どうも啓は浮かない顔になっている。うまく陽介の心を構築できないのかもしれない。
「ほら、嗅いで、もっと嗅いで頂戴」ゆかりも啓を応援する。
「ちょっと匂いが薄いんだ。あいつ走って行ったから匂いが拡散しちゃって」と言いながら啓は一生懸命オナラを探した。
「何よ、弱気なこと言わないで、ほらもっと吸って、よく吸ってよ」
「分かってるよ」啓はあちこちの空気を吸って陽介のオナラを探す。濃ければ濃いほど陽介の考えているイメージが浮かび上がってくるのだが、なかなか欲しいイメージが伝わってこない。
「あぁ、薄い、薄いなぁ・・・」と言いながらも啓は深呼吸して、陽介のオナラを肺いっぱいに吸い込んで、息を止めそして沈黙した。啓が目を閉じて集中する。ゆかりは啓をじっと見守った。
啓の頭の中で陽介の心模様が構築されていく・・・。
『メアリーがマンションの中に入っていく姿。メアリーの後ろ姿。メアリーの胸の膨らみ。メアリーの足を組み替える姿』さらに『メアリーの顔をコラージュしたパンティー画像が次々に出てくる・・・』陽介の頭の中はメアリーのパンティーを見たい欲望でいっぱいだった。そしてその中にかすかだが誰かから忠彦とメアリーに伝言を頼まれた記憶があった。啓は意識を集中した。
「わかった!」
「何、わかったの? 誰、いったい誰?」
啓は教室内を見て誰もいないことを確認すると小さな声でゆかりに告げた。
夕方ゆかりは母親の夕食の支度を手伝い鍋を焦がさないように丁寧に丁寧にかき混ぜていた。だが、頭の中では忠彦をハメたやつのことでいっぱいで、どうやって本人に白状させるかを考えていた。まさか啓のオナラの力であなただと分かったとは言えない。そのためには決定的な証拠を掴みたい、問題はその方法だ、一体どうすればいいのか・・・。
母親にもういいわよ、と言われ、自分が鍋をかき混ぜていたことに気がつく。鍋からは湯気が立っていた。ご飯をよそい、テーブルに並べて食事の用意ができたところで母親から亮平を呼んでとお願いされた。ところが呼びもしないのに珍しく亮平がやってきた。
「何何、今日の晩ご飯何?」
「今日は亮平の好きなビーフシチュー!」と母親が言うと、「そうでしょう、そうだと思った。僕においですぐに分かったよ」と早速椅子に座って食べる準備を始めた。
ゆかりも亮平に言われてそういえばすごくいい香りだと気がついた。
「ほら、嗅いで、もっと嗅いで頂戴」ゆかりも啓を応援する。
「ちょっと匂いが薄いんだ。あいつ走って行ったから匂いが拡散しちゃって」と言いながら啓は一生懸命オナラを探した。
「何よ、弱気なこと言わないで、ほらもっと吸って、よく吸ってよ」
「分かってるよ」啓はあちこちの空気を吸って陽介のオナラを探す。濃ければ濃いほど陽介の考えているイメージが浮かび上がってくるのだが、なかなか欲しいイメージが伝わってこない。
「あぁ、薄い、薄いなぁ・・・」と言いながらも啓は深呼吸して、陽介のオナラを肺いっぱいに吸い込んで、息を止めそして沈黙した。啓が目を閉じて集中する。ゆかりは啓をじっと見守った。
啓の頭の中で陽介の心模様が構築されていく・・・。
『メアリーがマンションの中に入っていく姿。メアリーの後ろ姿。メアリーの胸の膨らみ。メアリーの足を組み替える姿』さらに『メアリーの顔をコラージュしたパンティー画像が次々に出てくる・・・』陽介の頭の中はメアリーのパンティーを見たい欲望でいっぱいだった。そしてその中にかすかだが誰かから忠彦とメアリーに伝言を頼まれた記憶があった。啓は意識を集中した。
「わかった!」
「何、わかったの? 誰、いったい誰?」
啓は教室内を見て誰もいないことを確認すると小さな声でゆかりに告げた。
夕方ゆかりは母親の夕食の支度を手伝い鍋を焦がさないように丁寧に丁寧にかき混ぜていた。だが、頭の中では忠彦をハメたやつのことでいっぱいで、どうやって本人に白状させるかを考えていた。まさか啓のオナラの力であなただと分かったとは言えない。そのためには決定的な証拠を掴みたい、問題はその方法だ、一体どうすればいいのか・・・。
母親にもういいわよ、と言われ、自分が鍋をかき混ぜていたことに気がつく。鍋からは湯気が立っていた。ご飯をよそい、テーブルに並べて食事の用意ができたところで母親から亮平を呼んでとお願いされた。ところが呼びもしないのに珍しく亮平がやってきた。
「何何、今日の晩ご飯何?」
「今日は亮平の好きなビーフシチュー!」と母親が言うと、「そうでしょう、そうだと思った。僕においですぐに分かったよ」と早速椅子に座って食べる準備を始めた。
ゆかりも亮平に言われてそういえばすごくいい香りだと気がついた。

