移動する時には徳乃真とメアリーが並ぶそのすぐ後ろをついて歩いた。
『徳乃真のすっごい秘密を知りたい それを聞いたら女子が引いてしまうようなすっごい秘密』とは一体なんだ。啓は辛抱強くチャンスが来るときを待っていた。受けた仕事はきちんとこなさなければならない。しかも後2000円もらえる。本人が強く思っていることならば絶対に聞き漏らすことはない。チャンスさえ掴めば簡単で割のいい仕事だ。だが、こうやって観察していても徳乃真に隙は全くない。女子が引くような秘密・・・果たしてそんなものがこの格好いい男に本当にあるのだろうか。頭は良くないが、それはみんなが知っていることで、今更女子が引くような秘密でもない。もしかしたら同性愛と言うこともありえるかと思ったがそんなそぶりは全くなく根っからの女好きだ。女好きが高じて、ものすごい熟女好きという可能性は・・・メアリーと付き合っている姿を見ていればそれもない。残るは強烈なマザコンでいまだに母親と一緒に寝ているとか・・・。いずれにせよ、なんとかチャンスをモノにしなければと思っていた。
授業が終わると徳乃真が席を立った。それを見て啓も席を立った。徳乃真が紫苑を誘って教室を出る。啓も後を追って教室を出た。二人がじゃれあいながら廊下を進んでいく。まっすぐ行くと右手にトイレだ。二人がトイレのドアを押して中に入った。啓も慌ててトイレに入る。すると徳乃真と紫苑はすぐにトイレを出た。啓も慌ててトイレを出る。二人が階段を登っていく。啓も階段を登る。啓が階段の踊り場に出ると、影に隠れていた紫苑が飛び出てきて、啓の体を羽交い締めにした。目の前には徳乃真がいる。啓は『しまった』と思った。
「お前なんだよ、朝から俺の後をつけてるだろう」徳乃真がニヤニヤ笑いながら問いかける。
「えっ、いや」
「俺がトイレに入るとすぐ隣でションベンしやがって、気持ち悪いんだよ」
「ぐ、偶然じゃないかな?」
「さては」
『徳乃真のすっごい秘密を知りたい それを聞いたら女子が引いてしまうようなすっごい秘密』とは一体なんだ。啓は辛抱強くチャンスが来るときを待っていた。受けた仕事はきちんとこなさなければならない。しかも後2000円もらえる。本人が強く思っていることならば絶対に聞き漏らすことはない。チャンスさえ掴めば簡単で割のいい仕事だ。だが、こうやって観察していても徳乃真に隙は全くない。女子が引くような秘密・・・果たしてそんなものがこの格好いい男に本当にあるのだろうか。頭は良くないが、それはみんなが知っていることで、今更女子が引くような秘密でもない。もしかしたら同性愛と言うこともありえるかと思ったがそんなそぶりは全くなく根っからの女好きだ。女好きが高じて、ものすごい熟女好きという可能性は・・・メアリーと付き合っている姿を見ていればそれもない。残るは強烈なマザコンでいまだに母親と一緒に寝ているとか・・・。いずれにせよ、なんとかチャンスをモノにしなければと思っていた。
授業が終わると徳乃真が席を立った。それを見て啓も席を立った。徳乃真が紫苑を誘って教室を出る。啓も後を追って教室を出た。二人がじゃれあいながら廊下を進んでいく。まっすぐ行くと右手にトイレだ。二人がトイレのドアを押して中に入った。啓も慌ててトイレに入る。すると徳乃真と紫苑はすぐにトイレを出た。啓も慌ててトイレを出る。二人が階段を登っていく。啓も階段を登る。啓が階段の踊り場に出ると、影に隠れていた紫苑が飛び出てきて、啓の体を羽交い締めにした。目の前には徳乃真がいる。啓は『しまった』と思った。
「お前なんだよ、朝から俺の後をつけてるだろう」徳乃真がニヤニヤ笑いながら問いかける。
「えっ、いや」
「俺がトイレに入るとすぐ隣でションベンしやがって、気持ち悪いんだよ」
「ぐ、偶然じゃないかな?」
「さては」

